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Vijuttoke24年1月号「LIPHLICH」インタビュー
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Vijuttoke24年1月号「LIPHLICH」インタビュー

2024-01-23 18:00

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    LIPHLICH HP​

    L→R Guitar.新井崇之 / Drum.小林孝聡 / Vocal.久我新悟 / Bass.竹田和彦

    LIPHLICH活動休止!突然届いた悲報にびっくりした編集部だったが、これはあくまでもLIPHLICHが次のSTEPに行く為の前向きな決断!​

    ■まずは2月24日(土)神田スクエアホール公演をもちまして活動休止と言うNEWSが届いてびっくりはしているのですが、必ず活動再開するという意思がある前向きな活動休止と捉えても良かったでしょうか?

    久我:はい。各々の充電期間として、あくまで前向きな決断です。

    新井:そうですよね。止まらない約束をしていたからびっくりしたと思います。はい。休止で終わりではないです。

    竹田:そうですね、でも今はもうすぐ始まる全国ツアーで全力のステージを届けて「絶対に成功させる!!!」という気持ちでいっぱいですね。

    小林:そうですね。


    ■そして最新音源「Wander With Wonder」を去年10月に配信リリースしました。LIPHLICHの中でも今まで以上に妖艶な雰囲気が漂う曲ですね。こちらの曲について教えて下さい。

    久我:自分の根底にある音楽性が素直に出ている曲ですね。異国感のあるメロディとサウンドが好きなんです。間奏の変拍子がおもしろくできました。

    新井:とてもLIPHLICHらしい楽曲ですよね。こういう雰囲気の曲は過去にもありますがこの空気感はバンドの経験値とメンバーの成長がもたらしてるのかなと思います。

    竹田:最新シングルを選曲をするにあたって10曲くらいかな?候補曲があったんですがこの曲が「いちばん久我くんらしいな!」って思って決めたことを覚えています。

    小林:THE久我節!!スパイスの香りが漂ってくる…。特徴的なタム回しフレーズができたと思います。


    ■「Wander With Wonder」ですが、歌詞も「あらざるもの」、「呪い」、「不眠」、「亡者の命」など、力強い単語が用いられてますが、この曲の歌詞についても是非聞いてみたいです。

    久我:一般的にはマイナスイメージのある言葉かもしれませんが、たとえば「呪い」でしたらそれだけ強力な想いとも言えます。「みんな凡人で大差ないんだから頑張ろう」と表現するより「諸刃の剣だとしても、困難に立ち向かえるくらいの呪いを見つけようよ」みたいに表現する方が性に合っていまして。現在を懸命に生きる、自分自身を含めた「あらざるもの/亡者」達への賛歌をテーマに書きました。


    ■去年9月にリリースした「Aim At Apple」は、90年代のダンスナンバーのような曲に自分は感じてしまいました。こちらの曲についても聞いても良いですか?

    久我:ベースが引っ張る曲にしたくて、まさに90年代のジャミロクワイ等をイメージして作った曲です。

    新井:過去1番ギターがシンプルというかトラック数が少ない曲ですね。シンプルが故に凄く難しくてレコーディングでは苦労しました。こういう楽曲を演奏してきた歴代のミュージシャンの素晴らしさを改めて感じましたね。

    竹田:この曲のようなテイストの音楽って今まであまり通って来なかったんですよね。なので、この曲のレコーディングを通して、また一つ成長出来たかなって思っています。満足したベースが弾けたので凄く嬉しかったですね。

    小林:久我さん引き出し多いなあと思いました。これはデモ段階でかなり好きだったやつで当初から推してました。ドラムはうるさくなっちゃいけない曲でハットもほとんどクローズです。


    ■「Aim At Apple」の歌詞について聞いてみたいのですが、題材はどこから出てきたものなんでしょうか?

    久我:Appleは大切なものというスラング的な意味で使っています。正式名称は分からないんですが、「採掘」という風刺画がありまして(興味ある方検索してみてください)、あと一歩のところで諦めてしまった人と諦めない人を比較して表現したイラストです。現在夢中で突っ走っている人はそのままでいいと思いますが、もうちょっと先の話で、今まで頑張ってきたけど不安で歩みが遅くなっている人に対しての歌です。もちろん自分への戒めとしても。


    ■去年7月にリリースしました「Dope Deadly Dream」についても聞いちゃいます。「ドープメアリー」「ゾンビたちの残花」「瓦礫喜劇」の3曲が収録されていますが、各メンバーさん1曲PICK UPして頂き、聴きどころなんかを聞いてみたいです。

    久我:僕からは「ゾンビたちの残花」を。映画、ゲーム、アニメにしろ戦闘の音楽が好きなのでその辺をイメージして作った曲です。僕が物心ついた頃から言われてきましたが、ずっと争いが絶えない混沌とした世界で日本に住んでいる人間としてどう考えよう、みたいなことを考えて書いた覚えがあります。僕の結論は「身近な人を大切に、合わない人は攻撃なんかせず距離を置く、距離を置けない人はうまい距離感を模索する」というよく言われる当たり前なことなんですど。それが国家間でできないから戦争が起きているし、小さい組織の中で起きていることも分かっています。嗚呼人間って……という歌かな。

    新井:「瓦礫喜劇」ですね。明るくて何だか前向きになれる雰囲気が好きですね。ギターソロは自分らしくロックンロールしてるので気に入ってます。全体の雰囲気にもバッチリ合ってるなと。

