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元・新日本プロレスで現在ボディビル活動をしている 北村克哉 がRIZIN参戦! 沖縄大会でボビー・オロゴンと対戦することになった意気込みを伺った(聞き手/ジャン斉藤) 【1記事¥110から購入できるバックナンバー】 ・ AKIRAインタビュー最終回「プロレスラーはどうやって怒ればいいのか」
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―― 先ほど発表されたRIZIN沖縄大会のボビー・オロゴン戦にSNSが騒ぎになってますね。
北村 マジすか。よかったあ……。
―― ハハハハハハ。反響は気になりますか?
北村 そうですね。それはよかったです。やっぱりサプライズ感がほしかったので。
―― 北村さんがRIZINに出るんじゃないかっていう噂はずっと前からあったんですよ。
北村 それは毎回会場に見に行ってるからですかね(笑)。 インスタとかにアップしてますからね。
―― 2019年に新日本プロレスを退団されて、そのあとはボディビルダー方面で活動されてましたが、このタイミングのRIZIN参戦はどういう考えがあったんですか?
北村 もともとはPRIDEを見てレスリングを始めたんですよね。PRIDEではレスリング出身者が活躍してたので、高校からアマチュアレスリングを始めたんですけど。そのトレーニングの一環としてゴールドジムに通って、最終的に現在はフィットネスにのめり込んでるんですけど。最初にトレーニングに興味を持つきっかけになったのはPRIDEで。筋骨隆々というわけじゃないですけど、みんなすごい身体でしたよね。こういう身体つきにならないと勝てないんだと思って。
―― そこからウエイトトレーニングを始めたわけですね。
北村 ちゃんと食事して、ちゃんと睡眠を取って、ちゃんとトレーニングをすれば身体は変わる。そういう魅力に惹かれてレスリング時代もプロレスラー時代もトレーニングはやってきました。いまでもジム通いは好きだし、プロレスラーは身体が土台だったので。フィットネスはボクの1つのライフワークですね。業界用語でバルクアップって言うんですけど、筋肉量を増やしたり、代謝を上げたりとか、そっちにのめり込んですけど、心のどこかで中学時代に憧れていたPRIDEがあって。それで今回RIZINからいいお話がきまして。
―― フィットネスが仕事だけど、かつて憧れたMMAをやってみようと。
北村 フィットネスも人気が出てるんですけども、RIZINとか格闘技に比べたら全然まだまだで。これからもうちょっとしたら変わってくると思うんですけど。ボクもフィットネスに携わりながら、よく言ったら二刀流になっちゃいますけど。
―― MMAとフィットネスの二刀流ですか。
北村 やっぱりフィットネスやボディメイクも捨てられないので。いま自分がこのフィジカルを維持したまま出るのが勝負時だと思ったので。フィットネスも続けて、 試合に出るのが夢なんですけどね。難しいんですけど。
―― 筋肉を使うといってもMMAとフィットネスだと全然違うわけですね。
北村 応用すればいいんですけど、応用の仕方に時間がかかるんですね。フィットネスの中にもキックボクシングは入ってるので、応用して使いこなせば MMAでも戦えると思いますね。
―― 北村さんといえばレスリングのフリースタイル・グレコローマン重量級で活躍されて。
北村 また 過去のことをって言われがちですけど、一生懸命やってましたね。レスリングも何連覇してますし。
―― 社会人時代はK-1を主催していたFEGや、戦極の親会社だったドン・キホーテ所属だったじゃないですか。その頃に総合格闘技をやってみようと思わなかったんですか?
北村 そのときはレスリングに集中してやらないとオリンピックは出れないくらいだったので。やっぱり海外には強豪しかいなかったので、レスリングに集中させてもらって。 オリンピックが難しいとなったときに、そこで初めてフィットネスを仕事をしようと思って。 ただ総合格闘技もやりたかったので迷いましたね。ボクが大学を卒業した頃はPRIDEがなくなっちゃって……。
―― 総合格闘技がビジネスとして低迷していた時期ですよね。
北村 あちゃーとなって、 それ一本だとなかなか難しい状況だったので。もともとトレーニングの一環としてやっていたフィットネスを極めたくなって。
―― そのあと巌流島に出場したときに来場していた新日本プロレスの木谷オーナーに目に止まりスカウトされたんですね。
北村 新日本はすごく楽しかったし、すごく辛い思い出もありますね(笑)。いまでも思い出がたくさん出てきますもん。
―― プロレスラーにはなりたかったんですか?
北村 海外のプロレスラーでビル・ゴールドバーグやブロック・レスナーは大好きで。
―― まさにですね(笑)。
北村 彼らの技を研究して試合をやって。ヤングライオンのときにジャックハマーやスピアーを使ったりして。 めちゃくちゃ力技が多かったですね(笑)。あれはあれで大変なんですけど、ファンに見られてるという意識がすると力がまた出てくるんですよ。
―― 見られると力が出るってまさにプロレスラーですね。
北村 ハハハハハハ。いまは白いですけど、当時は褐色にしてて。
―― この肌で白いんですか?(笑)。
北村 白いんですよ!(キッパリ)。これで半年ぐらい焼いてないんですけど。 新日本プロレスのときは朝の練習前と、朝・昼・夜の練習が終わったあとの計4回ターニングに入ってたんで。 身体が黒光りしてたんですよ(笑)。
―― ハハハハハハハハ! 中に住んでたんじゃないかっていうくらい。
北村 県庁所在地はそこなんじゃないかって(笑)。もちろん先輩が優先なんですけど、それ以外のときはガンガン焼いてましたね。
―― 29歳という年齢で新日本プロレスに入るってかなり勇気がいりますよね。
北村 そうですね。馳(浩)さんに「行けよ」と。ふたつ返事で「行きます」と(笑)。
―― 専修大学の大先輩に言われたらしょうがないですね(笑)。 新日本の道場は相当厳しい場所だったんじゃないすか。
北村 いやあ、よく生き残ったなあと思いますね。初日にスクワット3000回やりましたから。
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