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小飼弾の論弾 #229 「AppleのWWDC22、『トップガン('86)』主役機F-14の可変翼の秘密」
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小飼弾の論弾 #229 「AppleのWWDC22、『トップガン('86)』主役機F-14の可変翼の秘密」

2022-06-15 07:00

     「小飼弾の論弾」で進行を務める、編集者の山路達也です。
     無料公開部分の生配信およびアーカイブ公開はニコ生・ニコ動のほか、YouTube Liveでも行っておりますので、よろしければこちらもぜひチャンネル登録をお願いいたします!

     今回は、2022年06月07日(火)配信のテキストをお届けします。

     次回は、2022年06月21日(火)20:00の配信です。

     お楽しみに!

    2022/06/07配信のハイライト

    • 『ベルセルク』続編についてと「WWDCに円安の衝撃」
    • Windowsがおままごとに見える「Appleの支配」と日本のエンジニア不足
    • 「日本のエリートの低学歴」と「並列的な考えを身につける」「頑張る、は消す!」
    • 『トップガン マーヴェリック』劇中の機体について解説
    • 『マーヴェリック』の「これでいいの?」というところ
    • 科学の話題で「はやぶさ2の功績」から「Twitterというダニ」「シジュウカラと人格」

    『ベルセルク』続編についてと「WWDCに円安の衝撃」

    山路:今日のタイトル、いちおう『トップガン』(’86)の主役機の話とか、

    小飼:ちょっと最初の紹介のところでいきなりF-14が出てきちゃって、いいのかいみたいな、

    山路:ちょっとちょっと、それは(笑)、

    小飼:’86ってつけたのは偉い。

    山路:まぁとにかくね、『マーヴェリック』、非常に面白い映画だったんで、そのことも含めて紹介と、あと弾さんがけっこうとっておきの『トップガン』ネタを持っとるということなので、ちょっと、

    小飼:持ってるというのか、実は大昔に言ったこともあるんですけれどもね。

    山路:今回の映画のネタバレにも関わってくるんで、それは限定のほうで言ったほうがいいですかね。あとは、WWDC、Appleの開発者会議の話であるとか、

    小飼:ニューハードウェア出したね。

    山路:新しいやつ。M2ね。

    小飼:いや、でもそれよりも一番の話題は、円安ゥウウ! だったんで、

    山路:ですよね(笑)、

    小飼:その話題も出ます。

    山路:ただ、今週、今回の話題ってけっこうポジティブなものが多くないですかと。なんかいろいろ、

    小飼:というよりもやっぱり、今年はやっぱり戦争ってでかいなあと言うね。そうだよ、俺が帯状疱疹になったのも、プーチンが悪いっていうことにしとこう。

    山路:ああ、それは関係あるかもしれない(笑)。マジにね。

    小飼:帯状疱疹2度めって、ありえなくね?

    山路:それは(笑)もうご愁傷様ですな。

    小飼:しかもまだ後遺症にあえいでいるという。

    山路:まず最初、ポジティブなニュース、『ベルセルク』の連載再開っていうのは個人的にめちゃめちゃ嬉しい、

    小飼:これはもう本当に、胸熱というのか、目頭が熱くなるような話ですよね。

    山路:本当、結局、『ホーリーランド』とかを書いてる漫画家の森恒二さんが、生前の三浦健太郎さんからいろいろ構想とか、こんなふうな結末にしたいみたいな話を聞いてて、

    小飼:そこ、デカいよな。たぶんそれ、森恒二さんだけが言ったのであれば何と言えばいいのかな、話を盛りやがってっていうことになっちゃうかもしれないけど、それは白泉社編集部のほうもちゃんと把握した上でということなので、その意味では作者が途中で亡くなっちゃって未完な話っていうのは少なくないのだけれども、不幸中の幸いというのか、

    山路:『グイン・サーガ』なんかもうまく繋げてったほうですよね。若手作家が。

    小飼:でもどうなんだろう、あの場合は予測して膨らましたのか、でも最後のところというのは、たとえば、誰かに、栗本薫さんの旦那さんとかも有名な編集者ですけれど、に明かしてたのか、それ違いますね。
     でも『グイン・サーガ』はあれか、結末だけはいちおう明かされてるのか。『豹頭王の結婚』だっけ。いちおうタイトルに決まってるんだよね、最後の話というのは。そういうレベルであれかな、こういうふうに持って行くつもりなんだというのを生前語ってらしたのかね、三浦先生は。

