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Ricky.A.P X

来年キャリア25周年のリケピーことRicky.A.P!
昨年末から色々なアーティストのライブや舞台を観に行き、
恥ずかしげもなく常に進化を追い求める姿勢が、またRicky.A.Pを感化させ、開花させる!!​

■まずは前回、Ricky.A.Pと改名したタイミングでの取材をさせて頂きましたが、改名して何か変わった事や、心構えが変わった事などありましたか?

Ricky.A.P:オレはただのRickyじゃない!Ricky.A.Pだ!っていう唯一無二感は感じております。(笑)やはりこの世に一つしかない名前のほうが気分がいいし、やってやろう!って気になるといいますか。なので昨年Ricky.A.P名義で「此れ見よがし」をリリースできた時は新人として再デビューしたような清々しい気持ちになりましたね。ちなみにこのRicky.A.Pという名称はソロ活動の時のみになりますので、DASEIN、RIDER CHIPSの時は基本Rickyですが、リケピー呼びも受け入れます。(笑)


■前回は改名のタイミング含め、「此れ見よがし」のリリースのタイミングで取材させて頂きました。「此れ見よがし」の反応はどうでしたか?

Ricky.A.P:曲自体の評判も良かったと思いますが、思った以上にライブ映えしたのもあり、すでに代表曲の風格すらあると自画爺さんになっておりますぞ!(笑) 久々の作詞作曲というのもあり、僕なりに令和の音楽シーンを意識しつつ、メロディーや曲構成もある意味戦略的に組み立てたところがありますし、そこに巧氏のアレンジも相まって想像以上に今をキャッチできた楽曲になったと自負しております。あくまで僕なりにですが。


■そしてソロデビュー16周年!この16年間でソロとして確立出来た事などありましたか?

Ricky.A.P:いくつかの段階ごとに確立できてはいると思います。そもそものソロスタイルが完全打ち込みサウンドでしたので、そこでまず一つ音楽性の確立はされていて、そこからダンサーやジャグラーを取り入れたバンドレスのライブスタイルを確立してみたいな流れですが、最近では生ギターを入れた楽曲もあるし、ライブもバンドスタイルだったりするので、どちらのスタイルでもいけるというのがこの16年間で確立した僕のスタイルですね。ただ、今は確立したそのスタイルの一角をどうやって壊していこいうかという気持ちもあります。楽曲にしてもライブの演出にしてもさらに新しいものにするにはスクラップ&ビルドの精神が必要だと思っていますし、最近は新しい演出のために作曲するみたいな感覚でもあります。


■Rickyさんとしては色々な活動をしている中、ソロはやはり特別だったりするんでしょうか?

Ricky.A.P:僕の音楽人生の時系列においても、やはりソロが自分のやりたい最新ですからどうしたって特別になりますよね。誰にも邪魔されない自分のテリトリーという感じで、ある種のカタルシスにもなってたりします。DASEINであればJOEのドラムを意識した音作りになるし、RIDER CHIPSならヒーローという題材ありきなので、その点ソロは何の制限もなく自分の思うままに世界観を作れるので自由なんですが、その反面、結果が出なければ全て自分の責任という個人競技みたいなところがありますよね。あ、そういう意味では僕の好きなボクシングと似てるかもしれません、音楽界の井上尚弥にオレはなる!っつって。(笑)


■現状のオフィシャルサイトが諸事情により閉店状態だった為、4月1日からHP、ファンサイトのリニューアルをされるとお聞きしました。こちらはどんな仕様になる予定でしょうか?

Ricky.A.P:現在の僕のOFFICIAL SITEがもう更新されておらず、ほぼほぼ閉店状態だったので、それを解消するためにリニューアルしたいという相談をLOOPASHの未散さんにしたところ、それならばOFFICIAL SITEとファンサイトが一つになった形はどうかというご提案をいただきました。そのほうがどちらの更新もしやすくなるということでしたので、その形でのリニューアルを選択しました。コンテンツに関しても、過去の経験と反省から更新しづらかったものは改めて、なるべくストレスなく運営できるサイトにしていければと思っていますが、おそらくファンからは「そんなのお前のやる気次第だろ!」というツッコミが入ると思うので、いい加減、やる気出します。(笑)


■RickyからRicky.A.Pと名義変更したので、これからはRicky.A.Pとしてのソロ活動でのサイトになりますよね?

