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Vijuttoke23年7月号「Kαin」インタビュー
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Vijuttoke23年7月号「Kαin」インタビュー

2023-07-25 18:00

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    藤田幸也オフィシャルサイト​

    L→R 一也 -kazuya- / YUKIYA / ATSUSHI / kazu

    YUKIYA(Kαin)のロングインタビューを2ヶ月に分けて掲載決定の前編!Vijuttoke主催「Vijuttoke!!Festtoke!!2023」にも出演するKαinを、巻頭含めて徹底取材を敢行!!​

    ■今回の特集はKαinさんの特集となります。去年11月でKαinさんが15周年を迎え、そして今年16年目。この16年はどんな16年でしたか?

    YUKIYA:1つ前の『JILS』(ジルス)と言うバンドが、2007年に解散して、その解散の理由は自分が辞めるって言い出した事が発端だったんですよ。その理由と言うのが、当時、自分の年齢的にもいつまで最前線でロックバンドをやれるのかなと考えた時に、そろそろ終わりを考えないと行けないと思ったんですよ。JILSに関しては下世話な言い方をすると、ある程度商業的に成立する事を目的に作ったバンドというかプロジェクトだったので、リリースのスケジュールなども完全に自分のアーティスティックな部分の気持ち主導ではいかないと言いますか、たとえ新曲を書く気分じゃなくても、何ヶ月に1回はリリースをしないとビジネスとして回っていかないと言いますか、自分がレーベルのオーナーもやっていましたので、自分のソングライターである部分と、レーベルを運営している自分が、仲良く出来なくなっていました。レーベルの運営している自分としては「そろそろ新譜のリリース頼むよ!」と思ったとしても、ソングライターの自分は「今はそういう時期じゃねえよ!」みたいな戦いがありました。(笑) メンバーとスタッフもいたのである程度お金を産まないとみんなの生活も維持出来なかったのですが、ありがたい事にお客さんもある程度入って回ってはいけていたんですが、それが悪いルーティンにもなっていたというか、毎年何月には大きい会場でワンマンやって、 何月にはリリースして、これをいつまで続けるのかなと考えた時に、20代とかだったら「一山当ててやるぜ!」みたいな気持ちになったかもしれないのですが、そうでも無い年齢にも来ていたので、この後、現役で何年か出来るのであれば、余力があるうちに、もうそこはアーティスティックな部分に思いっきり振り切りたいなと思ったんです。ニューシングルとかも、新曲が書けなきゃもういつまでたっても出さないとか、本当に好きな事だけをやる最後の活動をしたかったのでJILSを終わらせました。ました。何か不満があったとか、何か上手く行かなくなったとか、全然お客さんが来なくなったとか、そう言う事では無かったですね。


    ■それで2007年にYUKIYAさんがJILS脱退を発表されたんですね。

    YUKIYA:脱退の話をメンバーにした際、YUKIYAさんが辞めるなら成立しなくなるなと実質の解散となりました。当時のメンバーには申し訳無い気持ちは今でもあります。


    ■そしてアーティスティックの部分に振り切ろうと思って、結成したのがKαinになるってことですね?

    YUKIYA:そうですね。形態としてはバンドじゃなくても良かったですし、ソロでも良かったのかもですし、アーティスティックな部分を強めた趣味全開みたいな事がやりたかったんですね。勿論、そんなのが長くは続かないと思っていたので、3年ぐらい出来たら御の字みたいに始めたのに、やってみると今までのどのバンドより長く続いちゃったのが現在です。(笑)


    ■そこでKαinが今年で16年目になったって事ですよね。実際アーティスティックの部分全面に押し出せた16年間だったんですか?

    YUKIYA:10周年の時に、1回解散して引退しますみたいなことを言ったんですけど、その時点で割と自分が16才とか17才ぐらいから、バンドが好きで「こう言うバンドをやりたいんだよな!」 って思うバンドは出来ているとは思いました。


    ■10周年の時に1回辞めようと思った原因は何だったんですか?