    山路:それにしても『ベルセルク』最新刊とかね、続きすごい気になるところで終わってるから、これは本当に久しぶりに嬉しいニュースだなと。WWDCに行く前にTeslaの話ちょっと、Teslaなんか(笑)、Teslaじゃない、イーロン・マスク、Twitter買う気ないんですか、と。

    小飼:ねえ。

    山路:なんなの、あの人。何なんですか、あれ。

    小飼:いや、本音で言うと、原資になるTesla株が下がっちゃったからっていうふうに思うんだけど、でも建前としては、デューデリジェンス移行してないという言い方はしてますよね。

    山路:しかし単純に、Twitterの運営の難しさに改めて気づいたっていうことはないんですか。

    小飼:それもなきにしもあらずでしょうね。そもそもTwitterなんか経営してる暇があるのかという。

    山路:Teslaもあって、SpaceXもあって。

    小飼:Boring Companyもあって、というので、ここにTwitterを加えるっていうのはあり得るのかというね。

    山路:さすがにちょっと甘く見た、

    小飼:そのわりには確かにツイ廃なので、何でこんな些細なツイートにまでコメントをつけてるのかと、普通、ツイートに対してコメントがつく場合っていうのは、コメントのほうがいいねとかは、RTとか少ないはずなのに、やっぱりもうマスクはさすがにフォロワーが8000万だっけ(笑)、いる人なので、コメントのほうがより注目されちゃったりするので、よくわかっちゃうんだけど、こんな些細なのも呼んで反応してるのをみたいな、

    山路:これで、なんか弾さんが、

    小飼:ほんとにツイ廃だね、

    山路:Breitbartの記事の話? これか、これかな、これでいいのか、こんなことにまでリプライ、

    小飼:(コメントを見ながら)富樫さん、あれほんとに本物なのかね、

    山路:えっと、Twitterの文脈の富樫さんのTwitterアカウントの話?

    小飼:あっという間に100万フォロワーを超えた、自称冨樫先生、自称冨樫先生ってなんで言うかって言うと、認証マークが付いてないからという単純な話なんだけれども。

    山路:なんかあの、集英社の編集者が認めた認めないみたいな話みたいなのが後から出てきて、

    小飼:複数の人が本当の先生ですとは言ってるんだけども、それ、あれなんだよね、Twitter社仕事しろに尽きるからね。

    山路:本人認証ね。だけど、がちな『HUNTER×HUNTER』のファンは「富樫はマンガなんか描かない」って言ってるそうですけどもね(笑)。

    小飼:いや、じつはもう亡くなってるとかそういうのってありなのかね、

    山路:そういうマンガあったな、なんか『モーニング』だったかなんかで連載してたな。じゃあ、ちょっとWWDCの話行きますかねと。このWWDC、Appleの開発者会議なんですけれども、単純にそのAppleのっていうか、もうけっこうスマホだったりとかITの方向性みたいなものをある意味、決めちゃってるところがありますよね。

    小飼:このエコシステムから抜け、もし抜けるとしたらますます大変だな。

    山路:それはApple自身が、それともそれにすでに参加しているプレイヤーたちが、

    小飼:今日のツイートのやり取りなんですけれども、ある人が日本がもう政府が音頭とってRISC-VでAppleのMシリーズと戦えるぐらいの石を作って、脱Appleできるからってツイートしていました。でも、iPhoneだけで日本国民の倍、毎年売ってるんだけれども、それよりも安くできんのっていう、ぼくが返したんですけれども、でも、本当にいつか抜けなければいけないくなる日というのは来るかもしれないけど、でも本当、Microsoftの支配なんてもんじゃなく、難しいよね。

    山路:製造業から、それこそそういうところまでぎっちり根を張っちゃってる、

    小飼:本当にデジタルアセットを人質に取られてるもんね。僕自身は脱け、ものすごい痛みを伴っても、いざ抜けようと思えば抜けられるようにしてます、自分でドメインも維持してますし。メールサーバーとかも維持してますし。だけれども、娘のAppleIDがちょっと一時的に止まるというイベントがあったんですけど、それを復活させるのもけっこう大変だったという経験をして、今、脱GAFAのエコシステムっていうのは、脱Windowsなんてもんじゃないです、難しさときたら。

    山路:やっぱりスマホ、もう本当にみんなが使うもののところに完全に食い込んじゃってるところがでかい。

    小飼:これも抑えられてるって言うのはでかいよな、Microsoftはこれを逃したというのは大きいけども、その一方でクラウドに橋頭堡を置けたというのはデカかったなという。

