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DASEIN HP​

L→R Dr.JOE / Vo.Ricky

DASEINの今回のツアーは「UNIT×UNITE」!
2人のステージ(UNIT)と、5人のステージ(UNITE)でのまた新たな挑戦!
ドラムとボーカルの武器を持ったユニットが、どんなに防御したユナイトも超える!!​

■今年でDASEINさんが結成25周年になります。まずは結成当初の思い出なんかありましたら教えて下さい。

Ricky:僕らの場合は、自分たちの意志でバンドを組んで、自力でのし上がってデビューした訳ではないから、そういう意味では最初は事務所ありきの関係性ではじまった2人で、デビュー当時は沢山の関係者もいたし、なんか自分達のDASEINのようで自分達のじゃないみたいに活動していたのは覚えていますね。JOEさんはDASEINを作った本人なので僕とは感覚が違うんじゃないかな。

JOE:SEX MACHINEGUNSを脱退してから、次に何をやりたいかを提示してくれと言われた時に、Rickyと一緒にやりたかったので当時のプロデューサーに推薦してビクターとの契約を進めていたんですけど、その方が辞めてしまって、そこで別のプロデューサーの方が、僕たちが提示したダンスミュージックと音楽の融合に興味を示してくれてエイベックス方に話を持って行ってくれたのがはじまりですね。僕がDASEINを作ったとはいえ、周りの人が僕達以上にワクワクしていたのを覚えています。


■Rickyさんの出会いはどうだったんですか?

JOE:当時、新人のデモテープを沢山もらっていたんですよ。その中にあったRickyの歌だけが心に残っちゃって、この子しかいないと思ってコンタクトを取って会ったのが出会いですね。最初の印象は恥ずかしがり屋の可愛らしい感じでした!(笑)

Ricky:可愛いらしかったと思います!(笑)基本的に引っ込み思案で人見知りなのと、SEX MACHINEGUNSは僕がアマチュアバンドをやっている時から凄い人気で、それだけでもビビってましたね。なんで僕なんだろうという気持ちと、めちゃくちゃ笑顔で優しく接してくれて、その性格のJOEさんで無かったら多分ここまで一緒にやれてなかったと思います!その優しさは今でも変わって無いですね!最初に僕を取り込む為のエセ優しさでは無かったです。途中で豹変する人もいるんで!(笑)


■25年経った今、お二人の関係性についても聞いてみたいです。

JOE:不思議な感じと、未だに見えない所はあります。ただ僕はプライベートの話を一番するのがRickyなので、友達というか親友ですね!最近は2人で飲みに行ってないね?

Ricky:最近あんまり仲良くないもんね!(笑)お互い他のバンドもやっているからお互い忙しいですよね。僕からするとJOEさんは普段何をやっているのかミステリアスで、お互いそこに踏み込まないのが長く続く秘訣なんだと思います!くだらない突っ込みも出来るし、僕も親友といえば
JOEさんかな!(笑)僕を「お前」と呼ぶ人もJOEしかいないと思います!RIDER CHIPSの野村義男さんも言いますけど、野村さんの「お前」は先輩からの「お前」で、JOEさんが使う「お前」は、戦友や親友の「お前」ですね!(笑)


■結成してから今まで、お互いに変わった所、成長した所なんかもお聞きして良いですか?

JOE:Rickyという人間の底知れぬ可能性を知りましたね!物事を決める事や、ライブ1本に対しての事、その1つの物事に対して長文で来るんですよね!いつ考えているんだと思うぐらい毎回感心させられます。それは昔からやってきたものや、自分で努力したもの、自分で得た価値観、色んなものが総合的にあるんだと思うんです。後、人を包み込む優しさがあるんですよ。そういう部分はちゃんとチェックしていて、僕は尊敬させていただいています!(笑)

