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非会員でも購入できる大好評インタビュー詰め合わせセット! part44は大好評インタビュー12本、コラム10本、12万字オーバーで540円!!(税込み)
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part44
◎濃厚18000字!! トンパチ折原昌夫が明かす全日本プロレス、SWSの信じられない話!!
◎あのサイバーエージェントがDDTを買収!! 事情通Zの「プロレス 点と線」
◎谷津嘉章インタビュー③「田中八郎が俺に言ったんだよ。SWSを潰してくださいってね」
◎暴走親方、諏・訪・魔!!■小佐野景浩の「プロレス歴史発見」
◎職業は世界チャンピオン! リック・フレアー!!■斎藤文彦INTERVIEWS
◎元祖・女子総合格闘家 高橋洋子がジョシカク黎明期を語る「いまは普通に試合があるから幸せですよね」
◎浜崎朱加×ジェシカ・アンドラージ「格闘技を続けない理由なんか、どこにもない!」
◎那須川天心vs武尊完全消滅は誰のせい?■橋本宗洋
◎マクレガーvsメイウェザーを語る! 金原弘光/大沢ケンジ
◎【スーパー銭湯戦国時代】DJ.taiki、炭酸泉を大いに語る♨
◎川尻達也バンタム級GP出撃インタビュー「終わりは突然やってくる……だから後悔したくない」
オマスキファイトのMMA Unleashed
・充実のWWE選手発掘育成システム:スカウトはこうして逸材を見抜く!
・MMAファンは、世界で最も熱狂的で、失礼でネガティブな存在だ:絶対王者デミトリアス・ジョンソンのリアリズム
・ダニエル・コーミエ「何が悲しいって、ジョーンズには本当に薬物などやる必要があったとは思えないということなんだ」
・UFCにはなぜ、ゲイの男子ファイターがいないのか(仮説)
◎PRIDEを救ったドン・フライ戦――今度は我々が高山善廣選手を救う番だ、他コラム多数
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レスリングオリンピック代表からプロレスに転向、新日本プロレス、ジャパンプロレス、全日本プロレス、SWS、SPWF、PRIDE出場……流浪のプロレス人生を送ってきた谷津嘉章がすべてを語るインタビュー連載の第3回! 今回はSWS崩壊の裏側を振り返ります!
<谷津嘉章インタビューシリーズ>
デビュー編「ガチだったら楽だけど、そうじゃないから」
http://ch.nicovideo.jp/dropkick/blomaga/ar1119227
80年代編「昭和・新日本のプロレスは早漏なんですよ」
http://ch.nicovideo.jp/dropkick/blomaga/ar1140634
――今回はSWS解散についてお伺いします。一般的にはSWSの崩壊の引き金を引いたのは谷津さんということになってますよね。
谷津 これはねぇ、いままでに何人もの方に聞かれてるんだけど、真実は一つだから同じことしか言えない。田中八郎と俺の密室の会談だからね、解散の流れができたのは。だから信じる、信じないの話になっちゃう。
――田中社長と谷津さんしか知り得ない話なんですね。
谷津 SWSには道場激、パライストラ、レボリューションの3つの部屋があったでしょ。この部屋別制度というアイデア自体はよかったんですよね。でも、結局は内部分裂の要因になっちゃったんですよね。なぜかといったら新日本のイデオロギー、全日本のイデオロギーがひとつの団体にあるわけですから、まとまるわけがないんですよ。
――道場激、パライストラが新日本、レボリューションが全日本という。
谷津 道場激はハイブリッドですよね、どっちつかず。その部屋別制度がリング以外のバトルに繋がっていったんですよ。アングル的にはいいんだけど、マッチメイクの問題が出てくる。だってプロレスはガチじゃないから。誰が取ってね、誰が取られるのかを決めなきゃならない。
――部屋制度が派閥化したことで、マッチメイクをこじれにこじれちゃったという。
谷津 俺は部屋制度という既存のシステムができあがったあとにSWSに入ったんですよ。最初から入っていれば、こんなことになってないかもしれないんだけど。
――まさか部屋制度が崩壊のきっかけになるとは思わなかったでしょうね。
谷津 それでね、田中八郎というオーナーはプロレスに関しては素人だったんですよ。
――じつはプロレスの仕組みがわかってなかったそうですね。
谷津 そう。プロレスがやってることがすべてガチだと思ってたんですよ。それを若松さん、桜田さんは「先になんで言わなかったの?」って思うんですよ。
――間近で見ていて気づかないもんなんですね。
谷津 最初から「プロレスはこういうものですよ」って説明しておけば「な〜んだ!」みたいなことにはなんなかった。金持ちがファンの延長でやったようなもんですよね。あの頃はバブルだったから、株で相当なあぶく銭ができてね。100億円近く儲けたって聞いたかな。税金を払うんだったらってことでプロレスに使ってしまえと。税金対策としてはよかったんですよ。それに息子もプロレスファンだったから。
――息子さんのためにSWSを作ったという話もありますね。
谷津 これはあとで聞いたんだけど、あの頃はF-1が流行ってたんですね。Fー1のベネトンにお金を出すという話もあったのかな。
――息子さんはF-1が好きだったんですよね。プロレスにF-1、どっちも息子さんの趣味だった(笑)。
谷津 金が湯水のようにあるんだから。銀行にキャピタルゲインのお金は置けないじゃないですか。
――ああ、だから常にバッグに札束を持ってたんですか。
谷津 そういうことなんです。10万なんてポンポン出てくるもんね。
――札束を誰彼かまわず配るのって経理的に危ないですよね、よく考えたら。
谷津 話を戻すと、俺はアントニオ猪木にスカウトされて新日本に入ったでしょ。その次は長州力と同じアマレス出身だからってことで維新軍に入るというアングルになった。そのあとはジャパンプロレスで全日本に行った。俺はオールマイティなんですよ。新日本も全日本もどっちも行ってる。
――新日本にも全日本にも通じている。
谷津 年齢からしても選手会長をやらされるんじゃないかって思っていたら案の定で。SWSのときは新日本と全日本の選手は話もしなくてね。仲介役は俺なんですよ。「ジョージ、そんなことを言うなよ。もうちょっと仲良くやろう」「天龍さん、ジョージのことを中に入れてあげてよ」って。そんなことばっかやってるの、俺。
――そんな谷津さんが突然SWS退団、引退を表明したことでSWSの派閥争いが表面化。崩壊の道を突っ走ることになりますよね。
谷津 なんで俺がそんな行動に出たのか。田中八郎が「なんでプロレスにこんなにお金を払わないといけないんですか!?」ってなっちゃったんですよ。
――それはプロレスの仕組みを知ったこともあるんですか?
谷津 これは言いますよ。荒川真が言っちゃったんですよ!
――あ、やっぱり荒川さんが!!(笑)。
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