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小飼弾の論弾 #202「世界で盛り上がる宇宙開発、終わりなき緊急事態宣言とワクチンで後れを取る日本」
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小飼弾の論弾 #202「世界で盛り上がる宇宙開発、終わりなき緊急事態宣言とワクチンで後れを取る日本」

2021-05-22 07:00

     「小飼弾の論弾」で進行を務める、編集者の山路達也です。
     無料公開部分の生配信およびアーカイブ公開はニコ生・ニコ動のほか、YouTube Liveでも行っておりますので、よろしければこちらもぜひチャンネル登録をお願いいたします!

     今回は、2021年05月11日(火)配信のテキストをお届けします。

     次回は、2021年05月25日(火)20:00の配信です。

     お楽しみに!

    新刊『小飼弾の超訳「お金」理論』

    「ブラック労働者」をやめましょう。「お金を増やさねばならない」思い込みを捨てましょう。働いたら負け。もう労働には価値はない。理想は、誰でも自由に生きて食べていける世の中。なのに、いつまでも「お金」に振り回されるのはなぜか―――。
    『小飼弾の超訳「お金」理論』では、世界を動かしているお金の仕組みと、お金との付き合い方をやさしく解き明かします。

    2021/05/11配信のハイライト

    • 新しいテレビを購入した話とAirTagレビュー
    • IBMの「2ナノメートルプロセス」発表の意味と基礎研究の重要性
    • 「反物質でできた恒星?」とゲイツ夫妻離婚「節税説」の否定
    • 視聴者質問「緊急事態宣言を一刀両断してほしい」
    • 汎用ワクチンからアメリカ、中国の人口減、スコットランド独立まで
    • 視聴者質問「原発処理水の海洋放出についての意見」

    新しいテレビを購入した話とAirTagレビュー

    山路:タイトル、緊急事態宣言、何かもう入ってるんですけども、さすがにそういう話から入ると嫌な感じになるので、軽いところから。弾さん、テレビ買い換えたそうじゃないですか。

    小飼:実はそうなんです。テレビ、実はですね、唯一テレビだけがぶっ壊れてなかったんだけど、テレビを乗っけてる台座とかがぶっ壊れまして(笑)

    山路:私が前回だったか、前々回だったか、4Kテレビ欲しいんすよねって言ったら、なんか「もう僕、最近テレビに興味ねえ」みたいなことを言って、しれっと買い替えてるじゃないですか(笑)

    小飼:そう、でも僕というより、僕だけだったら多分テレビごと捨てちゃってたのかもしれないけれども、ちゃんと妻も子もいるので、

    山路:はっはっはっは。有機ELの55インチ。

    小飼:はい。前のやつがフルHDの46インチだったっけな。(配信を映しているテレビを見ながら)おー。おー、なにこれ。

    山路:合わせ鏡になっとる(笑)

    小飼:何これ。

    山路:これ映して、合わせ鏡になっとるっちゅうことなんですよね。すごい、めちゃめちゃ酔いそうですよね、これ。視聴者大丈夫かな(笑)。これなんかコメントで「でもお高いんでしょう?」って出てますけど

    小飼:そうですね。僕はテレビの相場とかって言うの、分かんないんですけれども、大体テレビとこれ、テレビのほうが少し高いのかな、実売で同じぐらいの値段だったかな。

    山路:じゃあ、めちゃめちゃ高くはない(笑)、わけですな。

    小飼:大体、相場通りで買えたと思います。

    山路:でも安くなりましたね、55インチでなんかそれぐらいだったら。私もなんか

    小飼:20万ちょい超えるぐらいだった

    山路:48インチにしようかと思ったけど、55インチにしてもいいのかなあ。有機EL、やっぱ綺麗ですよね。今更ですけど。

    小飼:ちゃんと自分で光るので、昼間はいいですね。昼間液晶だと、だから結構、部屋を暗くしないと、あれなんですけれども。

    山路:これ、BRAVIAの型落ちになるんですか?

    小飼:型落ちというわけではないけども、あれかな、去年の夏モデルってことになるのかな、これ。

    山路:A8Hでしたっけ。

    「PS5買わないと」(コメント)

    小飼:PS5もフルスペックで映せるはずです、うちにないけど、PS5。

    山路:あれ、120Hz駆動とかっていうやつになるんですかね。

    小飼:あ、120Hzでは駆動しない、60ぐらいじゃないかな、4K60ぐらいじゃないかな。

    山路:そうか。120は今年のモデルからか。

    小飼:ただHDRで、ケーブルも2.0以上でないと、同じHDMIでも。

    山路:あれもなんか不思議なんですけど、そのHDMIってその仕様が上がってくと、要求されるテーブルなんかも変わってくるじゃないですか。

    小飼:ある程度、変わってきますね。

    山路:信号なんかは同じなのに、同じってわけでもないのか、

    小飼:古い規格と新しいやつが互換性がある、新しいやつに古いの差しても、だからちゃんと見れるけど、その逆は真にならない

    山路:でも、その信号はやっぱ、信号線は追加されてるって事なのかな

    小飼:信号線は同じはずで、あれです、駆動周波数とかが変わるんじゃなかったかな。僕も、すごい門外漢だから、

    山路:私もなんか、テレビには最近まで全然興味がなかったんだけど、急に物欲が湧いてきた(笑)

