この記事はショーン・オマリー以前・以後のMMAシーンを語ったDropkickニコ生配信を記事にしたものですが、原型を留めていないどころか、インタビュー形式となっています(語り・ジャン斉藤)



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マネル・ケイプの試合がまた飛びかけました。対戦相手のカイ・カラフランスが練習中に脳震盪を起こしたことで欠場。ダナ・ホワイト・コンテンダー・シリーズ(以下DWCS)に出場予定だったフェリペ・ドス・サントスが代打でケイプと対戦することに。

斉藤 ケイプはUFCと契約後、3年間で5試合やってますが、なんとこれで7回も試合が流れている。ホントにかわいそうなんですけど、フライ級という階級の問題でもあるのかなあと。ケイプも一度計量オーバーしてるけど、7回のうち3回は計量絡みですよね。選手層のわりには計量トラブルが多い印象。

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UFCフライ級の平良達郎選手も2年間のあいだ3回も相手の計量トラブルに巻き込まれてますね。

斉藤
 最軽量階級ということでけっこう無理やり落としてるところもあるのかも。あとケイプがアンラッキーなのは元王者フィゲイレード戦のキャンセル。ケイプは最初に2連敗しちゃったことで「強いわりにはおいしくないから無理して戦う必要はない」という評価なのかも。

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たしかに減量苦のフィゲイレードはケイプとやるならバンタム級に上げたほうがおいしいかも。

斉藤
 ケイプはお祓いしたほうがいいと言われてますけど、RIZINとオギちゃん(扇久保博正)の呪いじゃないかなって(笑)。ケイプがRIZINバンタム級チャンピオンだったとき初防衛戦の相手はオギちゃんに予定だったけど、急遽UFCと契約しちゃったでしょ。

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そういえばあの頃のケイプは朝倉未来にもケンカを売ったり、てっきりRIZINに残留するとも思っていたら……。

斉藤
 どうやらRIZINといろいろあったらしいんだよね。だからRIZINは同じUFC行きのイリー・プロハースカのことは熱烈応援だったのに、ケイプにはそっけない感じだったのかも。まあ勝てば「ウチのケイプが!」と騒ぎそうだけど(笑)。

――そういえばムサエフがベラトールで勝ったときに笹原さんが「ウチのムサエフが勝った!」みたいなツイートをしたら、お叱りの声が飛んでましたよね。「ウチのじゃないだろ」とか。

斉藤 あれ、DREAM時代からのネタなんですけどね(笑)。PRIDE崩壊後は日本中心から「日本発世界」の図式になってしまったことの自虐に加えて、それでも日本育ちの強さを誇りたいという意味もあったんですよ。とりあえずケイプはRIZIN事務所参りして、呪いを解消してほしいですね。

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今日はアルジャメイン・スターリングをKOしてUFCバンタム級王者に輝いたショーン・オマリーがテーマです。

斉藤 この試合の直前、Dropkickに「堀口恭司のUFC復帰は現実的なのか」という記事をアップしたんですけど、ショーン・オマリーの勝利と繋がってます。これでますます「実績があってもUFCに行ける時代じゃなくなった」と。再編が迫る非UFCのメジャーにとって、ショーン・オマリーの勝利は逆風になるんじゃないかという話をしてみようと思います。

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