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【第5回】政治家に訊く:後藤田正純
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【第5回】政治家に訊く:後藤田正純

2009-10-06 18:06
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    ───────【基本情報】───────

    名前:後藤田正純(ごとうだ・まさずみ)
    政党:自民党衆議院議員
    選挙区:徳島3区
    生年月日:1969年8月5日
    血液型:B型
    座右の銘:逆命利君(ぎゃくめいりくん)
    趣味:碁、野球
    好きな食べ物:タイ料理、チャーハン
    ホームページ:http://www.gotoda.com/

    ───────【質問事項】───────

    Q1:なぜ政治家になろうと思ったのですか?

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    小学校の卒業文集に「政治家になって国を動かしたい」と書きました。私は身内の関係で小学校時代から電車に乗って議員会館に来て、秘書さんと遊んでもらったりしていました。そのうちにいろいろなものを見聞きし、政治へのあこがれを抱くようになっていました。大学時代には大叔父である後藤田正晴さんの事務所で1年ほど手伝いをして、政治の世界に入ろうと考えていました。

    大学卒業してからすぐに秘書にしてくれと大叔父に言ったのですが、「社会勉強しない政治家が多すぎる、政治の世界にどっぷりつかるのは駄目だ」と一喝され、商社に入ることになりました。入社後3、4年経った頃には先代が引退し、その時にも大叔父にやらしてくださいと言ったのですが「26、7歳の奴が政治をするなんておこがましい。出直してこい」と怒られました。

    今になってみれば人生経験もない、人の世話もしてない若い奴がいっぱしの使命感を持って政治をやろうというのは、ひとりよがりの何物でもないと思います。立候補までの時期は私にとっての我慢の時であり、よく考える時間を与えて頂いたと大叔父には感謝しています。

    Q2:政治家になる前の商社ではどのような仕事をしていましたか?

    三菱商事で鉄鋼の商売をしていました。商社というと世界を渡り歩くイメージがありますが、私の場合は全く逆で、とりわけ国内の中小企業の方を相手にしており、浦安や川崎、北関東などいろいろ回りました。企業の方々の苦労を感じられる部局にいたので、その時の経験は今になってみると非常にいきていると思います。

    Q3:どのような政策にいちばん力を入れていますか?

    力を入れるのは経済問題です。これまでは大企業が良くなればその利益は下の企業にまでしたたり落ちると言われていましたがそうではなかった。実った果実を一部の人が食べているだけでした。世の中はピラミッドですから、大きな高い山を築くためには裾野から健全にしなければなりません。健全な消費者と労働者がいなければ消費も増えません。

    とはいえ民主党は内需主導と言ってますけど、今はもう成熟社会です。車も家もみんな持っているでしょう。あれが欲しいから仕事を頑張ろう、ということも今はないでしょう。だから外に輸出する成長産業を国益のためにやっていこうと思っています。

    Q4:日本をどのような国にしたいですか?

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    弱者への光と未来への光、「2つの光」が私の哲学です。より気の毒な方を少なくし、より少しでも繁栄し長く持続する国家にしたいです。これ以外に政治の仕事はないと思います。「いい世の中にしますよ」と皆言うのですが、マスコミを含め財源の議論はしないですね。これに今、本当に憤りを感じます。私は消費税の議論からも逃げることはありません。

    Q5:今回の「政権交代」をどう感じていますか?

    このたびの選挙については、正直なところ自民党は代わってよかったと思っています。これは日本にも、自民党にも、もちろん民主党にとってもよかったということです。

    私は今回の選挙で苦しみましたがとてもいい勉強になりました。私自身にも慢心があったし、自民党も慢心がありました。それを崩壊前に気付かせてくれたのはよかったと思います。

    Q6:今回の政権交代について大叔父の後藤田正晴さんはどうお感じになられていると思いますか?

    完全に予測していましたよ。自民党にとっても国家にとっても良かったと思っているはずです。もし存命であれば、政権交代は必然だったと言うでしょう。実は政権交代が可能な仕組みを作ったのは、うちの先代をはじめとした当時の政権中枢にいた方々です。一党独裁なのに、自民党が交代させられることを覚悟して新しい政党を作って競わせました。

    大叔父は生前「政治は緊張感がなればいけない」と言っていました。会社も競争相手がいなければ良いコンテンツ(内容)も技術も生まれません。政策としての作品は惰性で創られてきたのではないでしょうか。

    私は当選してから自民党のいろんな惰性的な政策、ガバナンス(統治)、人間関係に憤りを感じていました。私は自民党の中でも革新的で、本当は民主党より革新的かもしれません。今は派閥にも政治家にも気迫がなくなりました。

    Q7:民主党は政権を維持できますか?