    山路:これでWWDCでいろんな発表あったんですけど、何よりもこう話題になったのは円安だというのが(笑)、これがまた(笑)。Appleの新製品そのものよりも、

    小飼:でですね、じつは計算してみると、巷のレートよりも日本の顧客に優しいんですよね、125円ぐらいで。たぶんその値段で為替予約してるんだと思われますけれども(笑)、今実際130円、

    山路:133円まで行きませんでしたっけ、

    小飼:そんなものですよね、ましてや、モバイルのほうは値段据え置きなんですよね、iPhoneとかiPadとかは。Macは値上げしちゃったですけれど。それ考えて、やっぱりMac Studioという買っておくべきだったかなと思う一方、いやもう少し待ちたいなっていう気持ちもあり、

    山路:私はWWDC始まる前に、Studio Displayは注文しましたけどね。

    小飼:Displayのほうは注文した、そういえばDisplayのほうは値段据え置きだった、

    山路:2、3万ぐらい上がるんですよね。

    小飼:え、Displayは上がらないんじゃない、

    山路:嘘、上がるっていうニュースを見た覚えが、

    小飼:Displayは上がんないんじゃなかった、

    山路:そうなの、

    小飼:Macは全部上がる、

    山路:勘違いだったかもしれないけど、あら、そうだったかな。

    小飼:iPhoneとiPadが据え置き。

    山路:Displayも上がったような気がしたんだがな、それで得したような気にはなったんですけど、まあいいや、それは(笑)。

    小飼:いや、でも、もともと値段が高えじゃん。

    山路:まあそうなんですけどね。あ、『ウマ娘』の引き継ぎができるかって心配してる人がいますけれども。

    小飼:いや、そういうことなんですよ。

    山路:これはiPhoneから乗り換えた場合っていうことか、なるほどね。

    小飼:Suicaとかもロックインされちゃって、されちゃうからね。

    山路:親にあげたiPhone 7 PlusがついにOSサポート切られる。

    小飼:そうそう、今回のWWDCの技術的な特徴というのは、けっこう古いハードウェアをディスコンしてるなっていう。ただ7切ったっていうのはなかなか。

    山路:ただ、iPhone 7もそうとう前ですよねって言う。

    小飼:そうとう前です。

    山路:他のメーカーから比べたら、まあ少なくともOSのサポートに関してはかなり良心的かなとは思いましたけれどね。それに関しては。

    小飼:いやあ、でもなあ、ペリフェラルというのであれば、やっぱりAirPort、日本名だとあのAirMacを復活させてほしいなっていう。

    山路:ハードディスクとWi-Fiルーターが一体化したやつですよね。

    小飼:いや、それは、

    山路:Time Capsuleか、そっかそっか。Wi-Fiルーターだけか、

    小飼:Wi-Fiルーターだけでいいんですけれども、Wi-Fi6の高いやつでこれぞっていうのが見当たらないっていうのか、一番評判がいいやつとかっていうのは、けっこう中国に謎のパケット飛ばしてやがるみたいなのが、

    山路:そうなんだ(笑)、え、ほんと、私最近バッファローのやつ買ったかな。

    小飼:あ、そうなんだ、Wi-Fi 6の、

    山路:そうですね、

    小飼:どうです?

    山路:いや、性能自体はいいですよっていうか(笑)、まあ本当に、

    小飼:ちゃんと出ているのであれば、これでたとえば、iPhoneで1giga行く?

    山路:いや、それはないですね。

    小飼:それはないか。

    山路:それはないです。400ぐらいまではでましたかね。

    小飼:さすがにMac Studioとかを買うと、あれはもう10gigabit Etherがついてるので、僕のオフィスのLAN環境も、10gigabitにしようかなーと、その一環としてWi-Fiルーターも、ちゃんと10gigabitの口がついた、

    山路:10gigabit、絶対いらないんじゃないですか、でも(笑)、いるんですかと、

    小飼:それはないに越したことはないというのか、これとかでTime Machineを動かす時にたしかに差がある。

    山路:ああ、そうですか。

    小飼:前にも言ったように、Thunderbolt4って、40giga出るので、

    山路:そうかそうか、

    小飼:Macについてるインターフェイスの口ではそれが一番速くて、次に速いのが10gigabit Etherで。か、USB3か、なんで。そこまでの速度は、それはあればいいけれども、なくてもまあいいかなっていうのがもうずっと続いてるんだよね。

    山路:これ、今回WWDC、あんまりハードは出なかったですけど、M2搭載のMacBook Airは出たと。

    小飼:ついに、ついにこれの楔形がなくなってしまうという、いざとなったらこれで首をストンってできないな……、

    山路:いやー、それは無理ですね(笑)。

    小飼:これで大根を切れないだろうという……、

    山路:なんか、

    小飼:形があまりにもMacBook Proのほうに似てるというのか、MacBook Proを薄くしただけみたいな。ノッチもついてるし。

    山路:楔形がけっこうAirのアイデンティティになってたところあると思うんだよな。

    小飼:アイデンティティになってたところはあるけれども。

    山路:M2搭載、M2ようやく出てきたんですけど、どうでした?

