今回はコウスケさんのブログ『ライフハックブログKo's Style』からご寄稿いただきました。
■運転免許証の更新時講習の講師が「プレゼン」の天才だった件
昨年6月、自動車運転免許証の更新に行った際、講習を受ける必要がありました。
そのときの講師がプレゼンの天才でした。
彼はおそらく50代、優しそうな方でした。
●1. 話すボリュームの強弱
講義中、大事な部分で急に大声に。
聞く側はビックリ(笑)。
内容を強調したのもあるかと思いますが、居眠り防止の効果も狙っていたかもしれません。
●2. 身体を使って話す
私は「講習」を受けに行ったわけですが、なんだか「舞台」を見に行ったような(大袈裟)というくらい、講師の方が気になってしまったんです。
(1) 身振り手振り
ただ立って、資料を手に持ってしゃべるなんて野暮なことはしません。
とにかく、手など使って話を表現していました。
(2) 歩きまわる
同じ一箇所に留まることをせず、とにかく歩きまわります。
私たち聞く側は、それを目で追うことになります。
そして時に、自分のすぐそばまでくるわけです。
緊張感もあるし、なんだか飽きません。
(3) 一人ひとりと目を合わせる!
やたら目が合う気がしました。
相手が自分を認識していると感じると、聞く側に緊張感が生まれます。
●3. ホメる
(1) 聞き手をホメる
「みなさんはね、そんなことは絶対しないと思いますが…」「みなさんならカンタンに分かることですが…」
などなど、ちょくちょく「ホメ」が入ってきます(笑)。悪い気はしません。
(2) ビデオをホメる
講習の終わりにビデオを見ることになるのですが、部屋を暗くするため眠くなりがち。
ビデオ上映前に講師の方は、こうおっしゃいました。
「このビデオね、ほんっとうに良いビデオなんですよ!」
そんなこと言われたら、ちょっと気になっちゃうじゃないですか(笑)。
実際確かに良いビデオ。事故の悲惨な映像など見たら、「あんなふうになりたくないな」と思いますよね。
●4. 笑いを入れる
ちょくちょく「笑い」を入れているのもポイントでした。
「あれ? みなさん、元気ない?(笑)」
こんな言葉もその講師が言うと、なんかちょっと笑えてしまう。
笑わせること自体が目的ではなくて、「笑いを使う」という考え方、かなり使えますね。
●5. 数字を使う
まぁこれはどの講師もそうでしょう。
「事故が多い!」ではなく、「2012年の愛知県の交通事故死者数は235人、全国ワースト1」*1と言われたほうが説得力があります。
「2012年の交通事故死者数...愛知県で235人ワースト記録か」 2013年1月2日 『レスポンス』
http://response.jp/article/2013/01/02/188079.html
●6. 気遣いを入れる
講師の方の気遣いが感じられました。
「なるべく早く終わらせますからね?」
などと言ったり、あまり重要ではない(と思われる)部分は本当に早口だったりして。
話すときに相手を思うというのは、あたりまえですが大事ですね。
●まとめ
まぁプロとして当たり前のことかもしれません。
しかし過去に免許更新時にこんなふうに感じたのは初めてだったので、とても印象に残っています。
講習を何のためにしているのか。
消化試合じゃなく、本当に大事なことだけをしっかり伝えて、私たちの行動が変わることを目的にしているはず。
それがよく分かりました。
このように文字にしてみるとあたりまえの、基本的なことばかりですが、しっかり意識したいものです。
ちなみに、私がこの講習を受けたのは違反をしてしまったからで(恥)。
京都へ車で旅行した際、大好きな出町ふたばの豆餅を買うときに「駐車違反」を貼られてしまいました。
駐車場がないため、数分なら問題ないだろうと近くの道に車を停めたのがまずかった。
行列ができていたため、車に戻るまでに15分くらいかかりました。
そのたった15分のために駐車禁止違反になってしまったんです(涙)。
せっかく京都旅行を楽しむはずが、その後警察へ。
高い豆餅でした(苦笑)。
もうしません。
執筆: この記事はコウスケさんのブログ『ライフハックブログKo's Style』からご寄稿いただきました。
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