今回はまみぺこさんのブログ『はぁはぁブログ』からご寄稿いただきました。
※すべての画像が表示されない場合は、http://gdgdtrip.jp/?p=1010をごらんください。
■「旅のしおり」のつくりかた
「ぼくの生まれた北海道へつれて行きたい」
「北海道のことを好きになってほしい」
恋人にそういわれたときから、とにかく旅行が楽しみでしかたなくて「旅のしおり」をつくってみました。
「旅のしおりのつくりかた」なんてタイトルにしましたがデザインのハウツーではなく、きもちの話をしますね。
(画像が見られない方は下記URLからご覧ください)
http://gdgdtrip.jp/files/2013/09/2.jpg
●大人になるとだれもつくってくれない
大人になると「さぁ旅行へ行こう」となっても「旅のしおり」なんてだれもつくってくれませんよね。
学校の旅行には「修学旅行のしおり」が必ずあったけれどいじめられっ子だった私は、修学旅行なんてぜんぜん楽しみじゃなかったから、ぎっしりつまったスケジュールをみて「うっ」となっていた記憶があります。
でも、それでも「旅行」と「旅のしおり」というセットは私のなかに、趣のあるものとしてしっかり心に刻まれていて、当時はぜんぜんときめかなかった「旅のしおり」だけれど、大人になった今こそ、恋人とのはじめての北海道旅行にむけて
めいいっぱいときめく予定をつめこんでつくってみたいな、と思ったのでした。
「旅のしおり」のつくりかた
「みんなでお寿司を食べに行こうよ」
「おともだちと海鮮どんぶりを食べたい」
「ノルベサの観覧車にものりたいな」
「ぼくの母校の北海道大学をお散歩したい」
まずはふたりで「旅行でしたいこと」をゆっくりおはなしする夜があって、そのあとふたりで共有しているDropboxの『北海道旅行』のフォルダにmemo.txtをつくってどんどんテキストにおこしていきました。
それをもとに私がIllustratorでデザインをつくってsample.jpgをいれて。
「しおりのサイズは?」
「A5!」
「いいねいいね」
「もちものリストでしょ、それからスケジュール」
「おみやげリストもね」
「そうだ、ふたりの手書きの字のメッセージものせようよ」
うんうん、こういうのがもう楽しい。
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http://gdgdtrip.jp/files/2013/09/3.jpg
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http://gdgdtrip.jp/files/2013/09/4.jpg
本文のフォントは、恋人の名前が「純」なのでモリサワフォントの「じゅん」にしてみました。
●「しおりかわいい」の声
できあがった「旅のしおり」の写真をInstagramにアップしたら
「旅のしおりかわいい?」
「ふたりのはじめてかわいい」
「ふたりだけの旅のしおり!いい!」
というコメントとLikeの嵐。
旅行はまだはじまってもいないのに、このときもうすでにはー楽しかった、という達成感がありました。
やっぱり、核にあるものは「しおり」そのものではない。
これはメンタルなものなのだ、と思いました。
(画像が見られない方は下記URLからご覧ください)
http://gdgdtrip.jp/files/2013/09/51.jpg
●きもちをつくること
つくってみてわかったこと。
それは「旅のしおりをつくること」は、ただ「しおりをつくること」そのものだけではなく、旅行にむけての「きもちをいっしょにつくる経験」だったよね、ということでした。
デザインをして組んでいたら、できあがるころにはすっかりスケジュールがあたまに入っていて、私の旅行体験はもうすでにはじまっていました。
旅行から帰ってきてからもまた「旅のしおり」をひらいてみたら、思い出のながれの追体験ができて、好きな漫画をくりかえし読むタイプの私にとって、この「なんどもなんども、ふりかえることができる」という点がとても魅力的だと思う。
「しおり」をつくることは、きもちをつくること。
たのしみなきもちを、かたちに。
思い出のあしあとを、かたちに。
執筆: この記事はまみぺこさんのブログ『はぁはぁブログ』からご寄稿いただきました。
寄稿いただいた記事は2013年09月14日時点のものです。
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