Ricky.A.P:そうなんですそれもあるんです!この名義変更したタイミングを逃したらとうぶんリニューアルチャンスは来ないと思ったんです。やはり名義変更にしてもサイトリニューアルにしても再度自分を奮い立たせるためというのが1番大きいのかもしれません。僕というか宇宙人の性質的に、毎回ノートの1ページ目は綺麗に書くけど途中から徐々に雑になり最後は放置するという悪い癖があるので、それもまたこれを機に悔い改めようかな風で頑張りたいと思って(は)います。ポンコツでごめんなさい。


■DASEINさんも25周年、今年はDASEINさんでの活動も活発化はするとは思いますが、ソロRicky.A.Pとしての活動はどのようになるのでしょうか?

Ricky.A.P:少し鳴りを潜めたいと思っています。(笑)もちろん何もしないわけではないですが、今年はどうしたってDASEIN25周年がメインなのでソロでの表立った活動は控えるというか控えおろうっていうか…ふざけてすいません。実は昨年末より色々なアーティストのライブや舞台を観に行かせていただいておりまして、基本どのアーティストも自分より大きな箱でやっている方々なので、楽曲の良さにしてもMCにしてもライブ演出にしても得るものが多く、今はインプットの期間だと割り切って色々なエンタメを自分の中に吸収した上で、来年あたり自分色に変えてアウトプットしていければと企んでおります。来年は個人的にもキャリア25年目になりますので、ソロさ爆発みんなのさ○らや〜♪ということで…ふざけてすいません。


■これは来年、新音源が出るという事ですね!

Ricky.A.P:できれば今年中に配信シングルぐらいは出したいと考えてはいるのですが、基本的には来年に向けての準備期間というところなので、来年に新音源なんてのはもう当たり前田のクラッシャー板前ですよ…(徐々に小声)そういった意味で、実はもう来年の年間スケジュールなんかも組み始めてたりしていて、自分を運営していく立場としてももっと用意周到でありたいし、応援してくれるファンの皆様に対してももう少し親切でありたいと思うので、早めの年間計画を打ち出せるよう頑張ります!


■先ほどライブや舞台を見に行っているとおっしゃっていましたが、そこから得ているものは?

Ricky.A.P:まずは単純にそのアーティストや舞台の世界観を楽しみたいという客目線とエンタメファンとしてのわくわくがありますね。その中で僕の世界観にはない曲調や演出なんかがあると盗みたくしてウズウズしちゃうし、逆に凄すぎてへこんで帰る時もあります。人って自分だけの世界で生きていればその中では今が最新の自分だと思えたりするんですが、周りを見渡すと自分より全然進んでたり洗練されてたりする世界があるってことに気づけるというか。もちろんそれで自分の世界がブレるのは良くないですが、常にプラスアルファを探す気持ちは持っていたいので、誰かにライブに誘われたらすぐ行っちゃうし、自分でチケット取りに行って抽選漏れすることもあります。(笑)


■へこむんですか?

Ricky.A.P:へこむどころか音楽を辞めたくなりますね。(笑)例えば先日観に行かせていただいた黒夢ならボーカルの清春さんのカリスマ性とか、近藤真彦さんと野村義男さんのMCの面白さとか、やはり大きいステージに立つ人間には確固たる自信と武器が備わってるんですよね。また、少し前に観たDEZERTやキズのように若手の勢いあるバンドには若者を扇動する歌詞のフレーズやMC力があったりもする。そしてそんなベテランにも若手にも共通して言えるのは、未来の目標を明確に掲げてファンに期待させる力があるというところですね。そこは確実に今の僕に欠落している力だと思いますので、これからはソロはもちろんDASEINでもRIDER CHIPSにしても、もっと自分に自信を持ってファンを扇動し期待させられるようなフロントマンになりたいと思っています。それには相当な努力が必要なのも理解した上で。


■今でも勉強出来ているって事って凄いですよね!

