12月29日のRIZINバンタム級GP、そしてギャビ・ガルシアの体重超過騒動を語るDropkickニコ生配信! 29日の夜に語られた内容を再編集・加筆した記事になります!(語り・ジャン斉藤)



先ほど29日のRIZINが終わったばかりですが、かなり面白かったですねー。RIZINはいつも面白いんですけど、ストレートなMMAとしてこんなに面白かったのは初めてじゃないですかね。明後日31日大晦日のハードルが上がりすぎちゃったんじゃないでしょうか(笑)。

今回のバンタム級GPと比べると、一昨年と去年のGPはワンマッチの羅列でしかなかったことがよくわかりますよね。ミルコ・クロコップvsキング・モーとか注目カードはあったんですが、GPならではの面白さが感じられなかった。ところが今回は選手それぞれのストーリーが、GPという場で共鳴してて。大塚隆史選手の「ああ、このまま負けるんだろうな……」ところからの逆転勝利。石渡伸太郎選手がその強さを見せつける劇的勝利。トーナメントには欠かせないケイプの伏兵ぶり。そして本命・堀口恭司選手の盤石な勝利。堀口選手が強さは知ってはいたんですけど、10キロ近く体重差もあるのに何もさせずに圧倒しちゃんですからねぇ……。

DEEP王者の大塚選手が勝ち上がったことは凄く大きいですよね。いままで大塚選手は、さいたまスーパーアリーナで一度も勝ったことなかったんですね。3戦全敗、メジャーイベント未勝利。DEEPの佐伯さんが、たまアリの会場使用権を維持するために博打的に行った2014年のDEEP大晦日で、大塚選手は石渡選手に負けています。その時以来の再戦を明後日やるんですが、それはつまり個人を超えて日本格闘技界のドラマがあるってことですよね。佐伯さんが業界を背負って興行をやらなきゃRIZINは生まれてなかったわけですし。大塚選手の煽りVが佐伯さんの語り中心だったことも、こういう結果になるといい味が出てますよね。

石渡選手が大塚選手を返り討ちにすれば、4年振りの堀口選手との再戦が行われるかもしれない。去年の今頃なんて堀口選手はUFCにいたんですよ。今日の爆発によって、それぞれの物語もグワッ〜と表に吹き出してきたということですよね。


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