    小飼:今売られてるのはあれですかね、でも最初はあれだ、電気屋で推められたやつというのは、ちょっと古かったな。ちょっと古かったので、ケーブル突っ返しました、トラブルらしいトラブルというのはそれだけかな。1.4の規格のやつだったっけな。4Kでは映るんだけど、4KHDRにはならないの、それだと。

    「そんなすごい画面で何見るんだ」(コメント)

    山路:4KのHDRとかって試しました?

    小飼:いや、まだ試してないけれども。

    山路:なんかネット配信では

    小飼:4KのHDRというよりも、まぁ一応BS4Kが映るのは確認した。

    山路:まぁそもそも弾さん、あんまテレビ見ないわけですもんね(笑)

    小飼:そうなんです。

    「そらオリンピックよ」(コメント)

    山路:まさに、まさにそのためのコンテンツだったんですけどね。

    小飼:オリンピックのおかげでいっぱい在庫してたのが、オリンピックが滑って、どうなんですかね、このクラスの有機ELで4Kで20万前後というのは。ちなみにソニーで直買いすると26万7千円とかそういう

    山路:まぁ、新製品だったら多分そんな値段だから。あのヨドバシとかで20万ちょいってのはかなり、そういう量販店でっていうのは相場なんじゃないすかね。ていうか、結構安いと思いますよ、55インチなら。

    小飼:でもね、これ何がいいかって言うと、AirPlayやChromecastにテレビだけで対応してる。だから今までApple TVとかあのFire TV Stickとか差せてたんだけど、なんだかそれが不要になった。

    山路:なるほどね。あとなんか、ちょっと個人的に便利そうだなと思ったのが、TVerのアプリが入ってるじゃないですか。

    小飼:なんか間抜けだよね。

    山路:まあね(笑)、なんかそこんところっていうのは日本のテレビ局も全部インターネット配信してもいいんじゃねえかっていう気すらしちゃうけれども。

    小飼:そうなんですよ。あのいちおう妻が欲しいって言ったんで、DVRつけましたけどね。DVRいらねえんじゃねえかという。

    山路:いやーちょっとなー。LG電子のテレビにしようかなと思ったんだけど、BRAVIAもいいな。非常にこう悩ましいところですけどね。

    小飼:いやーでも、山路さん物欲があるのがいいよねー。こっちは壊れたから買うものが

    山路:本当は、その旅行に2回ぐらい行こうと思ってたのがコロナでキャンセルになったりとか

    小飼:そりゃそうか

    山路:その辺りでなんかこう、ちょっと消費欲が溜まってるんですよね。皆さんもけっこうそういう人が多いんじゃないかっていう気もするんだけれど。

    「LG欲しい」(コメント)

    山路:あーそうですよね、LG評判いいんですよね。

    小飼:どうせパネルは一緒なんだよな。どうせパネルはLGなんだよね。今LGとサムスンだけだよね、

    山路:LGを、供給してるのって

    小飼:有機ELの大型パネルを供給してるのって。で、ソニーはLGのはず。

    山路:BRAVIAって録画の倍速再生機能があったから、それがちょっとLGに比べて利点だなーと思って悩んでるところなんですけどもね。ま、個人的な悩みなんですが(笑)。はい、ということでもう一つ、ガジェット絡みというか、電子機器絡みで行っときましょうか。あれですよ、話題の、弾さん買いました、あれ。

    小飼:ああ、あれって、

    山路:碁石みたいなやつ

    小飼:Apple TV?

    山路:あははは。

    小飼:Siriリモートがついに使えるようになったという。

    山路:その前にもういろいろ出て、話題になってるじゃないですか。

    小飼:これのことでしょう、どうせ。

    スタッフ:映ってます。

    小飼:あ、画面映してるのか。これですね。

    山路:AirTagですよね。

    小飼:AirTagというやつですね。飲んだらヤバいというやつですね。さっそく探してみましょうかね、これ。

    山路:もうさっそく探し始めた?