    小飼:あんまり変わらないね。だから、ここまで変わんなくていいなと思いつつも、Aシリーズのほうを見ると、最近は数十パーセントなんですよね、それ以前は倍々ゲームが続いてきたのに。チップのほうの進化速度っていうのも遅くなってはいるんですよね、あんま変わんねえじゃないかっていう嘆きの声がやっぱりいっぱい聞こえてきましたけど、もうじゃあライバルのほうを見ても、やっぱり倍とかっていうのは進歩はあんましてないんですよね。チップのプロセスルールも、M1の時の5ナノメーターっていうのも、今回も5ナノメーターなので。

    山路:同じプロセスルールで、まあでもそこまで性能向上してきたのはまあ大したもんだなとは思いましたけどもね。

    小飼:そろそろもうハードウェアだけではなく、ソフトウェアのほうもその辺考えなければいけないんだけれども、もはや、もうあんまCPUっていうのは速くしてもしょうがないんじゃないかなっていうのはAppleも思ってるんじゃないか、

    山路:ニューラルエンジンのほうとかはだいぶ、数十パーセントの性能向上、今回もしてきましたよね。

    小飼:そうそうそう、そっちのほうがトランジスタを増やした時のご利益があるんだよね。ただ、プログラマーから見た場合というのは、もうOSのAPIを叩くという形を取らざるを得ないので、

    山路:ニューラルエンジンを直に叩くことはあり得ないわけですもんね、普通は。

    「パンピーはM1で十分?」(コメント)

    小飼:いや、いや本当そうなの、これ、あのね、(MacBook Airを見せながら)これが良すぎるんだよね。じゃあ、もうすでにM1 Mac持ってる人たちがM2買うべきって言ったら、まあそこまでのことはないかな、でもまあ、MagSafe欲しい方というのはどうぞという。

    山路:新しく買うならM2で、

    小飼:そう、新しい色ね、ひさしぶりにマットブラックのやつが復活したというのか、大昔のポリカーボネートのMacも、黒いやつが出たときというのは、みんなやいやいや言ってて、まあそんな感じにはなるのかなと。

    山路:新しく買う人は悩むことなくM2買えば、

    小飼:でも古いのまで値上がりになっちまったじゃないかという円安ね、

    山路:ああ、そうですね、さっきの円安の話ありましたよね。

    小飼:いや、でもiPhoneやiPadは確か値段据え置きなんですよね。AirPortとかの、Appleが売ってるペリフェラルも値段そのままですよね。まあでも、たぶん今年中に上がっちゃうので、今Apple製品を買うのだとしたら、その辺のところが狙い目っていうことになるんでしょうかね。

    「今自分のMacBook Proはmid 2015なので購入検討している」(コメント)

    小飼:あー、さすがにそれぐらいだとね。僕の2014年のやつはディスコンになっちゃいましたね。

    山路:なんか最新のOSサポートしてないんじゃないかな、2015、

    小飼:そうそう、最新の入らない、Montereyは入らない、2015、2015もディスコン、2017がthresholdになるのかな、新しいVenturaだっけ。

    「MacBook Pro 13インチの立ち位置が不明」(コメント)

    小飼:うん、本当に不明なんだけども、じつは次女が大学生になる前に、AirとProどっちがいいって言って、僕はAirを勧めたんだけれども、この色もあるし、いや、だけども、Touch Barが欲しいということで、あっちいったんですよね。あっちのほうもいちおうM2、なんか申し訳程度にM2に(笑)してるけど、あれファンいらねえじゃん。

    山路:あんま回らないですよね。

    小飼:何と言えばいいのかな、確かに一番立ち位置が不明なんだけども、Touch Barが欲しかったらもうあれにするしかないっていう(笑)。

    「Touch Barファンが多いのかな」(コメント)

