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高野孟:安倍政権の命運握る過激なスピーチライター
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高野孟:安倍政権の命運握る過激なスピーチライター

2015-04-11 07:44
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安倍晋三首相が「戦後70年談話」でどこまで村山富市元首相の「戦後50年談話」を引き継ぐのか引き継がないのか、その歴史修正主義の度合いが、中国、韓国のみならず東南アジアや米欧まで含めた世界的な関心事となりつつある。安倍は自ら望んで、4月末の訪米の機会に米議会で演説する予定を立てたが、米国の在郷軍人団体が「かつての戦争への明確な反省を表明するのでなければ、ルーズベルトが立ったのと同じ演壇に立たせるわけにはいかない」とまで言ってロビー活動を行っている状況下で、果たして米中韓をはじめ世界と安倍取り巻きの右翼とを同時に満足させるような巧妙な表現を見出せるのかどうか。

 そこで注目されるのが、安倍のスピーチライターである谷口雅彦内閣審議官の能力である。ある自民党議員が言う。「五輪招致のスピーチで福島原発事故が『アンダー・コントロール』だと言わせたのは彼。これで安倍は嘘つきということになってしまった。先の中東訪問でのカイロでのスピーチで、言わなくてもいい『ISIL(イスラム国)と闘う周辺諸国に2億ドルを支援する』という刺激的な一句を盛り込んだのも彼で、それが結果的に後藤さんたちの命が奪われることに繋がった。ド右翼の谷口が、外務省の口出しを一切遮断して、勝手に安倍の思いを増幅して過激なことを言わせて国際的孤立を招いている」と。そうだとすると、4月末の米議会演説も、8月15日の戦後70年談話も、単に村山談話を引き継ぐという穏健なものとはならないのはほぼ確実で、この国は難しいところへ自ら突入していくことになるのではないか。

 東大法学部卒業後、反北朝鮮の牙城とも言うべき佐藤勝巳の「現代コリア研究所」研究員、「日経ビジネス」記者、外務省の副報道官などを経て、13年2月に内閣官房に入った。日経時代の上司に聞くと「仕事は速いし、米英に留学して英語も達者で、いわゆるデキるタイプ。それだけに自信過剰に陥りがちで、そうなると右翼思想の地が剥き出しにならないか心配だ」と言う。おそらく谷口にしてみれば、70年談話のための有識者懇談会など単なるお飾りにすぎず、最後にまとめ上げるのは俺だ、ここがスピーチライターの勝負どころだと思っているのだろう。彼の筆先ひとつに安倍政権の命運がかかっていると言えそうだ。▲


日刊ゲンダイ4月2日付から転載

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<高野孟(たかの・はじめ)プロフィール>
1944 年東京生まれ。1968年早稲田大学文学部西洋哲学科卒。通信社、広告会社勤務の後、1975年からフリー・ジャーナリストに。同時に内外政経ニュースレ ター『インサイダー』の創刊に参加。80年に(株)インサイダーを設立し、代表取締役兼編集長に就任。94年に故・島桂次=元NHK会長と共に(株)ウェ ブキャスターを設立、日本初のインターネットによる日英両文のオンライン週刊誌『東京万華鏡』を創刊。2002年に早稲田大学客員教授に就任。05年にイ ンターネットニュースサイト《ざ・こもんず》を開設。08年に《THE JOURNAL》に改名し、論説主幹に就任。現在は千葉県鴨川市に在住しながら、半農半ジャーナリストとしてとして活動中。
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もしこの人物評の通りなら、谷口雅彦内閣審議官って人は何となく松岡洋右にイメージが被るなぁ・・・
46ヶ月前
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米国に米搗き飛蝗のようにひれ伏す安倍首相を右翼などというのは、右翼の方に失礼である。単なる臆病、弱虫であり、意に反することがあると、すぐ吠える犬と違わない。お話のように「戦後70年の談話」が、「戦後50年の村山談話」を踏襲せず、日本の免罪を主張することがあれば、中国、韓国だけでなく、アジアの国々、西欧、米国の反発を受けることを覚悟しなければならない。謝罪は心から謝罪することなしに、謝罪が受け入れられることはない。当たり前のことであるが、日本の立場すなわち自己を突き詰めていない安倍首相の影である谷口氏は、他国の心を心としていないことは明らかであり、墓穴を掘ることになるのでしょう。
46ヶ月前
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なるほど。五輪プレゼンでは国会やマスコミで叩かれて安倍ちゃんは懲りたはずなので、普通の政治家だったら原稿を書いた谷口氏とは距離を置いているはずです。ですが、もしも安倍ちゃんが今でも谷口氏を重用しているとしたら、「お友達内閣」によって内閣が崩壊したことを反省してないということになりそう。安倍内閣の崩壊を早めたいなら「谷口審議官いいぞもっとヤレ!」と応援したほうが逆に良いのかも。
46ヶ月前
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