    竹田:ドープメアリーに関しては、今までのLIPHLICHには無かった曲調だったのでレコーディングをしていてとても新鮮でした。ステージで演奏していくにつれて、ライブでこそさらに生きる曲だなっていう気持ちが強まったので、是非一度、生で聴いてもらえたら嬉しいです。

    小林:「瓦礫喜劇」です。この3曲の中で一番明るい、っていうか僕らの曲の中で一番ポップなんじゃないかな。ライブで掛け合いとかはないけど皆で平和な笑顔ができる(笑)ドラムに関してはLIVEの方がフィルの手数を増やしたりしてるのでとにかく音数を詰め込んでます。


    ■LIPHLICH TOUR 2024「Natural New Nix」も決定しております。今回のツアーは色々思う事もあるかと思いますが、どんなツアーにしましょうか?

    久我:とにかく悔いが残らないように全公演を全身全霊で臨みます。

    新井:活動休止前ラストのワンマンツアーという意識が先行してしまうかもしれませんが、来場してくれたファンの皆に全力で届けるという事に今までと何も変わらないですね。

    竹田:冒頭にも話しましたが、全11公演、どの公演も全力のステージを届けて、ファンの皆さんと楽しい思い出をいっぱい作りたいなって思っています。

    小林:一旦止まることには変わりないので、過去最大にLIPHLICHのかっこよさを存分に各地で出し切りたいと思います!!


    ■活動休止最後の2月24日(土)神田スクエアホールの公演、どんな1日にしたいですか?

    久我:復活前提の活動休止ではありますが休止期間が決まっていないので、バンドの歴史と自分たちのスキルや想いを全て出し切る公演にしたいですね。

    新井:過去最高のライブです。

    竹田:俺、元々はLIPHLICHのサポートベーシストだったんです。それで、最初にその話が来たのがちょうど5年前の2月24日なんです。それから縁あって仲間になって、多くのライブをして。なので、今までで1番の、「最高だったね!!!」っていっぱい言い合える1日にしたいですね。

    小林:来てくれた方一人一人に届くように目力を持っていきたいです。ホールってお客さんとの距離がどうしても遠くなってしまう感じがありますがそうは感じてほしくないので一丸となれるようなライブを目指します。あとは楽しみたいです。


    ■2010年結成、この約14年間、皆さんにとってLIPHLICHとは?

    久我:人生です。

    新井:生活の一部であり身体の一部であり自分自身かなと思います。

    竹田:本来の自分を、バンドマンとしての自分を思い出させてくれた場所なのかなって思っています。

    小林:誰かを喜ばせられる場所。


    ■それでは最後にVijuttoke読者に一言お願いします。

    久我:ここまで読んでいただきありがとうございます。まずはサブスクで是非是非聴いてください。音楽性の幅がとにかく広いバンドなので楽しんでもらえると思います。知ってくれている方はワンマンおいでよー。昔もいまもLIPHLICHは最高ですよー。

    新井:最後まで読んで頂きありがとうございます。全力でLIPHLICHをお届けしますので是非僕たちの生きた言葉と音楽を聴いてください。またね。

    竹田:1月13日から始まる全国ツアーで皆さんに会えること、楽しみにしています!一昨年に続いて今回2回目のVijuttoke、取材してもらえて、とても嬉しかったです。ありがとうございました!

    小林:このような発言の機会を頂いたことに感謝します。僕らはライブバンドだと思ってますのでライブには自信があります。LIPHLICHにどんなイメージがあるのかは人それぞれ感じ方はあるかもしれませんが結構泥臭いっていうか漢のライブっていうか熱いロックやってるのでライブ観に来てください!!


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    Vijuttoke INFORMATION

    *月刊フリーペーパー「Vijuttoke」配布店舗一覧 http://vijuttoke.com/contents/about/distribution_all/
     
    *Vijuttoke掲載インタビューを配信中!
    ・WEB【club Zy. 】https://www.club-zy.com/contents/free_paper
    ・ブロマガ【club Zy.チャンネル 】https://ch.nicovideo.jp/club-Zy/blomaga
    ≪24年1月号 配信LINE UP≫
    1月22日(月)18:00 XANVALA
    1月23日(火)18:00 LIPHLICH
    1月25日(木)18:00 deadman
    1月26日(金)18:00 Kαin

    Artist INFORMATION

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    Wander With Wonder
    ※Digital Release
    2023.10.24
    1.Wander With Wonder


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    Aim At Apple
    ※Digital Release
    2023.9.23
    1.Aim At Apple


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    Dope Deadly Dream
    ※Digital Release
    2023.7.30
    1.ドープメアリー
    2.ゾンビたちの残花
    3.瓦礫喜劇



    LIPHLICH TOUR 2024「Natural New Nix」

    1月13日(土)高田馬場CLUB PHASE
    1月14日(日)浦和ナルシス
    1月20日(土)柏616
    1月21日(日)宇都宮HEAVEN'S ROCK 2/3
    1月27日(土)岡山ペパーランド
    1月28日(日)神戸BLUEPORT
    2月03日(土)大阪RUIDO
    2月04日(日)名古屋ell.SIZE
    2月10日(土)福岡UTERO
    2月11日(日)福岡UTERO
    〜TOUR FINAL〜
    2月24日(土) 神田スクエアホール

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