    YUKIYA: Kαinの立ち上げメンバーの1人が、仕事とかプライベートの事情があって、10周年で勇退になったんです。制作とかは引き続きやってはくれるのですが、ステージにはもう立てないっていうことになったんですよ。そこが自分も潮時かなと思ったのですが、紆余曲折あり、当時のメンバーだったり、周りの人達の説得もあって、細々で良いなら続けるかみたいな気持ちで続ける事にしました。バンドの終わり方って、いくつかあると思うんですけど、今が1番良い時に華々しく終わる選択肢、D≒SIREとかJILSの時は比較的そんな感じでした。JILSが解散した時は自分のせいでもありますが、今までのキャリアで1番大きい会場でワンマンライブをやれたのですが、良い時にバンドが終わると、悲しむ人もめちゃくちゃ多い事を知りました。解散ライブが終わってステージ去る時に めちゃくちゃ申し訳ない気持ちになったんですよね。Kαin の10周年のライブの際、赤坂BLITZでワンマンをして、そこで終われば綺麗ではあったんですけど、周りのメンバーやスタッフに説得された事もあるんですけど、また前と同じ事を繰り返すなと思って考え方が少し変わったんですよね。人気が無くなるまで続けるのも良いなとか、最後の最後小さいライブハウスで終わりでも良いんじゃないかなって。


    ■考え方が180度変わって、Kαinを続けて行く決心をしたんですね。

    YUKIYA:引退撤回宣言みたいなのしたんですけど、その時に本当に物理的にこれは成立しないと言う所までKαinをやろうと思いました!


    ■2019年5月2日(木)にマイナビBLITZ赤坂にて開催された「Astral Sanctuary」をもって一度は無期限活動休止をしました。その裏にはどんな事があったのでしょうか?

    YUKIYA:その時は単純に最低限のクオリティを保てるメンバーが揃わなくなったんですよ。少なくても、ライブ活動は当分出来ないと思いました。それで1回休みを取りました。


    ■YUKIYA さんの誕生日でもある2021年5月2日に、約2年ぶりとなる公演「Not Alone in the World Wide Worth」を渋谷WWWにて現体制ラストライブとして開催しました。このタイミングとなるとコロナ禍真っただ中の公演になりましたよね?

    YUKIYA:2020年が中止になったんですよ。BLITZが2020年で閉館するので、それが最後のBLITZ公演になる予定だったんですよ。コロナで結局中止になって、BLITZも一時閉館したままそのまま無くなってしまったので、2021年はどうしようと考えた時に会場が見つからなくて、結局「渋谷WWW」と言う箱でやったんですけど、その日は無観客でやりました。


    ■この日、SIN(G)さんがバンドより脱退、音楽活動からの引退と言う日でもあったんですよね?

    YUKIYA:その日から今の編成になったんですよね。この2021年の無観客ライブは、3日前までは行政の方に確認を取って有観客で出来るって話だったんですよ。寸前で有観客がNGになって、配信さえも間に合わなくて無観客、無配信という意味が分からない状態での公演になりました。映像制作チームだけ都合が付いたので、撮影だけはして、後日チケットを買った方には 返金をするか、その日の撮影した模様をDVDにしてお渡しするかを選んでもらいました。


    ■ある意味で2年ぶりのライブが大変なライブになってしまったんですね。ここ数年は現在のメンバーで、ライブだけではなく曲作りやレコーディングも行っているとお聞きしていますが、現在のメンバーについてお聞かせ下さい。