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    政治は政党のためにありません。国民のためにあります。私の発言は常に政党を超えています。自民党を、民主党を維持するということは問題ではないと思います。

    自民党独裁の時、野党は審議引き延ばしたり国会をさぼったり不真面目な部分が見えました。僕らが野党になったらそういうことは絶対してはいけないと思います。政党は国家、国民にとっての道具です。与野党間で足りないところをお互いに補い合う、良いところは誉める、そういう国会論戦をすれば「お、自民党はなかなか大人だな」って思われるでしょう。そして国民の皆さんも冷静になって政策論争が頭に入ってくると思います。次第に自民党の言っていることの方が正しいねと思い始めたら交代は早いですよ。

    Q8:自民党再生のポイントは?

    「国民の皆さんの政治」をすれば結果として自民党の支持も上がると思います。自民党のために政治をしていたらいけません。そういう意味では民主党は危ないと思いますよ。将軍様がいるでしょう、小沢さんに日本国民が支配されているような感じがあります。これは危ないですよ。鳩山さんや若い立派な政治家にはそこをブレーキかける役割もあると思います。

    今の民主党は男で言うとスネ毛も生えていなく、爪にマニキュアを塗り、ダイエットした表向きだけ装っているような政党です。政治というのはもっと猛々しく筋肉つけてスネ毛も生えていないといけないんです。本当に魅力的なのはどちらですか。どちらの方が本当に世の中が良くなるのかと聞きたいです。

    Q9:地元(徳島)で取り組みたい課題は?

    人口減少と過疎化です。地方のあらゆるところが同じ現象と思いますが、仕事場がありません。ここで必要なのは私の哲学である「2つの光」のうちの1つ、成長戦略です。未来へ持続な国にしたいと思います。

    そのために最低限の競争条件を作ろうと選挙では言ってきました。徳島は日本で一番女性社長が多かったり、LEDで世界的に有名な日亜化学があったりと地域資源は豊富なのですが、道路はなく、水不足も毎年起こります。もしかすると昔っぽい政治家の発言になるかもしれませんし都会の方からは公共事業反対と言われるかもしれませんが、少なくとも最低の条件として社会基盤の整備をしたいと思います。また、これからはバイオや医薬です。我が県は大塚製薬があったり、"石を投げれば医師に当たる"と言われるほど医師の数は多い。しかし過疎地においては医者不足という現状があり、日本の縮図のような矛盾を抱えています。そこは徳島のよさを活かした医療県をつくっていきたいと思います。例えば世界から患者を連れてくる、世界に医療を教えに行くこともいいと思います。

    Q10:読者からの質問

    ー政界再編をしたいと、度々発言されてきましたが、どんな軸で再編されるつもりでしょうか?自民党の再建をしたいのでしょうか?自民党を離党して新しいグループを作ることを優先したいのでしょうか?(投稿者: em5467-2こと恵美 | 2009年10月 3日 22:55)

    私は離党する前の渡辺喜美さんには自民党を出ちゃいけないと何度も説得しました。今いたら総裁になっているかもしれません。今回の選挙でもわかったと思いますが、二大政党の中では自分のやりたいことは一人じゃできません。遠回りはできないからこそ今回は自民党の中で戦いました。これからは参議院で自民党が勝って、ねじれを作り、政策の引き出しをもう一度入れ直します。

    今度の参院選挙では自民党は本当の民意を問えばいいと思います。マニフェストばかりでファッショ的な政治をする民主党か、一から出直して民意を聞き取った自民党、どちらがいいかという対立軸を作っていきます。今の民主党はヤマタノオロチのように8つの首で1つの胴体という状態です。負ければ必ず分裂します。その時キャスティングボートを握るのが自民党です。そういう意味での再編です。党のための再編でなく、国家・国民のためのものです。

    Q11:国民・支持者にいまいちばん言いたいひと言を!

    これから10年間は初心に返ってやっていきたいと思います。この2、3年間は充電期間です。そしてまた政権交代を達成する時に、自民党総裁になっていたらいいなと思います。そうしたら総理大臣ですね。乞うご期待といったところでしょうか。

    ───────【こだわり】───────

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    月に1度はタイ料理屋に行かないと気が済まないそうです。

    もちろんパクチーは大好き!

    「学生時代に行ったタイを思い出します。エネルギッシュな町でした」

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