メMoi dix Mois、Versailles、D、摩天楼オペラという錚々たる顔ぶれが集まり、今年1月に始動したJapanese Visual Metal。多くのリスナーから熱い期待が寄せられる中、彼らは9月20日にJVM Roses Blood Symphony名義で「協奏曲~耽美なる血統~」をリリースし、さらに9月22日から10月2日にかけて<Japanese Visual Metal Tour>を行なった。
大きな反響を巻き起こした同ツアーの最終公演のレポートと、ツアー後にMana(g)、KAMIJO(vo)、ASAGI(vo)、苑(vo)を招いて開催された座談会の模様を3回にわたってお送りする。
Interview:村上孝之
――まずは、それぞれどんな思いを抱いて<Japanese Visual Metal Tour>に臨んだかといった辺りから話していただけますか。
KAMIJO:Versaillesとしては、今回のツアーが現メンバーでのラスト・ツアーになってしまうことが決まったうえで臨んだツアーだったんですね。ですから、いかに今のメンバーでいい思い出が作れるかというのがありましたし、Dの活動休止も発表されていたので、JVM Roses Blood Symphonyとしても忘れられない日々をいかに凝縮して過ごせるか……一言で言ってしまえば、どれだけ楽しい思い出が作れるか、そして未来へつなげられるか。そういう覚悟と期待を胸に、あとは義務として、もうなにがなんでもファンの皆さんを幸せな笑顔にする。そういう意識で、ツアーに臨みました。
苑:僕は先輩方とご一緒できるというのがすごく光栄でしたし、いつも一緒に飲んでいるメンバーの方もいますし。もう絶対に楽しいだろうなというのがあって、“やったぜ!”という感じで臨みました。