    小飼:あ、いけね、こっちで操作してた

    山路:今なにやってんだろうと

    小飼:僕もなんで動かないのかなーと、はい、ちゃんと持ち物で、僕は四つ買ったうち二つは自分のにしてるんですけれどもね。鍵、さっきの鍵探してみましょうか。はい、じゃあ鍵を選びます、で、この周辺という、この周辺にあるというの、あ、なんか出てますね。キー0というのが出てますね。そう、近くにあるって言うのはこれ分かってるんですけども、方角がまだ、方角出てきましたよ。方角で出るのにしばらく時間かかるんですよ、この周辺0.3、0.1、逆にキーのほうを近づけちゃいましょう、ほう、ここと。これくらの距離になると、ここ、になりますね。

    山路:このへんのインターフェイスがけっこう気持ちいいんですよね。

    小飼:気持ちいいです、けっこう。

    山路:バイブレーションもあって、なかなか。誤差10センチとかですもんね。だいたい。

    小飼:そうそうそう。

    山路:今までのそのBluetooth、そういうタグ、あったんですけれども、Bluetoothだったから、数十センチから数メートルみたいな誤差はあったんだけれど。さらにこの紛失モードですよね、

    小飼:さすがにそれはちょっとテストしてないな(笑)。

    山路:いや私、一回やってみたんですよ。自分のやつで。

    小飼:どう?

    山路:確かに、かなり離れたところにあるやつも、10分くらいでこう、位置とか表示されるようになって、これはかなり使えるなと思ったんですよね。で、Appleは推奨してないんですけれども、ペットとか子供とかにつける人、絶対出ますよね。

    小飼:ああ、もういるみたいですね。

    山路:当然リアルタイムでの追跡はできないんですけれども、一つつけとけば安心みたいなのあるから、絶対それはやる人はいるだろうなっていう

    小飼:それ自体は前からあったんだよね、MAMORIOとかさ。なんだったっけ、Tileだっけ。

    山路:そうそう、Tile。で、さっそくもう、いろんなところでトラブルだったりとかツッコミだったりってかもう、AirTag、いろいろ来てるじゃないですか。

    小飼:いわく、なんか飲み込むと危ないとか、

    山路:それ、一番最初に出てきたやつがそれみたいな所はありましたけど、あれどう思いました、「安全上の懸念、オーストラリア」。

    小飼:ちょっと飲むのにはデカいな、これ。あれか、財布のなかのやつを取り出してみよう。一応、生の大きさですね。ケースとかに入ってない生の大きさってこれくらいで、500円玉よりも一回り大きいのかな、これ。ただここが金属なので、確かに飲み込むとちょっと胃酸でどうよというのはあるけど、でもステンレススティールかな。これそのまま、出てくるかね。ちょっと尻から出すのにも痛そうだな、これ。これ、でも飲み込めちゃう人は飲み込めちゃうんだろうな、これ。

    山路:ただ、飲み込めちゃうものって夜中にいっぱいあるじゃないですか、電池入ってて。

    「節子、それAirTagや」(コメント)

    山路:それ、そんなのってみんななんか、そういうのつけなきゃいけないんでしたっけ。注意書きみたいなのって。誤飲防止みたいな事って。

    小飼:えーとどうなんだろう、そういう国によっても法律違いますけれども、でもボタン電池って飲むと本当にやばいので。

    山路:あー溶けちゃうっていう。

    小飼:はい。消化管に穴あくんで、はい。

    山路:うん、そうですよね。ショートしてってことですよね。

    小飼:電気メスみたいなもんなんで。

    山路:で、それ以外にも、もう

    小飼:Switchみたい、Switchって苦いのか、なるほど。そこら辺は任天堂、さすがだなぁ。

    山路:ああ、なんか樹脂に苦い、そういうコーティングがしてあるんじゃなかったでしたっけね、ニンテンドーSwitchの場合。

    小飼:さすがだ。

    山路:さらに誤飲とかだけじゃなくって、ハッキングにも成功したというような。

    小飼:まあその辺はまあ想定の範囲内ですよね。

    山路:ちょっとおかしかったのは、AirTag、そういうふうにハッキングしたって言って、ダンプリストが出てたけども、その最初のほうに「ストップ」ってAppleが書いてる、そのストップっていうコードが入れてあるっていう、もうやんなよって書いてあって、当然その解析されるのはまぁAppleのほうもお見通しというか。ただこれって、他の機器だったら、そういう脆弱性とかあっても、まあ大目に見てもらえるというか、数が大したことないから、そんな大問題にならないだろうけど、このAirTagに関しては精度が半端ないじゃないですか。で、そこんとこで改造とか、それこそスピーカーから音を出さないように改造して、人のところに紛れ込ませて追跡するっていう用途に使う奴は絶対出てくるじゃないかと思うんですよね。

    小飼:だろうね。

    山路:で、ハッキングしなくて、スピーカー壊してやるだけでも、ある意味

    小飼:そう、スピーカーを断線させてっていうのも

    山路:この辺のリスクって、かなりAppleにとって大きいものなんじゃないですか

    小飼:Appleにとって大きいのかな。それは悪用するやつが悪いです、で済んじゃう話のようにも思えますけどね。

    山路:まあ、それは包丁で人殺すのと同じやろうみたいな、Winnyなんかと同じように

    小飼:一応、だからこちらはちゃんと鞘もつけました、使用上の注意も載せました、なので。その辺のところだからきちっと整理するのに2年ぐらいかかったって見方もできますよね。だから、もの自体はもう明らかにiPhone11が出来た時から

