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PENICILLINのギタリストのみならず、ソロ・プロジェクト、Crack6を率いて活躍中の千聖。このところ、PENICILLINは30周年関連のリリース(ベスト盤『30 -thirty- Universe』)やツアーで多忙を極めていたが、その合間を縫ってCrack6のニューアルバム『カナリア最終楽章:CODA』(6月6日発売)の制作を粛々と進めていたのである。
コロナ禍の中、様々な葛藤を経て作り上げたアルバムには彼の思い入れもタップリ詰まっている模様。ここではその新作に加え、PENICILLINの活動についても千聖にじっくり語ってもらった(インタビューは3回にわたって掲載します)。
Interview:海江敦士
――そうこうするうちに2023年も終わってしまいそうな勢いですが。
千聖:ベスト盤を掲げたPENICILLINのツアーも2月から4月まであったしね。そうしたらスタッフから「千聖さん、6月どうするんですか?」って言われて(苦笑)。そこで「“カナリア”ってどうなってんの?」ってなるじゃないですか。“これはヤバい”と思って、慌てて3年前の作品をもう一度見直したわけ。重さん(重盛美晴氏)とJIROさん(O-JIRO)にも相談して、改めて予定を組み直しましてね。PENICILLINのツアー中に(苦笑)。
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