Ricky.A.P:25年経ってまだこれかって感じですよね。ファンの方達からはRickyだって凄いんだよ!って言ってもらえるんですが、そもそも自信がまるで無いわけではないんです。長年様々なバンドやプロジェクトでステージに立ち続けてきたという自負はありますし、たとえば「此れ見よがし」がアリーナクラスの会場に鳴り響いたらめっちゃ映えるだろうと思えるし、そんなことを想像しながら人のライブを観てることもありますしね。ただ、これはどの業界や仕事でも言えることですが、自分より凄い人は必ずいて、僕が凄いと思ってる人でも敵わないと思う人がいたりするってことです。だからその人より凄くなることを目指すのではなく、その人とは違った凄さを身につけたいと思うことがまさにHYPER NEO SOLOISTとしての生き方なのかなと思ったりする今日この頃です。


■そして3月30日に「Ricky.A.Pソロデビュー16周年記念ワンマンLIVE 2025「 THE☆ANNIVERSARI☆CKY」ー春めぐり ソロもそぞろに 十六年ー」が開催されます。どんな1日になりますか?

Ricky.A.P:今年もバンドスタイルでお届けします。やはりソロデビュー記念日ということで、毎回ソロの原点、初心を振り返るというような気持ちもあるので、バンド演奏もあれば独りオケで歌うこともあると思います。あとはサポートメンバーが昨年のツアーと同じ面子でどんな曲でもしっかりまとめてくれるという安心感もあるので、昨年ツアーのリキバスタイルのようにRickyソロだけでなく、アマチュア時代の曲だったりTHE MICRO HEAD 4N’Sの曲だったりRickyにまつわるサプライズ曲なんかも取り入れたくなりますね。まだ未定ですけども。


■サポートメンバーさんに一言ずつ頂きたいです!

眞鍋香我(Gt):まずはとっても穏やかで笑顔が素敵なナイスガイです!彼はヴィジュアル系出身ではなく、どちらかというとメタル色が強いのですが、わりとジャンルレスに何でも出来る方で、アコースティックギターの技術も素晴らしく、音楽理論にも長けていてバンドアレンジ用の譜面も書いてくれるので、自然とバンマスというポジションに収まってくれています。

YUCHI(Ba):おそらくRickyの楽曲を1番楽しんでくれているのは彼だと思っています。ライブでも歌詞を口ずさんでくれたり、曲によってシンセベースを取り入れてくれたりと自発的に僕の世界観をよりスタイリッシュにしてくれています。僕以上にファッショニスタだし、アーティストとして自己プロデュースが行き届いてる方だと思います。

おおくぼけい(Key):一見草食系の眼鏡男子に見えるのですが、中身は結構な肉食なんじゃないでしょうか。(笑) 元々はシャンソンイベントで知り合い、アーバンギャルドのメンバーとしても活動していたり、基本僕とは畑が違う気もするのですが、ある意味ヴィジュアル系で、斜め上の奇抜なファッションセンスが予測不能で性別不明、ステージでは見た目通りの繊細なピアノを弾いたかと思いきや、突然それこそ肉食系男子のごとく暴れ倒してくれるので、ある種イケイケのイケな人です。(笑)

巧(Mnp):もともとは違うバンドのボーカル同士で出会ったのですが、そこからソロやDASEINのアレンジャーだったり、マニピュレータとしてライブに携わったり、ソロでは楽曲提供もしてもらったりと、あらゆる形で僕の音楽を支えてくれてる人ですね。基本マニピュレータは裏方なんですが、なんせ彼は見た目も抜群なので舞台演出の一環としての役割も含めてオンステージしてもらってます。(笑) あとはたまに僕のプロデューサーだったりボイトレの先生になったりと、色んな意味で僕のお尻をペンペンしてくれる人です。

shinpei(Dr):基本的にソロのサポートは流動的で、特にドラムはこれまで様々なドラマーがサポートしてくれたのですが、中でもShinpeiくんはソロの世界観に1番馴染むドラムを叩いてくれている気がします。そもそもソロ音源には生楽器はほぼ参加してないので、音源とライブは全く別物ともいえるのですが、特に打ち込みで完成されたグルーブを生ドラムで表現するのは単純なようで実はかなり難しいと思いますし、音源の雰囲気を壊さずして生ドラムの存在感も出していくというところで、とてもバランスの良いドラミングをしてくるのが彼ですね。

Ricky.A.P:上記のメンバーが今僕を支えてくれてる信頼のおけるミュージシャンです。が、ソロは僕以外はサポートという形なので、その時々のライブやツアーによって誰かが代わることもあるだろうし、皆さん他現場もありスケジュールが合わない時もあるし、良い意味でそこは融通のきく形にはしておきたいですね。今のメンバーとのアンサンブルも楽しみつつ、色んなミュージシャンと交われるのもソロの醍醐味なので、新しい出会いも常に求めていきたいとは思っています。