    山路:なんかね、製造年月日がもう2020年とか2019年とかになってるって言う情報もありましたもんね。これ、じゃあ法務部門なんかがもうしっかり仕事をして、相当な対応を取ってきてる可能性が

    小飼:でしょうね。

    山路:なんかでもね、この人気者と言うか、これだけ大量に出す強い立場のある会社っていうのはいろいろ攻撃もあって大変だなと思いましたけれども。新製品出して誤飲で云々かんぬんで突っ込まれるっていうは、Appleぐらいじゃないかって気もしましたけどね。

    小飼:ああ、まあでも大きさとかもあるよ。だってTileとか四角いし、さらに飲みにくいじゃん、もう飲み込むの前提かよみたいな

    山路:なるほどね(笑)、そうか、Tile四角かったからか。なるほどなるほど。

    小飼:ただやっぱ、もう少し薄いバージョンは欲しいですね。財布に入れるとやっぱり、ここがポコンって感じになってしまうので

    IBMの「2ナノメートルプロセス」発表の意味と基礎研究の重要性

    山路:既にハッキングと言うか、分解して、カード状した人までいるっていう。しかも今年のなんというか、後半ぐらいにそういうU1チップ、UWB使ったサードパーティの製品も許可されるみたいだから、たぶんそれは出てくるんじゃないかなとは思いますけどね。じゃあAirTag行ったついでに、ちょっとまたIT絡みのやつ、IBM、今度は。これなんかどうですか、IBMの2ナノメートルプロセス。

    小飼:あー。じつはTSMCとサムスンだけじゃねーよという。しっかりIBMもやってまっせっていう。

    山路:意外にIBM、こういうところで名前を、あんまり最近のところ聞かなくなってたから、最先端のところでやってきたのがびっくりした

    小飼:高級品は作ってるんですよ、System zとかに使うね。

    山路:Powerシリーズ?

    小飼:Power9とかね。

    山路:それがでもこう、最先端プロセスで設計してたっていうのが意外で。IBMはべつになんかファブを持ってるわけじゃないですよね。

    小飼:ん、これどうなんだ。IBM、ファブは持ってます、ファブレスな会社ではないですよ。

    山路:あ、そうでした。じゃ、勘違いしてた。私が勘違いしてましたね、それは。

    小飼:IBMはちゃんと自分でファブ持ってます。Powerシリーズとか自分のところで作ってますよ。

    山路:じゃあもういきなり、けっこう先端半導体争いの中でかなり存在感を示すことになるって

    小飼:ただ、人のやつは作ってないんだよね、確かIBMは。IBMのファブというのは。要はサムスンとかTSMCとかと違って。

    山路:こういうのってやっぱり、アメリカに半導体産業呼び戻そうみたいな動きの一環だったりもするんですかね。

    小飼:どうなんでしょうね。

    山路:IBMが別にそういう半導体のほうで主要なプレイヤーになるわけではなさそう?

    小飼:ではないですね。今やIBMって、ビジネスコンサルテーションカンパニーなので(笑)

    山路:なんかいろんなもん売っちゃって、一般消費者には何かこう、あんまり縁の遠い会社になっちゃってますよね。

    小飼:そうなんですよねー。昔は本当に普通のコンシューマー用のPCのCMとかを日本でも流してたりしたんですけど。そうです、はい。

    山路:これはなんか

    「今やMacを売りつける会社」(コメント)

    山路:なんか社内全部Macにしたらしい、しようとしてるみたいですもんね、IBMとか。この2ナノプロセスって、それこそあのAppleの最新の半導体でも5ナノメートルで、来年とかで3ナノメートル

    小飼:単純に、5ナノメートルの40パーというわけでもないんだよね。たとえばIntelの7ナノメートルと、他の10ナノメートルがだいたい同じぐらいだというふうに言われてますし。

    山路:そうかそうか。こういうのって

    「Aptiva」(コメント)

    小飼:懐かしい。懐かしい。

    山路:あれ、パソコンですよね。

    小飼:はい。パソコンです。

    山路:16ビットの時代でしたっけ、Aptivaは

    小飼:いや、32にはなってたんじゃないかな、Aptivaは。386以降ではあるはずです、Aptivaって。

    山路:そうかそうか。でもなんか、IBMの、IBM自身が、特にIBMのジャパンとかが出してたブランドのやつってさっぱりだったような印象はありますけどもね(笑)。

    「ジョン・タイターが欲しがってたやつね」(コメント)

    山路:あー、なんかアニメの『シュタインズゲート』でそれが出てたかもしれないな。5100ね。じゃなんかテクノロジー関連で、今度は宇宙もののほう行っときましょうか。宇宙ネタ、最近その増えてますよね。

