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金原弘光、重病で緊急入院!! 入院1ヵ月以上も寝たきりの状態で自力歩行もままならなかったそうですが、痛みがちょっと落ち着いてきたところで金原さん本人を取材してきました。頑張れ金ちゃん!
「手術すれば二度と格闘技やプロレスはできないと言われたんだよ」
「自分がこうやって病気をするつらさがわかるから、いまの高山くんのことがよけいにね……」
――金原さん、入院生活おつかれさまです。
金原 まいっちゃったよ〜。9月20日から1ヵ月半近くだから。
――まだかかるんですか?
金原 お医者さんによれば、年内に退院できれば……という感じらしいんだけど。
――最低でも2ヵ月は入院。思った以上に重症なんですね……。
金原 最初は「なんだかんだ2週間くらいで退院できるかな〜」なんて考えてたんだよ。でも、そんな簡単な病気じゃないみたいで。
――どんな病気なんですか?
金原 化膿性脊椎炎、感染性心内膜炎。
――あまり聞いたことのない病名ですね。
金原 10万人に1人とかのレベルの病気みたい。歯周病菌が血流に入って、最初は心臓の弁について、そこから全身に周ってね。そのばい菌が原因で脳梗塞を起こしたり、敗血症になって亡くなっちゃうケースがあるんだって。医者から「このまま死んでしまう病気ですよ」って言われてね。
――危なかったんですねぇ。
金原 うん。そのまま死んでしまっていたかもしれないしし、心臓の弁についたばい菌がもっと大きかったら、手術して人工弁に変えないといけなかったみたい。俺の場合はその菌が脊椎に感染したんで、腰に痛みが出たんだよね。最初に腰に症状が出たのが不幸中の幸いだったんだよ。
――脳や他の器官に感染する前に。
金原 とくに具合は悪くなかったんだけど、ある日、突然ぎっくり腰になったかのと思ってさ。もう凄く痛いんだよ。ギックリ腰の経験はあるけど、こんな痛いことはなかった。でも、自分の周りで重いギックリ腰で2週間くらい寝たきりになった人がいたから。
――重度のギックリ腰なんじゃないか、と。
金原 そうそう。あまりにも痛くて寒気もしてきたから「これはヤバイな……」ってことで救急車を呼んだんだよ。そうしたら熱は38度もあったし、「これはギックリ腰じゃないですよ」と。そのときは「まあ薬を飲めばすぐに治るだろう」と思って検査をしたら……。
――化膿性脊椎炎、感染性心内膜炎だった。
金原 ずっと激痛。ばい菌が腰の骨が溶かしてるんだけど、骨膜には神経が集まってるから痛みが発生するんだよね。寝返りも打てないほど痛くて、5週間ずっと天井を見る生活。
――天井を見つめたまま痛みをこらえて。
金原 ホントつらいんだよ。突然発作が起きるように痛みが出てきて、全身が強張ってね。あの痛さはプロレスでも感じたことがない。「うわ〜〜〜!!」って絶叫してベッドの上のパイプを掴みながら堪えるんだけど、痛くて痛くて涙も出てくるんだよ……。
――プロレスラーでもガマンできないほどの痛みですか……。
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