Ricky:そういう信頼をもらっているのは実感しています!最近はちょっとそれを裏切り続けている所もあるので、楽曲に関してももっとアクティブに取り組まないと行けないし、最近見た目に関しても心配される始末なので、もう少しそれに応えられるように頑張ります。JOEさんに関しては、今は凄く気持ちが安定していると思います。デビュー当時とか、解散の時や復活後あたりは割と不安定だったんですよね。今は自分達でやっている安心感なのか気持ちが安定しているのが1つの成長なのかもしれません。それは音楽をやっていく上で凄い大事で、気持ちが折れちゃうと終わっちゃうと思うので、そういう意味ではJOEさんと僕の関係性にストレスがないという部分がDASEINとして変わったところですね。昔は多少なりともぎくしゃくしてた気がしますので。


■Rickyさんは最近見た目に関しても心配されると言っていましたが。

Ricky:日本も世界も色々大変な事があるじゃないですか。震災などでいつ食べ物がなくなるか分からない時代ですので蓄えは必要ですよね!冬眠ボディです!(笑)


■そして、25周年を記念してアルバムを作成中だとお聞きしております。まずはどんな内容のアルバムになりそうでしょうか?

Ricky:過去のアルバムに収録されていないCDシングルやカップリング、コロナ禍以降に発表した配信シングル、ライブ披露済みの未発表曲などをまとめたいと思っていまして、ベストでは無いのでコンピレーションアルバムという題目にしてリリースしようと思っているんです。そこに書き下ろしの曲を足したいと思っていますね。


■その書き下ろしの曲は今のDASEINならどんな曲になりそうでしょうか?

Ricky:今回のツアーは最後の東名阪以外を完全に2人だけでやるんですよ。そういうスタイルでも合いそうな楽曲、あんまり生々しいロックというよりは、もうちょっとデジタル感が強い楽曲を作った方が良いかなとは思っています。

JOE:前作の配信シングル「陽炎立つ、夕闇に燃ゆ」で初めて少しメロディというものに携わったのですが、書き下ろしには関しては、やはりRickyが作るものがDASEINだと思っているので、そこはRicky次第ですね!デジタル感は最大限に活かしつつ、デビューした当初の面影もほんのり残しつつ、古いのでは無く、進化した形で提示出来たらと思います。


■おそらく収録するであろうと思う曲で、思い入れがある曲を1曲PICK UPして頂けますか?

JOE:「COGITO ERGO SUM」ですね。この曲で結構世界観を作れたと思いますね。色んな要素が入っていて、ミドル感、疾走感、動機の雰囲気や、メロディの感じ、特にグルーヴ感ですかね!ライブでやった時に一体感が見えるような楽曲ですね。

Ricky:まあコギトは前作のアルバムに収録済みだから入らないけどね(笑)僕としては最近の曲になってしまいますが「陽炎立つ、夕闇に燃ゆ」ですね。僕とJOEが24年目で初めての共作で出した歌ありの曲なので、なんならこの曲が表題になっても良いぐらいに思っています。ただそれだと面白く無いのでこのアルバムの表題曲は必ず作りますよ!


■どんな事をこのアルバムで一番伝えたいと思いますか?

Ricky:仮のタイトルを「僥倖レゾンデートル」としていて、これは僥倖(ぎょうこう)が、思いがけない幸い、偶然に得る幸運という意味で、レゾンデートルが存在意義、存在理由という意味があって、このアルバムそのものが偶然に得た幸運であり、今の僕らが存在する理由であるという、ある意味こじつけではありますが、収録曲自体コロナ禍以降に配信して来た楽曲がほとんどになると思うので、よくぞ生き抜いたDASEINという意味合いと、JOEさんと出会って、別れて、また復活して今がある、それは本当に偶然の連続で来ていると思うのでその偶然で得た幸運や感謝をこのアルバムに込めたいと思っています。


■ある意味、そんな思いが詰まった書き下ろしの曲が出来そうですね!

Ricky:その思いを曲にしたいですね!これからまだ作曲もしますし、まだタイトルも仮ですが、ここ数年のDASEINを全部1つにまとめた作品になればと思っています。

JOE:作年末のDASEINライブの時にRickyソロの最新曲「此れ見よがし」をやらせてもらって、めちゃくちゃ良い曲だと思ったんですよね!多分Rickyは書き下ろしの曲も考えて考えすぎて作ったりすると思うんですが、Rickyならすぐ出来るって思っちゃうんですよね。それと去年からRIDER CHIPSにも参加させてもらっていて、横浜アリーナで沢山のお客さんを目の前に堂々としているRickyを見て、凄い誇らしいというか、うちのボーカル凄いだろって思いました!普段こんな事言わないんですけど思った事を伝えたいなと思いましたね!