    小飼:噛んでたというより、もろIBMのものですよ、PowerPCって。もろIBMのものだったんですけどね。

    山路:IBMの設定のとこにAppleとかが乗っかってきたって感じじゃなかったでしたっけ。

    小飼:PC抜きのPowerというのは今も作ってます。で、それ使ったスパコンとかも。

    「OS/2」(コメント)

    小飼:さらに懐かしい。

    山路:PowerPCの時なんて、最先端の性能に追いつかなかったから結局Intelに乗り換えたのに、それがまたそのIBMが最先端プロセスのやつを出してきたっていうのはすごい話だなと思うんですけどね。

    小飼:WiiとかPowerPCでしたね。

    スタッフ:すいません、マイクテストも兼ねて、えっと、ダイヤモンド半導体とかってなんか、関連のニュースであったんですけど

    山路:ちょっと2ヶ月ぐらい前のかな。ニュースはありましたよね。ただその、シリコンの代わりにダイヤモンドを使ってというやつですよね。

    スタッフ:あれはあれですごい革新的な技術なんですか?

    山路:今までにもシリコンの代わりに何とかを使ってっていうのがありますけれども、たとえばカーボンのカーボンナノファイバー、

    小飼:カーボンナノチューブ

    山路:カーボンナノチューブ使った半導体みたいな話とか、あるいは別の素子、何だっけ、あガリクソンじゃねえや(笑)

    小飼:ガリウムヒ素。そうだ、日本語と英語だと逆なんですよね。

    山路:半導体のあり方を変えようって試みは今までにもすごい行われて、

    小飼:あったけども、でもなんだかんだシリコンっていろんな意味でいいんですよね。まずもう材料が豊富にある。で、大きなウェハを作る技術が確立している。で、P型半導体もN型半導体も作りやすい。

    山路:カーボンナノチューブのほうでも、いろいろやろうとはしてるけども、けっこうそのどっちか作るのが難しい

    小飼:カーボンナノチューブはそもそも別カテゴリになる。まず最初にやんなければいけないのは、インゴットを作らなければいけない。だから、一塊の単結晶を作らなければいけない。シリコンほど、だから馬鹿でかい結晶作れる奴っていうのはないんですよね。だから、たとえばダイヤモンドで30センチの単結晶って言ったら、まだぜんぜん、こんなもんでしょ。

    山路:人工ダイヤモンドではあるんだけれど、確か、

    小飼:人工ダイヤモンドでもそんな、30センチなんていうのはできない、30センチだよ。こういうやつだよ。

    山路:で、確か前私が読んだ記事では、今までが4ミリメートル四方ぐらいだったのが、もうちょっと大きくなったって言う記事だったんで、それだったんですよね、おそらく。

    スタッフ:なんか佐賀大学とどこかが、ちょっと忘れたんですけど

    山路:それは確か、パソコンのCPUとかっていうよりは、パワー半導体、電圧変換なんかに使う半導体としてダイヤモンド半導体を使うという話だったと思うんですけど

    スタッフ:じゃあこっちのほうはあくまでも素材であり、そっちの素材、材料の話であり、それはもうずーっと探求され続けてきてたってことなんですね。

    山路:研究室レベルであのいろいろ候補なんかっていうのは研究はされていて、もしかしたらそのうちのどれかは有望かもしれないですけれども、じゃあこの10年でダイヤモンド半導体がシリコン半導体を取って代わるかみたいな事っていうのは、まずは

    小飼:とって替わるっていうことはないでしょうね。

    スタッフ:いやなんか数値的なものを見ると、えらいすごいなんか抵抗っていうか、何て言うんだっけ、減衰が少ないみたいな感じで書いてあったりして、要はエネルギー効率めっちゃいいよみたいな書かれ方してたんで、これは画期的なのかと思ってたりしたんですけど

    小飼:まずでかい単結晶ができない、シリコンであれば、でかいインゴットをガツンと作っといてそれをスライスしてウェハにしてっていうのができるんだけど、同じアプローチが使えない、ダイヤモンドは。単結晶にするというのが難しいので、だからどうやってやってるかって言うと、薄膜を作る。ダイヤモンドの薄膜を作って、その上に半導体を展開しようっていう方法になってますね。

    スタッフ:はあー。

    山路:たぶんその5年、あの記事に、西日本新聞だかなんかの記事には5年ぐらいで何とかしたいみたいなことを書いてあったけれど、それは無理でしょうとは思いました。将来的な、あの10年とか20年のスパンとかで、なんかそういう用途によっては、いろいろ使われることはありえるかもしれないですけど

    小飼:あのね、お金の問題じゃないんですよ。ビル・ゲイツやベゾスでも買えないです。だってないもん、30センチのダイヤモンドっていうのは。お金で買えるのはもうすでに売ってるものだけです。

