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山本一太・内閣府特命担当大臣定例会見 「IT企業家が活躍しやすいような税制を」(2014年1月7日)
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山本一太・内閣府特命担当大臣定例会見 「IT企業家が活躍しやすいような税制を」(2014年1月7日)

2014-01-07 16:00
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    2014年1月7日11時35分頃より中央合同庁舎第4号館で開かれた山本一太内閣府特命担当大臣の記者会見で、昨年末に2回に渡って開かれた若手IT経営者との意見交換会に絡めて、ベンチャーキャピタリストの育成について言及がありました。この件とプレゼンがあった北方領土問題の啓発キャラクターであるエリカちゃんについての質問をすることができましたので、その部分を抜粋して紹介します。

    ※詳細な大臣発言・質問・議事録は、内閣府ホームページにてご確認下さい。

    ●若手IT経営者との意見交換会に関する質問(抜粋)

    ふじいりょう:IT経営者との懇談会についてお聞きします。ベンチャーキャピタルの話もありましたけれども、それ以外に大臣の中で出た話題のポイントがあればコメントを頂きたいというのと、あとは懇談会に出席されて、これからも出席される皆様の中から、IT戦略本部自体や何らかの会議体に入ってくるような人材もいらしゃるのかどうかというところも頂ければと思います。

    山本大臣:若手IT企業家の方々、今回5人の方々と2回やったのですけれど、これからさまざまな情報に基いてリストアップさせて頂いた20人くらいの方々と順次会っていくのですが、若い人が多いです。どちらかといいうと、IT戦略本部のいろいろな有識者懇とか、いろいろな会議体のメンバーじゃない方々が多いとお思います。

    ITの世界のいわゆる大御所みたいな、ずっとIT政策を牽引されていた方々はもちろんとても大事だと思います。ITの世界は変化が早いし、20代30代ぐらいの経営者が今何を考えているのか、彼らが何をやっているのかを知ることはIT戦略大臣としてすごく大事だと考えていまして、いちおうちゃんとした組織です。戦略本部の組織図の中に有識者懇やすぐ下に入れていませんけれども、外に置いて自由に議論をしてもらって、何か政策に反映できる提言があればつなげようと思っているので。非公式というのは、いい加減な勉強会ということではないと思います。有用な提言があればどんどん持ってきたいと思っています。

    中身についてはですね、とても外に言えるような話ではないので。ものすごい本音の過激な面白い議論が2回とも戦わせたので、とても申し上げられないのですけれど。一つ言えることがあるとすると、IT企業家が活躍しやすいような税制。今までほとんど党や政府の中であまり議論されていないいくつかの税制の要望を頂いたので、それは何らかの形でどこかで発信したいなと思っています。

    とりあえずどうやり方で進めているかというと、来て頂いた若手企業家の方々にプレゼンをやってもらうと。短いプレゼンと言っていますけれどどんどん長くなっているのですが。プロジェクターを使いながら今何をやっているのかプレゼンしてもらって、その中で政府や世の中に対して言いたいことを言ってもらって。それに基づいて、私もばんばんしゃべっていますけれども、議論をすると。いわゆるIT企業家の方々の中でも議論があるし、うちの方はIT戦略本部から遠藤CIOと向井審議官をはじめとするスタッフも相当来てもらっていますから、その場でがんがん議論して話を進めていく。あっという間に2時間経ってしまうみたいな雰囲気です。これは是非続けたいと思います。

    ●北方領土啓発キャラクターエリカちゃんについての質問(抜粋)

    ふじいりょう:別件でエリカちゃんについてもお伺いしたいと思います。前にもきぐるみの時にお伺いした覚えているのですけれども。実際若年層への啓発という目的でお作りになっていると思うのですけれども、現状認知や告知が充分でないように感じています。これから2月7日の北方領土の日に向けてどのような展開があるのかお伺いします。

    山本大臣:エリカちゃんのぬいぐるみは、おっしゃった通りまだ十二分に認知されていないと思うのですが、例えば地方でいろいろな啓発イベントをやった時には大人気なんですね。エリカちゃんが来ることによってちょっと入場者、子供連れのお客さんが増えたりすることも事実なので、そういうデータに基いてぬいぐるみを多く作ったのですが。若い人たちへの啓発という面では、まだまだキャラクターを進化させなければいけないと思います。

    北方領土対策本部が努力していろいろ考えぬいて作ってもらっているのですけれども、先ほど言ったように難しいのは、ネット上でインパクトを持つには相当キャラを立てなければいけないわけで。しかしながらエリカちゃんをあまりにも先鋭的で目立つ存在にしていくと、一部の人たちから「真面目に取り組んでいるのか」という非難を受ける可能性があって、そこの意図を誤解されてはいけないと。最初からそこをある程度考えながら作っていかなければいけないという難しさがあります。

    こんなにエリカちゃんのことに時間を作って記者会見で大臣が話すのもどうかと思うのですけれども。エリカちゃんをしゃべらせようと思っているのですが、しゃべらせた瞬間にもしかすると「こんなアニメキャラクターをしゃべらせて不真面目じゃないか」みたいなことを言われても、せっかく北方対策本部の人と相談しながら育ててきたエリカちゃんが転んでしまうので、非常に難しいなと思っています。

    ですから、こういうふわっとした音楽で、いろいろ考えていた中でエリカちゃんが夢でお寿司屋さんになって、キツネも「ココンコンコン」とかしか言わないわけですね。でも、それをキャラクターにしてしまった時に、それがひとり歩きしてしまうと我々の意図が誤解されたら困るなという、その限界で中でやっているということは是非理解して頂きたいと思います。

    少なくともFacebookもTwitterもアクセス数少ないので、私のTwitterだって思ったより全然伸びないですが15万人くらいフォロワーいますから、そのくらいまでは工夫しながら持ってきたいと思います。

    エリカちゃんを使った北方領土の啓発のゲームみたいなものを作っているので、これも真面目なゲームしないといけないのでなかなか難しいのですが。

    なぜこんなにエリカちゃんのことばかり長くしゃべっているのか変だな、と思うのですが。これも大事なプロジェクトですから大事に育てていきたいと思います。

    ●エリカちゃんについて熱弁

    自由な議論を促すために原則非公開で行われているという若手IT経営者との意見交換会。「とても外に言えるような話ではない」といいつつ、税制についての要望があったと言及。また、ベンチャーキャピタリストの育成についても「勉強したい」と話しており、議論の展開が注目されます。

    北方領土の啓発キャラクターとして第四弾の動画が公開されたエリカちゃんについては、「こんなに長く話すのはどうかと思うのですけれども」と言いつつ熱弁。キャラを立たせると不真面目と捉えられる懸念を強調しつつ、ゲームの作成するなどプロジェクトを育てる意向を示しました。

    とはいえ、『Facebook』ページの「いいね!」が約750、『Twitter』のフォロワー数が約200に過ぎず、前途は多難と言えそうです。動画の内容については…皆さんご覧になってご判断を。

    北方領土エリカちゃんの夢 ~お寿司屋さん~ - YouTube
    https://www.youtube.com/watch?v=jGmh_QQbNMI

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