■この日何かサプライズを考えていたりするんですか?言える範囲でお答え下さい。

Ricky.A.P:毎年の恒例ライブなので、基本はその時のソロワールドを存分に表現するというのが第一の目的ではあります。とはいえ、僕自身やサポートメンバーにも刺激を与えるという意味で何かしらのお試しができたら良いなとも思います。お客様に仕掛けるサプライズを目的にするというよりは、演者自身がやってみたいことをやってそれが結果的にサプライズになるのが1番有意義なのかなと。たとえば、昨年から色々なライブや舞台を観てきた中で、これならすぐにできそうという演出があれば試してみるとかね。僕の信念の1つに「感化されて開花させよ」って言葉があるんですが、自分の世界に固執し過ぎず、良いものは躊躇せず取り入れてみて、うまくハマれば新たな世界が開かれるみたいな。でも、おそらく誰かの真似をしたとて決して同じにものにはならないというのが音楽やアートの面白さだとも思うので、結果的には僕が生み出したものとしてオリジナリティーになるんだと思っています。


■当日のセットリストはまだ決まってないんですか?

Ricky.A.P:実はまだ着手できてないんですよ。なので、色々なライブを観てきた今の僕がどんな選曲と演出を作り出せるのかワクワクしちゃってたりもするんですが、まだそこまで劇的に変えることはできないかもしれません。ただ、そういったSET LISTや演出のように目に見える変化とは別に、見えない心の変化などはあるかもしれない?こればかりはステージに立ってみないとわかりませんが、最近観たライブのボーカリストがほぼほぼ皆さん尖っていたので、もしかしたら僕も尖っちゃうかもしれないし。(笑)昨年末にJOEのお弟子さんがドラムをしているDEZERTの武道館も観させていただいたのですが、そこのボーカルの方がMCで「俺が丸くなったとか言っているやつがいるけど今でも全然尖っている」と言っていて、おそらく上を目指したり、やりたいことを着実に実行していく人間こそが尖っていくのかなとも思いましたので、こうなったら僕も少しだけとんがリッキーになる!ならない?なる!どっち!?(笑)


■確かにRickyさんに尖っているイメージは無いですね!(笑)

Ricky.A.P:良くも悪くも人気のあるアーティストって実は尖っている人が多いんじゃないかと思うんです。優しいだけではダメだと思うし、自分のやりたい事が明確にあるからこそ、それを邪魔するものは許さないぐらいの気持ちでやっていくと尖っていくような気がするんですよね。あまりに尖り過ぎてバンドがダメになることもあれば大成功を収めることもあるという、ある意味ハイリスクハイリターン的な手法ともいえるのかなと。でも、やりたいことや信念がない人が尖るっていうのはあまりイメージできないので、自分の描く未来や目標に一途になれる人こそが尖れるという意味では、それこそが今の僕に足りないもの、必要なマインドなのかもしれません。


■ただRickyさんには尖って欲しく無いです!(笑)

Ricky.A.P:安心してください!この体型では尖れないっす!(笑)まずは部屋を綺麗にして、ダイエットして、ステージから「俺を信じてついてこい!」と胸張って言えるような説得力のある見栄えと心構えを目指すところから始めたいと思います。まさに自分改革ですね!名義変更とOFFICIAL SITE&ファンサイトリニューアルという、やり直すには絶好のリスタートラインに立ったリケピーから、目を逸らすんじゃ〜ね〜ぞぉ〜♡(なぜに江戸っ子風)

PHOTO:堅田ひとみ

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≪25年3月号 配信LINE UP≫
3月20日(木)18:00 DASEIN
3月21日(金)18:00 Ricky.A.P
3月24日(月)18:00 DEXCORE
3月25日(火)18:00 アンティック-珈琲店-

Artist INFORMATION

Ricky.A.P
ソロデビュー16周年記念ワンマンLIVE 2025
「 THE☆ANNIVERSARI☆CKY」
ー春めぐり ソロもそぞろに 十六年ー

日程:2025年3月30日 (日)
会場:東京・渋谷REX
時間:開場15:30/開演16:00
前売券:7,500円(D別)
当日券:8,500円(D別)

-CAST-
Gt:眞鍋香我
Ba:YUCHI
Key:おおくぼけい 
Mnp:巧
Dr:Shinpei