    スタッフ:人工ダイヤモンドの製造方法でも、そんな巨大なものってできてないわけだからってことか。

    小飼:ないない、物がない。

    スタッフ:納得です。確かに。ていうかそれができるんだったら、工業的にもいろいろ革新的ですもんね、巨大なダイヤとかできるようになったら。それこそ。

    山路:塊を作るだけじゃないとは思いますけどね

    小飼:サーキットを、それで回路を作ろうと言う前に、物理的にいろんな用途で使われるでしょうね

    スタッフ:じゃあ、まだ今のところそのIBMさんのさっきの2ナノミリプロセスのほうがまだぜんぜん

    小飼:だから、関係ないって。

    スタッフ:関係ないってことですね。

    小飼:関係ないって、ものすごいかけ離れた話、それは。

    スタッフ:すごいその距離感が今わかりました、すいません、ありがとうございます。

    山路:ただ本当に、そういう基礎研究レベルのところで独自の研究をやるっていうのはすごいことだと思いますよ。ぜんぜんそれがつまらないものとか、そういうものではなくて、ただ、まだスコープに、私たちが少なくとも実用品レベルでなんか手に入る製品にちょっとでも使われるかというと、10年でも難しいかなって言う気はする。

    小飼:本当にいつになる事やらという感じではありますね。本当にああいったものというのは、けっこうある日突然、バカバカできたり、

    山路:リチウムイオン電池とかでも、開発され、研究されてから実用化されるまでって、それなりにかかってますしね。

    スタッフ:もう気づいたらあったと思ったら、本当にそんだけ長い期間中研究してたんですね。

    山路:だからやっぱり研究室レベルで画期的な性能出したっていうのと、それが社会で使われるようになるって相当な、もうその間に死屍累々の、深く広い谷が広がってるわけですよ(笑)

    小飼:あとシリコンがとてもいいんですよね。じつはシリコンの前にはgermanium、元素周期律表で言うと一つ下ですね。ゲルマニウムです。使われてたんですけれども、シリコンのほうがよりいいものをより安くできるっていうんで、シリコンのほうにシフトしたという経緯があります。今ではあんま使われてないです。

    スタッフ:なるほど。

    山路:数学の壁、物理の壁、経済の壁という、その高い壁を三つ全部超えないと

    スタッフ:でもそのバランスの中で最適なものっていうのがやっぱり広がっていってるっていう感じなんですね

    山路:まぁそれがシリコンなんですよね。

    スタッフ:なんか全然違う場所で勉強になりました。そういうことなんですね。

    山路:なんかたぶん、EVとかの話なんかにもつながってくるかもしれないんですけど、なんか突出してある部分で凄い性能があったとしても、それだけでは社会に広まるっていうことにはならなくて、なんかもうその全体のエコシステムと言うか、そういうものがうまく回らないと、なんかイノベーションが起こらないっていうのはありますね。

    スタッフ:そうですね、ほんと価格とかも含めて価格性能とか

    小飼:そうか、IBMは今サムスンと組んでるのね。

    山路:ダイヤモンド半導体はでも、ニュースとしてはけっこう気にはなってたんですけれどもね。

    小飼:もしできたら、200度とか、ずっと高温で使えるやつができるので。

    山路:まさにそのパワー半導体みたいな用途なんかでは需要は

    小飼:そう、だからシリコンみたくガンガン冷やさなくても動くやつができるという。後冷やす時にも有利なんですよね、ダイヤモンド、熱伝導率が凄い高いので。

    山路:10年ぐらいで実現できたりしたら、相当すごいことだと思いますけどね。

    スタッフ:まあそれこそ、シリコンが世界を変えたように世界が変わるってことですよね。

    山路:パソコンとかなんかの置き換えにはならないかもしれないけど、そういうパワー半導体の大きな電力電圧とかを扱うようなところでなんかすごいイノベーションが起こる可能性はあるんじゃないかなって気はしますけど。

    小飼:ただ、今それ、GaNがあるから。ガリウム窒素。最近パワーサーキットで使われ始めたじゃないですか。あのちっこいのに

    山路:ACアダプタがちっちゃくなっていったっていう

    小飼:そうそう。

    山路:あれがようやく、その本当に10年ぐらい前とかにいろいろ発表があって、それが実用化されてっていう

    小飼:ガリウム窒素はその前に、ブルーダイオードが、青色ダイオードがあったから、それで投資が進んで他の用途にも使えるようになったっていう

    山路:そういう文脈だったんですか。

    小飼:そういう文脈もあるんです、はい。

    山路:というぐらいなんと言うか、実用化されるまでにはこう(笑)

