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撮影:菅沼剛弘 / インタビュー:西村綾乃
Photographs by Takehiro Suganuma / Interview by Ayano Nishimura
[2012年9月掲載]
第1回:the GazettE結成10年の節目に生まれた アルバム「DIVISION」
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――新アルバム「DIVISION」が8月29日に発売されました。前作「TOXIC」からわずか10カ月。収録した曲は(初回盤は14曲、通常盤は12曲)すべて新曲という仕様にも驚きました。まずは制作のきっかけから教えてください。
葵 the GazettEは今年3月に結成10年を迎えたんです。10年という節目に何か出そうってRUKIから提案がありました。アルバムになるのか何なのかは、最初決まっていなくて、でも昨年の年末から年明けにかけて話を重ねていく中で、前回のアルバム、「TOXIC」の流れをくんだものにしようっていうイメージが固まっていった……感じです。
――葵さんの中では、アルバムをこういうイメージにしたいとか何か思っていた部分ってありましたか?
葵 そうですね。10年やってきての今回だったので、自分の中に持っていなかったものとか、自分の中に生まれた音楽を素直に出していこうっていうのは考えていました。ライブも最近はthe GazettEの葵というよりもっと、自分らしくやろうってステージに立っていますし。
――アルバムの初回盤は2枚組で、1枚目は「ロックサイド」、2枚目は「デジタルサイド」と異なった世界観を出しているのが面白いですね。初回盤と通常盤の曲順が違うのも驚きました。細かい!
葵 初回盤と、通常盤の曲順を変えたのは流れが良いようにっていう思いですね。初回盤の2枚で分けた音源を、通常盤で1枚にするとき、同じ曲順っていうのは違うかなって思ったし。
――葵さんが1番思い入れがある曲ってどの曲ですか?
葵 「歪」ですね。描いているものは欲や、人間の真理。どろっとしています。
――「歪」は初回盤に付くDVDに、ミュージッククリップが収録されますね。収録はどんな感じで進められたのでしょうか?
葵 映像はスタジオで録ったんですけど、モノクロで演奏シーンが中心。撮影が押しに押してクタクタでした……。
――疲れから来ている、憂いある表情に注目ですね(笑)。
葵 ですね。
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