Ricky:では、お前って呼んでごめんなさいって言って!堂々と横浜アリーナで歌っちゃう誇らしいRickyにごめんなさいって言って!(笑)

JOE:ごめんなさい!!!!!(一同笑)


■リリースはツアー前の6月ぐらいですかね!?

Ricky:これはちょっと遅れるかもしれなくて、ツアー途中の8月ぐらいになるかもしれないですね。僕待ちですね。(小声)


■先ほどJOEさんがRickyさんならすぐ出来ちゃうって言っていました!?(笑)

Ricky:任せて下さい!もう頭の中には溢れています!(笑)


■6月14日の渋谷REXから全国ツアーがスタートします!タイトルは「DASEIN 25th Anniversary TOUR 2025「UNIT×UNITE」~弐の伍の言わず 挑む僕らに二言無し~」になっております。面白いタイトルですよね!タイトルに込められた意味を改めて聞いてみたいです。

Ricky:「ニの五の言わず」と「挑む僕らに二言無し」のどちらも25周年にかけていると言いますか、結構副題で言葉遊びするのがDASEINらしさなのと、「UNIT×UNITE」の「UNIT」の部分は2人でやるライブになるのですが、以前1回だけ2人だけのDASEINライブをやったことがあって、その時のお客様からの評判も良かったのですが、当時はコロナ禍で真ん中にビニールシートを付けた状態で完全では無かったので、それを取っ払った形で僕とJOEのステージを改めてやってみたいという思いがあったので、まずは2人で25周年を堪能しようと。ただ、全箇所2人だと対比ができないので、あえて最後の東名阪だけは通常のバンドスタイルに戻した「UNITE」、すなわち団結するって意味でサポート含めたいつもの5人編成になります。タイトルもライブスタイルも25周年の2と5を存分に意識した形になっています。


■タイトルが先では無いですもんね。2人でやってみたいが先ですもんね?

Ricky:JOEさんが結構前からまた2人でやってみたいって言っていたんですよね。そこに「UNIT」を当てはめた感じですね。ただ、こんなに2人のライブが多いのは誤算でしたけど!(笑)仙台も2人で行こうやとJOEさんが言ったので、その思いを聞いてみて下さい。

JOE:1回2人でやってみた時に、ちょうどコロナで気持ち的にも落ち込んでいた時期というのもあったので、なんか心に来るものがあったのと、とにかく新鮮だったんですよね。元々2人で始まったのもありますし、お客さんの反応も知る上で、何ヵ所かやってみたいと思ったし、仙台も毎回行ける訳ではないので、それなら仙台も2人で良いのかなと思いました。


■改めてその2人のライブはどんな風になりそうですか?

Ricky:2人なのでバンドで良くある曲終わりのかき回しができなかったり、ギターがいないけどギターソロがあったりとか、その辺の違和感みたいなものを改めてどうするのか準備しないといけないですね。数あるバンドの中で、ドラムとボーカルのユニットってなかなかいないので、そこをもう少し強調して他のバンドと違う所をもっとアピールして行きたいですね。もしこの形で良いものが作れれば結構強いと思うんですよね。そんな武器をこのツアーで磨いていきたいと思います。

JOE:僕が心配しているのは凄い汗をかくんですよ。途中で必ず着替えに戻るので、その時にRicky1人になってしまうのでそこで迷惑をかけちゃうかなと思います。(笑)


■ファイナルが8月23日に新宿ReNYにて開催されます。こちらはTOUR[弐×伍] FINALとなっております。まさにユニットと、バンドとの両方楽しめる公演になっていると思って間違いないですか?

