kindyさん のコメント
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80年代からコラムやインタビューなどを通して、アメリカのプロレスの風景を伝えてきてくれたフミ・サイトーことコラムニスト 斎藤文彦 氏の連載「斎藤文彦INTERVIEWS」 。マット界が誇るスーパースターや名勝負、事件の背景を探ることで、プロレスの見方を深めていきます! 今回のテーマは 「それでもケニー・オメガは新日本に残るか」 です! Dropkick「斎藤文彦INTERVIEWS」バックナンバー ■ 【追悼・爆弾小僧】すべてはダイナマイト・キッドから始まった
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フミ まず簡単にアメリカの状況を整理すると、プロレス市場の中心にいるのは世界最大の団体WWEです。WWEと比較すると、ROHやインパクト・レスリング(TNA)はインディと言えますよね。AEWが誕生し、選手争奪がさらに激しくなっているので、インパクトあたりはこのまま衰退の道を辿るんじゃないかとも囁かれています。
―― WWEと他団体の力の差は、100対1と言っても過言ではないようですね。
フミ ROHと提携してアメリカに進出しようとしている新日本プロレスが現在は世界2番目のプロレス団体と言えます。そして今回のテーマであるAEWは、昨年『ALL IN』を成功させたCodyとヤングバックスが中心となって旗揚げしようとしています。
―― AEWのオーナーは、超お金持ちなんですよね。
フミ AEWの社長トニー・カーンの父親シャヒード・カーンは個人資産65億ドルの実業家です。いろんなスポーツフランチャイズや企業を抱えるオーナーで、フォーブスマガジンによればアメリカでは65番目に金持ち、世界で217番目の金持ちで。資産だけでいえばビンス・マクマホンよりお金は持ってるんです。
―― 驚異的な資金力を誇ってるんですねぇ。
フミ ただスポンサープロレスが成功した試しがないのは歴史が物語っていて、お金があれば団体はうまくいくというものではないですよね。ちなみにCodyは副社長として、ヤングバックスもエグゼクティブとしてもAEWに参加しますが、現時点で選手契約を結んでいるのがハングマン・ペイジ、クリストファー・ダニエル、PAC等、12名くらい。その中で唯一特別な契約を結んだのがクリス・ジェリコなんです。どういう特別な内容かといえば、ジェリコはほかの選手と違ってバンドFOZZYのツアーなどのジェリコ個人の活動ができる。また、ジェリコが希望すれば、新日本にも継続参戦できるんです。
―― ジェリコはさすがのVIP扱いなんですね。 <会員ページへ続く!>
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