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「ノンフィクション界の巨人」佐野眞一氏の「パクリ疑惑」に迫る(第1回)
2012-10-22 02:50橋下徹大阪市長の人となりを描く、ノンフィクション作家佐野眞一氏の大型連載「ハシシタ」が差別表現により第一回目にして打ち切りとなった。「人権問題」「編集権問題」など、様々な「権利の問題」が交錯する中で、クローズアップされるのが佐野眞一氏の「剽窃癖」の問題だ。ガジェット通信特別取材班は、佐野眞一氏の過去から現在までの作品を渉猟し、検証していくことにした。連載第一回目は、猪瀬直樹東京都副都知事がツイッターで指摘した27年前の剽窃事件だ――。【特別取材班より:この連載のすべてのリンクと画像をご覧になりたい方は、ガジェット通信サーバー上の記事をご覧ください。】■「テキヤの口上」「人間のクズ」と悪口雑言のオンパレード佐野眞一氏といえば、大宅壮一ノンフィクション賞(97年『旅する巨人 宮本常一と渋沢敬三』)や講談社ノンフィクション賞(2009年『甘粕正彦 乱心の曠野』)を受賞した「ノンフィクション界の巨人」として知られる。今年初頭に発刊した『あんぽん 孫正義伝』 (小学館)は、ベストセラーとしておおいに話題になった。1947年生まれの佐野氏は現在65歳。ノンフィクション作家として、まさに円熟のときを
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