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PENICILLINのギタリストのみならず、ソロ・プロジェクト、Crack6を率いて活躍中の千聖。このところ、PENICILLINは30周年関連のリリース(ベスト盤『30 -thirty- Universe』)やツアーで多忙を極めていたが、その合間を縫ってCrack6のニューアルバム『カナリア最終楽章:CODA』(6月6日発売)の制作を粛々と進めていたのである。
コロナ禍の中、様々な葛藤を経て作り上げたアルバムには彼の思い入れもタップリ詰まっている模様。ここではその新作に加え、PENICILLINの活動についても千聖にじっくり語ってもらった(インタビューは3回にわたって掲載します)。
Interview:海江敦士
――6月6日にアルバム『カナリア最終楽章:CODA』がリリースされますが、作品のコンセプトは、以前リリースしたシングルから続いているそうですね。
千聖:そう。4年間、熟成させたんですよ。
――そんなに! そもそも“カナリア”というテーマを突き詰めようと思ったのはどういういきさつなんでしょう?
千聖:Crack6としては、以前にも「Change the World」っていう作品でコンセプトアルバムを作ったことはあったんだけどね。今回はテーマとして“カナリア”っていう女の子を対象にして作ってみようかなって……何ていうか、わかりやすい恋愛小説みたいな作品を作ろうと思ったんです。
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