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OZZYさん のコメント

ワイアットは印象に残るキャラでした。残念です。合掌
ただ、怪奇派の系譜はアンダーテイカー→ワイアットではなく、00年代を彩ったマンカインド(カクタス・ジャック、ミック・フォーリ-)も忘れて欲しくないなぁ。
正しくは、アンダーテイカー→マンカインド→ワイアット
No.1
14ヶ月前
このコメントは以下の記事についています
80年代からコラムやインタビューなどを通して、アメリカのプロレスの風景を伝えてきてくれたフミ・サイトーことコラムニスト 斎藤文彦 氏の連載「斎藤文彦INTERVIEWS」 。マット界が誇るスーパースターや名勝負、事件の背景を探ることで、プロレスの見方を深めていきます!  今回のテーマは 2010年代を駆け抜けたスーパースター、ブレイ・ワイアット です!   Dropkick「斎藤文彦INTERVIEWS」バックナンバー ■スーパースター・ビリー・グラハムのサイケデリックな世界 ■ 【WWEとUFCの合併】ビンス・マクマホンの幕引きはいつか ■ 猪木を語ることは自己の人生を語る行為である ■ WWE総帥ビンス・マクマホン引退 ■さらばストーンコールド、トリプルH、テイカー!! レッスルマニア38 ■追悼“レイザー・ラモン”スコット・ホール ■コロナに散った『ワールドプロレスリング』海谷ディレクターを偲ぶ ■前田日明の「噛ませ犬」だけではないポール・オーンドーフの功績 ■WWE☓新日本プロレス業務提携の噂、その出元 ■NWAの最期を看取った男ジム・クロケット・ジュニア ■ビンスの黒衣、猪木の親友パット・パターソン ■晩年のロード・ウォリアーズ ■ロード・ウォリアーズの衝撃 ■ 追悼! 佐山タイガー最大の難敵・初代ブラックタイガー ■全女消滅後の女子プロレス新世界 ■木村花さんはドウェイン・ジョンソンのようなスーパースターになるはずだった ■女子プロレスの景色を変えた女帝・ブル中野 ■マッハ文朱が女子プロレスというジャンルを変えた ■新日本プロレスの“ケニー・オメガ入国妨害事件”という陰謀論 ■ AEWチャンピオンベルト盗難事件 ■「ミスター・プロレス」ハーリー・レイスの偉大さを知ろう ■都市伝説的試合映像ブレット・ハートvsトム・マギー、ついに発掘される   ■ 【追悼・爆弾小僧】すべてはダイナマイト・キッドから始まった ■プロレス史上最大の裏切り「モントリオール事件」 ■なぜ、どうして――? クリス・ベンワーの栄光と最期 ■“怪物脳”に覚醒したケニー・オメガ ■怪物デイブ・メルツァーと『レスリング・オブザーバー』 ■新日本プロレスのMSG侵攻は「WWE一強独裁」に何をもたらすのか ■怪物ブロック・レスナーを通して見えてくる「プロレスの作り方」 ■追悼・マサ斎藤さん……献杯はカクテル「SAITO」で ■皇帝戦士ビッグバン・ベイダーよ、永遠に ■ステファニー・マクマホン、幻想と現実の境界線がない生活 ■アメリカンドリーム、ゴールダスト、コーディ……ローデス親子それぞれの物語 ■ジェリコvsケニー実現で考える「アメリカから見たプロレスの国ニッポン」 ■怪死、自殺、大事故……呪われた鉄の爪エリック一家の悲劇 ■WWEの最高傑作ジ・アンダーテイカー、リングを去る ■『1984年のUWF』はサイテーの本! ■プロレス史上最大の裏切り「モントリオール事件」 ■オペラ座の怪人スティング、「プロレスの歴史」に舞い戻る ■ジェイク“ザ・スネーク”ロバーツ…ヘビに人生を飲み込まれなかった男 ■追悼ジミー・スヌーカ……スーパーフライの栄光と殺人疑惑 ―― 今回は急逝したWWEスーパースター、ブレイ・ワイアットについて語っていただきます。 フミ  テリー・ファンクさんと同じ日にお亡くなりになったのですが、79歳のテリーの場合は天寿をまっとうした感がありましたが、36歳のブレイ・ワイアットにはあまりにも早すぎたんじゃないかという思いがあります。 ―― ショッキングでしたね……。 フミ  そんなに長いレスラー生活ではなかったけれど、2010年代で最もセンセーショナルな活躍をしたWWEスーパースターだった。太く短く生きたというか。 ―― デビューしたのが2009年ですね。 フミ  ブレイ・ワイアットに変身したのが2012年ですから、あのキャラクターで活躍したのは10年ちょっとだった。WWEを熱心に見ているファンならブレイ・ワイアットがいかにビッグなスーパースターであったかを理解できますが、日本のプロレス・シーンとそれほど関わりがあったわけではないので、日本のプロレスを中心に見ているファンにはそれほど馴染はないかもしれない。日本との接点ということをいえば、ブレイ・ワイアットのお父さんはマイク・ロトンドですよね。 ―― オールドファンからすると、マイク・ロトンドのほうが知っているかもしれないですね。 フミ  マイク・ロトンドはバリー・ウィンダムとのUSエクスプレスという人気タッグチームでWWEで活躍し、“ミリオンダラー・マン”テッド・デビアスとのコンビではIRSというリングネームでも活躍。WCWではマイケル・ウォールストリートというリングネームでnWoのメンバーだった。そのマイク・ロトンドがバリー・ウィンダムの妹と結婚して生まれた子がブレイ・ワイアットだった。 ―― ブレイ・ワイアットにとってバリー・ウィンダムは叔父さんにあたるんですね。 フミ  ブレイ・ワイアットは1987年生まれ。1987年といえばアントニオ猪木さんとマサ斎藤さんの巌流島があったり、それこそ新旧世代闘争があった年ですね。バリー・ウィンダムとマイク・ロトンドは86年に全日本プロレスに来日したんですが、ボクとかはマイク・ロトンドがバリー・ウィンダムの妹と結婚するという話をそのときに聞いてたんですよ。 ―― その翌年に生まれた子がブレイ・ワイアットだったわけですね。 フミ  本名はウィンダム・ローレンス・ロトンド。ファーストネームのウィンダムはバリー・ウィンダムからもらったんです。ブレイ・ワイアットが亡くなったあと、WWEのTVショーが始まる冒頭でワイアットを偲ぶ“イン・メモリー・オブ”のグラフィックが映し出されましたが、そのときはブレイ・ワイアットではなく「ウィンダム・ロトンド、またの名をブレイ・ワイアット」と本名が先に紹介されていたのが印象的でした。 ―― 血筋も紹介したってことなんですね。 フミ  マイク・ロトンドの長男で、バリー・ウィンダムとケンドール・ウィンダムの甥っ子。ウィンダム兄弟の父親、つまりブレイ・ワイアットの祖父は新日本、全日本、国際プロレスにも来日したブラック・ジャック・マリガン(本名ボブ・ウィンダム)。由緒正しい三世レスラーです。だから、デビューしたころはアクセル・マリガン、タンク・マリガン、タンク・ロトンド、デューク・ロトンドといった試作品のリングネームを使っていました。 ―― プロレスファミリーをアピールしていたと。 フミ  ブレイ・ワイアットはハイスクール時代はレスリングでステート(州)選手権のチャンピオンになっている優秀なアスリートだった。フットボール奨学金で大学に進み、カレッジでは4シーズン在籍した。 ―― あの巨体だからフットボールでも活躍できますね。 フミ  体重は285ポンドですから130キロぐらいあるんですが、アメリカのフットボール選手の特徴で、どんなに巨大でも動きが速い。巨体なのに身軽といえばバンバン・ビガロみたいなタイプですよね。2016年にWWE日本公演が両国国技館であったとき、ボクがバックステージをウロウロしていたら、ローマン・レインズやセス・ロリンズ、ディーン・アンブローズ時代のジョン・モクスリーが歩いていた。みんな背が高いんですが、向こうから歩いてきたブレイ・ワイアットもまた大きかったですね。 ―― 血筋も体格もプロレスラー向きだったと。 フミ  大学はフットボールのシーズン後、卒業前にやめてしまって、2009年にWWE直営のレスリングスクールFCW(フロリダ・チャンピオンシップ・レスリング)でプロレスを学び始めます。当時はWWEのパフォーマンスセンターができる前だった。FCWでは叔父さんのバリー・ウィンダムやスティーブ・カーンといった名だたる元レスラーからコーチを受けてその年にデビューしました。 ―― 卒業前にやめてまでレスリングスクールに入ったということは、もともとプロレスラー志望だったんですね。 フミ  そこはもう子供のときから運命づけられていたのではないでしょうか。あの独特のプロレス的頭脳を見れば、三代続くプロレスのDNAは明らかでした。少年時代からプロレスラーになるつもりだったわけですから、当然、筋金入りです。 ―― 頭脳、血筋、体格。すべてを兼ね備えていたわけですね。 フミ  それでもすぐに売れたわけではなかった。ブレイ・ワイアットの身体つきはWWE的じゃない。ヒゲのない素顔はすごく優しい感じで、ぽっちゃりしていた。WWEでは、とくにトリプルH以降の世代はやっぱりボディビルダータイプ、逆三角形の身体を求められますよね。 この続きと金原正徳、佐藤将光、長井満也、万智、猪木映画…などの10月バックナンバー記事が600円(税込み)でまとめて読める 「13万字・記事14本」 の詰め合わせセットはコチラ    https://ch.nicovideo.jp/dropkick/blomaga/ar2171384   この記事の続きだけをお読みになりたい方は下をクリック!1記事150円から購入できます!  
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