配信も後半戦へ。セミセミファイナルとしてthe Raid.の星七とbo_yaが登場。団長とthe Raid.のメンバーはこの日が初体面。HAKUEIと星七はモデルとして共演している関係。モデルとして共演した当時の星七から見たHAKUEIは、まさしく芸能人。

「こうやって話が出来るだけで緊張する」と話しつつも、先の配信の流れもチェックしていたこともあってか「エロ話もOK」と、みずからハードルを下げていた。

bo_yaはヴィジュアル系ヲタクらしく、「PENICILLINもNoGoDの音源も、ギャ男として普通に購入していた」と発言していた。

 

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 今年を振り返っての話では、the Raid.もコロナ禍の中での苦労話をいろいろ語りつつ、お客さんを前にしてのライブをやったときの嬉しさがあったことも嬉々として語っていた。

  団長は、12月26日にthe Raid.が代々木競技場第二体育館でワンマン公演を行なったことに触れ、「この時期にその挑戦をしたことが、シーンを活性化してゆくことになる」と、その行動へ驚きつつも支持の声を上げていた。

  

 今でこそHAKUEI世代でも、自分たちでバンドを運営する人たちも増えているが、若手時代はプロダツションへ所属して活動するのが当たり前という環境。その世代から見れば、the Raid.のように、早い時期から自分たちで会社を起こして活動をしているバンドは新しいタイプ。星七は、その行動について「たとえ地雷源を踏むことになろうと、the Raid.はリスクを恐れずに全力で挑戦し続けていきたい」「the Raid.が先駆者となって自分たち自身で道を切り開きたい」「結果がどうであれ、自分たちで選んだ行動の結果には納得できるからこそ、自分たちですべてを担う形を選んだ」ことを語っていた。

 

 コロナ禍の中で仕掛けた様々な行動についても、「その中で自分たちが起こした行動と、そこで導き出された答えは、それが成功でも失敗でも、すべてが自分たちにとっては正解だった」と語っていた。

 

  この日出演したゲストの中、「恐ろしいくらいにしっかりしている」と、HAKUEIと団長がthe Raid.の2人を絶賛。その言葉を受け、 bo_yaが「星七さんはむちゃくちゃな人。ヴォーカルの人ってみんなこんなにめちゃくちゃなんですか?メンバーに対しては、こんなに冷酷なんですか?と疑問をぶつけだす。その問いかけに対して、HAKUEIは「俺は優しいし、メンバーとは家族以上の関係」と答えれば、NoGoDは「完全に愛の一方通行。他のメンバーはKyrieの家を行き来してるのに、自分だけリモート参加しかしてない」とぼやいていた。

 

  若手でここまで自分たちの明確な意志を持ちながら、それを行動に移しているバンドは珍しい。星七は、「自分たちで決めたことなので、その結果を全部自分たちで受け止めている」「the Raid.のファン層は幅広いからこそ、親御さんが心配しないためにも、極力自分たちから会いに行く行動を取りたい」「自分たちの足で会いに行くライブをしていきたい」と、自分たちの考えをしっかりと語りだす。どこまでも真摯に熱い語りをしてゆくことから、団長は「真面目で立派すぎて、逆にふざけられない」と語っていた。

 

  星七は、the Raid.が人生初めてのバンド。もちろん、ヴィジュアル系の世界もthe Raid.を通して初めて知ったそう。このシーンで活動を始めたばかりの頃は、お客さんたちがライブ中に頭を振っていることにさえ驚いていたそうだ。同時に、「自分の中にこれがヴィジュアル系です”という基準が無かったから、逆に、常識に縛られることなく道を作ってこれた」と話していた。

  対してbo_yaは、昔からヴィジュアル系一辺倒のギャ男。この日も、初対面の団長にNoGoDファンであることをさりげなく伝えていた。bo_yaは、the Raid.が新しいヴィジュアル系の形を示していることに誇りを持っている」とも述べていた。

 the Raid.は無所属でやっているバンド。「誰も守ってくれる人がいないぶん、理不尽な言葉の暴力や圧力もたくさん経験してきた」と語りだす。それでも、「クソ!!と思いながら、不屈の闘志を持って活動している気持ちも伝えてくれた。

 

 the Raid.の、「最初から事務所には入らずに活動してるのも、自分たちですべての責任を持ちたいし、自分たちの想いだけで突き進みたい。人のせいにするくらいなら、全部自分の責任としてやりたいからこそ自主の道を行く」という姿勢に触れ、HAKUEIはthe Raid.は若いのに、古い気質を持っているバンド。その考え方が意外。でも、目立った活動もしている。彼らの言ったことの大変さもわかるけど、それでも、すべて自分たちで乗り越えてやっているのがとても頼もしい」と発言していた。

 団長も、「絶対に若いのに、昭和の団塊世代のようなしっかりとしたバンド」と褒めていた。「いいなと思うところは、僕も受け入れているように、the Raid.からは刺激をもらってる」ともHAKUEIは語っていた。

 

  the Raid.は、今年、メジャーへ進出する。「メジャーに行っても、ヴィジュアル系の良さを僕らは伝えていきたい」と星七が語りだす。その言葉が頼もしい。

 

 有料配信では、もっと砕けた話へ。寄せられた質問が「美容で気をつけていることは」。その質問に対して、星七は「むちゃちゃ顔面課金してる、若い子たちにも整形をカミングアウトする子が多いように、自分もカミングアウトしてる。コロナ禍になってすぐに整形した」と発言。bo_yaは「朝起きてから筋トレ1時間半してる」「朝は玄米のパンを食べる」と、どう考えても嘘でしょという発言をしたところ、団長が「ヴィジュアル系のフィールドで痩せなくていいという金字塔を作ったのは自分」「太っていてもメジャーデビュー出来る」「メジャーデビューに際し、レコード会社の人たちに痩せなくてもいいですか?”と聞いたところ、”そこは気にしてない”と言われた」事実を述べ、かつての自分と同じ仲間の匂いをbo_yaに感じ、親近感を覚えていた。

  

 他にも、ドラム一陽の「下がポロリの写真が出ていた」話題から、団長やHAKUEIが、「メンバーの中に一人、見た目的にもヤバい人がいるね」と突っ込みだす。散々突っ込んだうえで出たのが、「それもエンターテイメントだ」という結論。さらに、ファッション面での星七のオシャレ度に、団長が悔しがる場面も見せていた。

 

  「理不尽なことが多い中、こんなに温かくしゃべっていただけるなんてありがたいです」と星七が語れば、bo_yaは「僕はすごくヴィジュアル系が好きなので、出会えて嬉しいです。運気が上がりました」と、すっかりファンぶりを発揮していた。

  最後に星七が、「来年はメジャーという新しい挑戦をします。これからもっと格好いい音楽をやっていくので、一緒に頑張っていきましょう」と言葉を寄せてくれた。

 

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(@visualkei_oyaji)

 

 

TEXT:長澤智典

 

 

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