    スタッフ:でも、すごいすね。だから、ある日突然ポッてくるってことですもんね。

    山路:普通の人から見たらポッと来るように見えるかもしれないけど、それまでに

    小飼:じつは、みんな地道に地道に

    山路:屍を積み上げてる

    スタッフ:要は今回のmRNAワクチン、ああいうのも、ポッと来たように見えてるけど、実はずっとえんえん研究が進んでいた

    山路:まぁmRNAワクチンはかなりなんか短いような気もしますけどもね。そういう文脈で言うんだったら。研究開発されて実用化されるまでっていうのが、ほかの技術に比べて

    小飼:レトロウイルスが見つかった頃には着想はされてるはず。それはもう誰でも、思いつくまでは誰でもという感じですね、mRNAワクチンというのは。

    スタッフ:すごい、基礎研究って言うんですかね、研究なんすかね、

    山路:基礎研究

    スタッフ:基礎研究でいいんですよね。基礎研究、超大事ですね。

    山路:超大事ですよ。だって何が当たるかわかんないやつにとりあえず、ある程度張っとかんと、それを基礎研究なんかに金を撒かねえ、どこかの馬鹿な国なんかってのは、これから当たりくじを引くこともなく(笑)、衰退していく可能性が高いわけですよね。

    小飼:頑張ってましたね、三方がノーベル賞を取るきっかけの、GaNが使えるようになるまでは、本当にzincで頑張ってましたね。

    山路:亜鉛?

    小飼:あの、青色LEDです。青色LEDがあるから、この部屋から放送できるんです。上の照明の白色LEDも。

    スタッフ:これはだから、つまり私が見かけた記事なんかも結局そういうふうに発表とかをしとかないと、研究が止められるとか、そういうのがあったりして、こういうのを発表、

    山路:やっぱり研究者はそういう取材とか非常に歓迎しますよね。科学研究なんかの取材ってのは申し込んで、まず断られることはないですよ。

    スタッフ:あ、達也さんそうですよね、むしろ取材する側の

    山路:本とかも、そうやって書くことなんかもやっぱり科学者の方っていうのは自分のやってることっていうのを世に知ってもらいたいと思うから、本当に積極的に、かなり偉い先生でも、それはちゃんと対応はしてくれますね。

    スタッフ:じゃあ、達也さん、助けてあげてください。

    山路:最近そういうのはやってないな(笑)

    「アピール大事」(コメント)

    山路:その通りですよね。そこんところ、けっこう日本の大学の研究者は苦手だったりとかして、なかなか金を引っ張ってこれなかったりとかするんですけどもね。

    スタッフ:じゃひょっとしたら、科学系のYouTuberの方とかいらっしゃるじゃないですか、いっぱいいる中で。そういう方とかが、ちょっと取材申し込んだりした場合とかでもひょっとしたら、

    山路:ああ、ぜんぜん、そういう科学系のYouTuberの人が大学研究室訪ね歩くっていうのも、ぜんぜんありだと思いますよ、ウェルカムだと思いますよ、向こうとしては。きちんとした取材をするんであれば。

    スタッフ:正しい知識で正しい取材ですよね。であれば、受けてくれるっていうか。発信したいんですね。

    山路:そうですね。

    スタッフ:それはちょっと意外でした。

    山路:彼らはとにかく発信というか、知ってもらいたくて。

    「最終的に商品化するのは中国だったりして」(コメント)

    山路:まあでもそれはそういうもんじゃないですか。何ていうか、そこんところに目つけて、製品化するのは別に発明したところとは限らなかったりもしますしね。

    小飼:よくある話ではありますよね。

    「反物質でできた恒星?」とゲイツ夫妻離婚「節税説」の否定

    山路:本当にこれがよくある話だと思いますけど。じゃ、ちょっと宇宙もので、弾さん、野口さんがISSから帰還のところの記事ブックマークしてたから、

    小飼:はいはい

    山路:これって、この文脈でISSの記事をブックマークしたのはなぜ、と

    小飼:ちゃんとクルードラゴンが、この場合、

    山路:仕事したって

    小飼:軌道から戻ってきただけで、軌道に乗ったという、

    山路:ビジネスとしてっていうことね

    小飼:ちゃんと定期便、金を稼ぐビジネスというわけではないけど、でも少なくとも官公庁向けのビジネスとして、具体的にはNASA向けのビジネスとしてはもう確立したのだなと。

    山路:そうかそうか、野口さんの帰還辞退というよりは、クルードラゴンの文脈でっていうことだったんですか。

    小飼:そうです、そういうことです、クルードラゴンの。

    山路:その文脈で言うんだったら、こっちもあの、SpaceXすごかったですよね。スターシップ。これ、スターシップのリンク

    小飼:やっと爆発せずに着陸できましたと言うね。

    山路:相変わらず現実感がないっすよね。スペースXのこの動画というのは。あれ、この三つのノズルが細かく動いて、垂直着陸した訳なんですけども、何というか、素人考えでそこまでの爆発をして、制御するやつって、ああいうのって実用化して大丈夫なんだろうかと、なんかすごくリスクありそうな気もするんすけど、大丈夫なんでしょうか。