    YUKIYA:自分とドラムのATSUSHIの2人は、もう16年変わってないメンバーなんですよ。ATSUSHIはドラムなんですけど、本人がドラマーの考え方よりは、ソングライターとか、Kαinに入る前からスタジオでエンジニアの仕事をしてたのでそちらの意識が強い人で、結成以降、全音源レコーディングとかミックスとかも全部ATSUSHIがやってるので、単にドラマーと言うよりはサウンド全体の要でもありますね。16年一緒なので仲も良いですね!(笑)ベースのkazuさんは、読者の方とかも知っているようなバンドだと、蜉蝣と言うバンドで活動していた方で、Kαinではもう10年以上ベースを弾いています。サポートメンバーにはなっていますが、Kαinの歴史のほとんどでベースを弾いているので、近年では、彼が作曲した「LiFE」と言う曲も音源にしたりライブでも演奏したりしているので、どこからがサポートメンバーなのかの線引きは僕もわからないです。(笑) ギターの一也 -kazuya-はHOLLOWGRAMでベースを弾いていて、Kαinではギタリストで参加してくれています。2018年、2019年ぐらいからちょこちょこゲストでは弾いたりはしていて、4人編成のギタリストになったのは、先ほどの無観客ライブからいになります。


    ■そんな現在のメンバーだからこそ、Kαinに与えた音楽性や世界観など、良い意味で影響は大きいですか?

    YUKIYA:ベースになる方向性とか、世界観みたいなのは基本変わってはいないとは思うんですが今の4人になってから、意思の伝達がスムーズになって、アレンジや、楽曲制作のスピードがもの凄く早くなりました。それは自分でも想定外な事で、D≒SIREやJILSでは、5人編成のツインギターのバンドを長くやって来たので、自分でもちょっと未確定な感じで始めたんですけど、思っていた以上に4人でのバランスが良く、今年それこそVijuttokeさんのフェスに出させていただこうと思ったきっかけとか、 数年ぶりに他にもイベントに出演させて頂くんですけど、その理由も今の4人になって、バランスとまとまりが良く、イベントとかでも戦えるんじゃないかと言う気持ちになれたのがでかいですね。もう随分長い間、ワンマンライブ以外の活動はもしかしたら10年ぐらい出てないかもしれません。


    ■前号で、千聖さんの対談をVijuttokeでも特集させて頂きましたが、今年はCrazy Monstersにも出演しますね?Crazy Monstersの出演を決めたきっかけはあったのですか?

    YUKIYA:対談の時にもお話したんですけど、この10何年間の中でもちょこちょこイベントとかにはお誘いいただいたりすることはあったんですよ。ただ出演しなかったのは、こっち側の問題ですよね。僕のやっていることが最初にお話したように、非常に趣味性が高いことをやっているので。イベントに出る目的って、やっぱ自分達のコアなお客さん以外の方にも見て頂きたいっていうその気持ちが無かったんですよね。4人編成になってちょうど2年ぐらい経って、まとまりも出て、新しい曲もどんどん完成するようになって来た事と、Crazy Monstersに関して言えば、出演バンドが当時とバンド名は違うけど知っている人ばかりで懐かしいというのもありました。後、千聖さんが、こんなイベントもあってもいいんじゃないかと言う彼の考えに、それ面白そうだねって、凄く賛同出来たって言うのが理由ですね。


    ■Vijuttokeのフェスは今までは全然絡みがないような若手のバンドも出たりするようなイベントにはなりますが、逆にどうして出ていただけるのかなと一瞬思ったんですけど、聞いちゃって良いですか?

    YUKIYA:出演するバンドは正直知らないバンドが多いのですが、まず1つは名古屋と言う街に思い入れがあって名古屋が好きなんです。そして主催者の挨拶のブログも毎年書いていたじゃないですか?イベントをやる趣旨とか意思の部分で共感も出来ました。会場もE.L.Lの3会場との事で、昔大分お世話になっていたのに近年は行けてなかったので、今回のフェスに出させていただけるなら出たいと言う気持ちでした。


    ■ありがとうございます!そして去年15周年の記念公演として東京&大阪で2daysずつ行われました。11月12日の大阪公演にはD≒SIREでの盟友、聖詩 -Kiyoshi-(ex.D≒SIRE)さんの特別ゲスト出演と言う貴重な機会もありました。

