閉じる
閉じる
×
マット・デイモンは、12月6日(現地時間)に発表されたAssociated Pressのインタビューで、映画『グレートウォール』において本来白人ではないはずの役に白人をキャスティングしている(ホワイト・ウォッシング)との批判は、クリック数の獲得を狙った虚偽のニュースであると糾弾し、自身の配役は間違っていないと主張した。
デイモンは「人々がクリックするから突然ネタになるのであって、かつてはネタはネタになる前に内容を吟味されたものだ」とコメントした。
デイモンが万里の長城で中国の軍隊を率いる様子を収めた映像が公開された後、テレビシリーズ『フアン家のアメリカ開拓記』で知られる女優のコンスタンス・ウーを含む多くの人から批判を受けた。
彼女は「私たちは、白人の男だけが世界を救える、という人種差別的な神話を持ち続けるのをやめなければならない。それは事実に基づいていない。私たちの英雄は、マット・デイモンのようなルックスではない」と綴っている。
デイモンは、彼にとって「ホワイトウォッシング」という言葉は、本来、白人の俳優がメイクアップによって異なる人種になろうとする、古めかしい定義に当てはまるものだと語った。彼は例として、アイルランド系アメリカ人の俳優チャック・コナーズが、名ばかりのネイティブ・アメリカンのアパッチの酋長役を演じた1962年の映画『酋長ジェロニモ』を引き合いに出した。
デイモンは「ホワイトウォッシングという考え方そのものについては、とても真剣に考えている」と話した。
映画は、伝説的な監督チャン・イーモウによる初の英語作品で、デイモンが初めてアジア映画に進出するものであり、ハリウッドと中国にとって過去最大の共同製作だ。
関連記事
RSSブログ情報:http://getnews.jp/archives/1568980