    山路:Touch Bar気にはなったんですよね。私も実際、そうやって使ったことはないんだけど、デモでちょっと触った程度で、常用はしてないから何とも言えないんだけど。興味はあるんですけどね。あんまり評判は良くない、もしかしたらTouch Barの部品を買い込み、Appleが買い込みすぎたのかもしれないという話もありましたけども。これ、OSのその他の改良点についてはどうです、そのVenturaだったりとか、あるいはiOSの16だったりとか、その辺の方向性、

    小飼:まあ予想通りというのか、日本だと夜やってたということもあって、皆さん眠たそうに見てたけど、いや、ますますエコシステムから出にくくなったなという、

    山路:本当に、追加してくる機能っていうのが、みんなAPIと統合されて、単純にOSの機能とか便利ですよっていうんじゃなくって、本当にそれが将来的な布石になってるような感じの新機能の発表だったなと思いますね。

    小飼:それで、今は財布に入れてるIDとか免許証とかも入れるようにするっていうふうになってきてるじゃないですか。アメリカではいくつかの州と組んでっていうことで、日本とかもマイナンバーカードがこれに入るっていうような方向に行くんですよ、行くんでしょうね、Suicaもけっこう予告なしに入ったじゃないですか。

    山路:まぁはっきり言って、マイナカード、

    小飼:そういうものも入ると、いよいよ抜けにくくなるよね。

    山路:あと何かこう地味なところで感心したのが、今度iPadOSに天気アプリが入るんですよ。で、それ自体はへー、そんなものなのって話じゃないですか、だけどその天気アプリが使ってる天気のサービスって、Apple Weatherってサービスなの、ご存知でした?

    小飼:あー、出来るんだという、Macと同じく、そっちのほうも自前で持つんだっていう、

    山路:雨の予報とか1分単位で、1分単位だったかな、なんか配信するみたいな、なんかすごいところから囲い込み図ってきてんなみたいな、そんな天気の情報なんていうこと、普通だったら外部に任しといても良さそうなもんだけど、そこのとこをきっちり押さえて、もしかしたら将来的なARとかVRとか、そういうことにも絡んでくるのかなと思いましたけども。

    小飼:あと、Apple Carどうなってるんだっていう話は、けっこうそれの答えがまぁ出たようなところというのは、じつは大きいのかなと。

    山路:それはApple Carを進めているとみられる?

    小飼:要は、車は今までのオートメーカーに作らせる、そこのダッシュボードをAppleが支配するという、形を取るっていうのは。今まではカーナビのところだけがCarPlayだったんですけど、うちのCX3も、カーナビアップデートした時にCarPlayに対応しましたけど、そうでなくて、スピードメーターとかがついてるダッシュのところもCarPlayのインテグレーション、他のオートメーカーと一緒に開発してる、日本だと日産とホンダが出てましたね。トヨタがいなかったかな。

    山路:本当にコネクテッドカーが外につながるためには、1回Apple通さんといかんみたいな、体制を作ろうとしてるのかなっていう、

    小飼:そうそうそう、

    山路:これ、またスマホでやった勝ちパターンを、

    小飼:車の中も支配するのかみたいなね。

    山路:あとARとかVRのヘッドセットは出なかったんですけど、まあフレームワーク、ARキット自体は機能向上してたみたいで、なんかRoomPlanって機能がすごいらしいですよね。

    小飼:ああ、部屋の間取りをスキャンしてくれるやつか、

    山路:LiDARを使うと、ほんとに部屋の間取りを立体で作ってくれるというのが、しかもそれがAPIとしても普通の開発者が簡単に使えるようになっているというような。「地図も新しくなるし」ってありましたね、マップビューとかすごい確かによくできてて、確かにこれは何かを、何かの土台を作ってるんだろうなっていう感じはひしひししましたけど。あと、そうだ、LiveText(画像のテキスト認識機能)が日本語対応をようやくするそうですね。

    Windowsがおままごとに見える「Appleの支配」と日本のエンジニア不足

    小飼:あー。いや、本当、抜けにくくなるなあっていう。すでに日本人、日本のスマホ、半分はもうすでにしてAppleに支配されてるわけですよね。いや、この支配からの卒業、いよいよ難しくなるなっていう。

    山路:しかもな、楽なんだよな、1回入るとなあ。本当、余計な設定とかは考えなくなるから、非常になかなか、このぬるま湯から抜け出しづらいよなぁ。

    小飼:だからWindowsなんてもんじゃないと、本当にWindowsの支配なんてそれに比べりゃ、本当におままごとだったんだよね。

    山路:Windows支配をおままごとという(笑)。

     
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