    YUKIYA:彼は大阪に住んでいて、実は聖詩に関しては、D≒SIREが解散してから17年ぐらい連絡先も知らないぐらいだったんです。10年くらい前にどこかでKαinも出ていて、12012も出ているってイベントがあったんですけど、その時に12012が「YUKIYAさん、今日はびっくりするゲスト連れて来ました。」と聖詩を招待していて、そこで再開しました。それが10年ぐらい前で、それ以降連絡は取ったりしていました。これは聖詩だけじゃなくて、D≒SIREの元メンバーみんながそうなんですけど、Kαinを見せたり聴かせたりした時に、「これは20歳ぐらいの頃から、YUKIYAくんがやりたいって言っていた事だよね!」ってすごい理解してくれて、そこから聖詩とは制作に関しアドバイスや相談とかするようになりました。それもあって、楽曲もほぼ全部知っていたので、15周年もあって大阪での久しぶりのワンマンだったので「遊びに来る?」から「何曲か弾いてみる?」になって、それが段々とエスカレートして結局ほぼ全曲参加する事になりました。(笑) せっかく聖詩が参加するのならと久しぶりにD≒SIREの曲も3曲ぐらいやりましたね!


    ■なかなかファンにとってはたまらない1日になりましたね!

    YUKIYA:はい!盛り上がりました!


    次号8月号に続く、、、


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    Vijuttoke INFORMATION

    *月刊フリーペーパー「Vijuttoke」配布店舗一覧 http://vijuttoke.com/contents/about/distribution_all/
     
    *Vijuttoke掲載インタビューを配信中!
    ・WEB【club Zy. 】https://www.club-zy.com/contents/free_paper
    ・ブロマガ【club Zy.チャンネル 】https://ch.nicovideo.jp/club-Zy/blomaga
    ≪23年7月号 配信LINE UP≫
    7月20日(木)18:00 Sick²
    7月21日(金)18:00 BabyKingdom
    7月24日(月)18:00 ZEILE / 吐き溜め / Ars Nøva
    7月25日(火)18:00 Kαin / 千聖 (MSTR Crack6 / PENICILLIN)× you & kiyo(Nicori Light Tours / ex.Janne Da Arc)

    Artist INFORMATION

    Kαin2023年ライブスケジュール

    ●07月08日(土)東京「渋谷REX」 ※ワンマン
    ●07月09日(日)東京「渋谷REX」 ※ワンマン
    ●8月19日(土)名古屋「Vijuttoke!!Festtoke!!2023」※イベント出演
    ●8月20日(日)名古屋「静かの海」
    ●08月26日(土)東京「池袋手刀」 ※ワンマン
    ●09月18日(月祝)東京「池袋手刀」※ワンマン
    ●10月28日(土)東京「池袋手刀」 ※ワンマン
    ●10月29日(日)東京「新宿ReNY」「Crazy Monsters Halloween Party 2023」※イベント出演
    ============================
    ●11月11日(土)東京某所ワンマン(Kαin16周年&YUKIYA30周年記念公演)
    ●11月12日(日)東京某所ワンマン(Kαin16周年&YUKIYA30周年記念公演)
    ●11月24日(金)名古屋「静かの海」
    ●11月25日(土)名古屋某所ワンマン(Kαin16周年&YUKIYA30周年記念公演)
    ●11月26日(日)名古屋某所ワンマン(Kαin16周年&YUKIYA30周年記念公演)
    ●12月24日(日)東京「新宿LOFT」※ワンマン
    ==============================================


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    Kαinニューシングル「NOWHERE」2023年7月よりライブ会場限定販売

    収録曲(全タイプ共通)
    01:「NOWHERE」
    02:「Nowhere Else」
    =============================================
    Aタイプ「NOWHERE」盤(写真上)※KZCD-058A
    ■YUKIYA撮影による長野県の写真ジャケット
    ■YUKIYA撮影によるイギリス・シェフィールドの写真ポストカード
    =============================================
    Bタイプ「Nowhere Else」盤(写真下)※KZCD-058B
    ■YUKIYA撮影による新宿の写真ジャケット
    ■YUKIYA撮影による新宿の写真ポストカード
    =============================================
    Cタイプ「TMFR-web shop」盤 ※KZCD-058(近日発売)
    ■YUKIYA撮影によるイギリスの写真ジャケット
    ■歌詞カード詳細は近日発表

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