Ricky:そこはやはりファイナルなので2と5の両方で魅せたいところですよね!まずは各地で磨いてきたUNITスタイルの成果を披露しつつ、後半はUNITEスタイルのバンドで盛り上げていくという流れになるかと思います。


■もしかしたら2人でのツアーしながらその出来で、このファイナルの2人での出演の長さが決まるかもしれないですね?

Ricky:確かにそうですね!各地での手応えがあれば2人の時間が7割の可能性もありますし、思ったほど磨けなかったとしたら短いかもしれません。ていうか、2人での曲数が少なかったらまずい状況じゃないですか!?(笑)


■そして3月16日に渋谷REXにてJOEさんの53歳のバースデイライブも開催されます。この日にはおそらくVijuttokeも出来上がっておりますが、この日はどんな内容になると予想しますか?

JOE:セットリストは今回も自分が決めて、ゲストGtに今年もPANTHERも来てくれて、ドラムソロは勿論、スタートからドラムで始まる予定もしています。

Ricky:ケーキは考えていますが、誕生日にお手紙書くとか恥ずかしくて出来ないんですよね。(照笑)サプライズってかけられるよりもかけるほうが小っ恥ずかしいというか怖いというか、もし喜んでくれなかったどうしようとか考えちゃうんですよね。なのでJOEさんが考えたセットリストにどんなに違和感があっても全面的に従って、1日警察署長ならぬ「1日セトリ奴隷」になるのが僕からのプレゼントです!(笑)


■53歳のJOEさんは、どんなJOEさんをしたいですか?(笑)

JOE:まず53歳になる自覚が精神的には無いんですが、体は正直でなんですよね。昔のSEX MACHINEGUNSの時代や、DASEIN全盛期の頃のドラムを聴いてみると、凄い事やっているなと思うんです。だから日頃パワーアップする為にトレーニングをやっているんですが、今の自分のスタイルを守りつつ、さらに上手な力の抜き方だったりとか、やり方を変えつつ進化しようとしていますね。そういう年にしたいです!


■最後にVijuttoke読者に一言お願いします!

Ricky:DASEINを結成して25年、2010年に復活して15年、なかなかこんな節目はないので、この2025年にDASEINがまだ存在しているということをもっと世に認知してもらえるよう勝負を賭けて仕掛けていきたいと思っています。そして名古屋に行った際はまた美味しい所に連れて行って下さい!

JOE:元々のコンセプトは生きていれば必ず無限に可能性が広がるという事だったので、僕も53歳になりますが、何をやるにも諦めず、必ず自分の力になると信じ、そういう思いを伝えるツアーにしたいと思っています。今回ツアーで久々の凱旋ライブの長崎にも行けるので旅としても楽しみたいですね!

Ricky:名古屋の雑誌で、最後に長崎を推すとは!(笑)

PHOTO:岡本 麻衣(ODD JOB LTD.)

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Vijuttoke INFORMATION

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≪25年3月号 配信LINE UP≫
3月20日(木)18:00 DASEIN
3月21日(金)18:00 Ricky.A.P
3月24日(月)18:00 DEXCORE
3月25日(火)18:00 アンティック-珈琲店-

Artist INFORMATION

DASEIN 25th Anniversary TOUR 2025
「UNIT×UNITE」~弐の伍の言わず 挑む僕らに二言無し~
<UNIT[弐]STYLE>※JOE & Rickyのみ
6月14日(土)渋谷REX
6月28日(土)長崎STUDIO DO!
6月29日(日)長崎STUDIO DO!  ※ライブ&イベント
7月11日(金) 水戸ライトハウス
7月12日(土) 宇都宮VJ-4
7月19日(土) 富山SOUL POWER
7月21日(月/祝) 金沢AZ
8月02日(土) 仙台MACANA

<UNITE[伍]STYLE>※バンド編成
8月08日(金) 名古屋JAMMIN’
8月10日(日) 阿倍野ROCKTOWN
-TOUR[弐×伍] FINAL-
8月23日(土) 新宿ReNY

DASEIN 
JOE BIRTHDAY LIVE EVENT
「WELCOME TO THE FACE 2025」
誕JOE日で気分は上々だジョー⤴
3月16日 (日) 渋谷REX