    小飼:大丈夫だと見てるから、やってるわけですよね。

    山路:これって、スターシップ、垂直着陸とかできたのって、やっぱり相当マイルストーンではあるんですかね。

    小飼:どの程度のマイルストーンになるんだろうね、この場合は。でもさ、あれも、あれ全体が宇宙に行くのではなくて、あれは戻ってきたり着陸したりとかする部分で、打ち上げるときはもっとでかくなる、あれが。

    山路:あれをさらにまたでかいやつを同じように何回もこれから試験していくわけですよね。

    小飼:そうです、あれは普通であれば上にちょこんと乗ってる部分ですから、ペイロードですから。

    山路:想像を絶するなあ(笑)。これはまた、なんか今までにも何回も言ってる話ですけど、弾さんはそんなに宇宙ビジネスがぼわっとでかいビジネスなると思ってないわけじゃないですか。

    小飼:今のところは懐疑的なんですよね。アプリケーションがまだまだ少なすぎて。

    山路:スターシップってかなり、狙ってんのはでかい巨大ロケットなわけじゃないですか。打ち上げの重量とかかなり大きい、そんなものって今アプリケーションとしてあんの? って言う。

    小飼:それ、そこなんですよね。

    山路:ISSに運ぶにしても、別に言ってみたら、もっと小さいロケットなら、

    小飼:ISSにはそもそもドックできん、あんなでかくて。でも月に着陸、あれの親戚に着陸してるようなイラストレーションがありましたよね。

    山路:そうか、じゃあ、ああいうのが月面基地とかの建設なんかに使われるようになるかも? みたいな。

    小飼:かも? ですよね。

    山路:そうか、なんかタイトルに今回のやつ、盛り上がってる宇宙計画開発みたいなこと書いたけど、まだ弾さん的には懐疑的?

    小飼:だって、それは懐疑的ですよ。だってクルードラゴンにしても、今行き先ひとつしかないわけですよ、ISSだけですよ。

    山路:なんでこんなに、でもこう熱くなるんだろうな、みんな、そのここまで、投資もすごいお金が流れこんで

    小飼:いや、アポロの頃に比べればぜんぜん冷たいんじゃない、今の宇宙開発っていうのは。

    山路:ベンチャーとかにも金流れ込んでるじゃないですか。それも含めても、やっぱり小さい?

    小飼:いやあ、たとえばゲームインダストリーとかに比べれば、鼻毛のもんって言うとちょっと申し訳ないけれども、まだまだぜんぜん小さい市場だし、で、SpaceXとかもNASAからお金をもらってなんとかやってるっていう状態ですからね、実のところは。それ自身で儲けてるわけじゃないから。

    山路:そうか、わかりました。じゃ、もう一つ

    「最近のイーロン・マスクが煽ってるイメージしかない」(コメント)

    小飼:そうだよね。テクノキングね。

    山路:いやなんかアスペルガー症候群だみたい、あれ、違う

    小飼:まぁでも「人のエミュレーションうめえ」みたいなおもしろい自慢をしてたね。

    山路:後、この宇宙ネタ絡みでもう一つ言うとくと。これかなりあの面白いかなと思ったのが反物質でできた恒星が宇宙には存在する。

    小飼:ああー。

    山路:これ、どういうこと?

    小飼:驚くべきところなのか、まさかと言うべきなのか、やはりと言うべきなのか。で、じつは今の宇宙論だと、反物質という言葉があるので、さかのぼって正物質っていう言い方もするんですけど、正物質のほうが本当わずかに多かったと。10の30乗とかそういうオーダーじゃなかったでしたっけ。で、ほとんど対消滅して、対消滅って何になったかって言うと光子になった。
     が、じつは宇宙の背景輻射の部分っていうの、それで対消滅した光子がけっこう占めてるんじゃねみたいな。なんだけども、本当にごくわずかに差ができるだろうっていうところまでは予測されてたんです。なんだけども、じゃあ反物質はすべて対消滅して消えちゃったかと言うと、あーそうでもないんじゃないかなって言うのは別データでも示されてたわけですよね。たとえば宇宙線、この場合はスターシップとかの宇宙船ではなくてcosmic rayのほうの宇宙線。

    山路:はいはい。

    小飼:の中には、反ヘリウムとか反アルファ粒子とか入ってるわけです。

    山路:ほうほう、既に存在するっていうのは観察できてる

    小飼:反陽子と陽電子ぐらいであれば、逆に対消滅でなくって、対生成という方法でもできます。充分高エネルギーのガンマ線が、電子と陽電子に分かれたりするっていうのもあるんですけど、これが反陽子ぐらいになるとかなり難しくなって、さらにそれが反陽子が二つ、半中性子が二つからできている、反ヘリウム原子とかっていうふうになるとさらに難しくなる

     
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