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海燕さん のコメント

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海燕
 この場合の「ライトノベル概念誕生」とは、パソコン通信ニフティサーブの「SFファンタジー・フォーラム」において「ライトノベル」という命名がなされたことを指しています。じっさいに「ライトノベル」という呼称が一般化したのはもっとずっと後、2004年ごろと云われていますが。
No.3
137ヶ月前
このコメントは以下の記事についています
 あした、十日、ペトロニウスさんのオフに参加し、ちょっとした講演を行う予定です。  ライトノベル勃興期のあまり知名度がない作品について語るつもりでいるのですが、参考資料としてささやかな年表をつくってみました。せっかくなのでここでも公開したと思います。  ライトノベル的にぜんぜん重要じゃない作品も混ざっているのは、講演で取り上げるからだと思ってください。相当マイナーな作品も混ざっています。  マリオン・ジマー・ブラッドリーの『ダーコーヴァ年代記』あたりはまだしも、ポール・フィッシャーの『魔剣伝説』なんて知っているひといるのかな。なつかしの社会思想社!  70年代から始めて90年代まで追いかけていますが、多少なりとも時代の雰囲気がわかるのではないでしょうか。わかるといいな、と思っていますが、さて―― ○ライトノベル周辺年表 1970年(昭和45年)『征服王コナン』 1971年(昭和46年)『狼の紋章』、『超革命的中学生集団』 1972年(昭和47年)『指輪物語』 1973年(昭和48年)秋元文庫創刊。 1974年(昭和49年)『宇宙戦艦ヤマト』(アニメ) 1975年(昭和50年)ソノラマ文庫創刊。『ルーンの杖秘録』、『ペガーナの神々』 1976年(昭和51年)コバルト文庫創刊。『ゲド戦記』 1977年(昭和52年)『クラッシャージョウ』、『ファファード&グレイマウザー』 1978年(昭和53年)SFブーム。『スター・ウォーズ』(映画) 1979年(昭和54年)『グイン・サーガ』、『機動戦士ガンダム』(アニメ) 1980年(昭和55年)『クララ白書』、『星へ行く船』、『ダーティペアの大冒険』 1981年(昭和56年)『占星術殺人事件』、『なんて素敵にジャパネスク』 1982年(昭和57年)『魔界都市〈新宿〉』、『キマイラ・吼』、『銀河英雄伝説』 1983年(昭和58年)『吸血鬼ハンター』 1984年(昭和59年)『エルリック・サーガ』、『丘の家のミッキー』、『宇宙皇子』 1985年(昭和60年)『機動戦士Zガンダム』(小説)、『ダンジョンズ・アンド・ドラゴンズ』(テーブルトークRPG)、『世界の終わりとハードボイルド・ワンダーランド』 1986年(昭和61年)『ドラゴンクエスト』(ゲーム)、『惑星救出計画』、『アルスラーン戦記』 1987年(昭和62年)『ドラゴンランス戦記』、『魔群惑星』、『惑星カレスの魔女』、『大冒険はおべんと持って』 1988年(昭和63年)富士見ファンタジア文庫創刊。『BASTARD!! 暗黒の破壊神』(漫画)、『ロードス島戦記』、『黄金拍車』、『魔獣戦士ルナ・ヴァルガー』、『イース 失われた王国』、『魔剣伝説』、『西風の戦記』 1989年(平成元年)天皇崩御。角川スニーカー文庫創刊。『自航惑星ガデュリン』 1990年(平成2年)「ライトノベル」概念誕生。『ヴェイスの盲点』 1991年(平成3年)ソビエト連邦崩壊。『終わりのないラブソング』、『ふたりのかつみ』、『メルサスの少年』 1992年(平成4年)『ギャラクシートリッパー美葉』、『十二国記』、『46番目の密室』 1993年(平成5年)電撃文庫創刊。『星の大地』、『翼ある闇』 1994年(平成6年)『五霊闘士オーキ伝』、『まずは一報ポプラパレスより』 1995年(平成7年)『新世紀エヴァンゲリオン』(アニメ) 1996年(平成8年)『コズミック 世紀末探偵神話』 1997年(平成9年)『タイム・リープ あしたはきのう』 1998年(平成10年)『ブギーポップは笑わない』、『フルメタル・パニック』 1999年(平成11年)『ハリー・ポッターと賢者の石』、『バトル・ロワイアル』  うーん、並べてみると、いろいろ思うところがありますね。  
弱いなら弱いままで。
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