いまこのコラムを書いているのはクリスマスイブの『VTJ』でのリオン武戦まで1週間をきった18日の深夜。

最近はずっと試合のことしか考えてないので、コラムに何を書けば良いのかまとまらないが、なかなかこんな時期に自分の考えを長い文章で書く機会もないので、試合前の選手、1年5ヵ月のブランクのある選手がどんなことを考えどんな感じなのか心のまま書いていくので、話がまとまっていなくても試合直前ということで勘弁していただきたい。

現在の体重は17日の朝で 66.3キロ。試合が61.7キロ契約なのであと4.6キロ。これはここ何戦のなかでも一番順調な体重だ。それは通常体重が最近は低くなっているからで、ちょっと前まで通常体重が69~70キロぐらいあったのだが、最近は年齢のせいか腹一杯まで食べなくなったので66~67キロぐらいまで落ちている。

なので今朝の段階では、それほど減量らしい減量はしていないが、夜から量を減らした。計量の前日の朝に3~3.5キロオーバーで迎えられるようにな体重調整をしていくつもりだ。

そして自分の落とし方としては、計量日の前々日、前日は練習を一切休み身体をできるだけ休めて、計量の前日は風呂やサウナで1.5~2キロ水抜きして落として、計量当日にサウナスーツなどを着て身体を動かしてリミットまで一気に落とす。今回もそのやり方で落とすつもりだ。

練習での調整は試合の10日ぐらい前からハードな対人練習はあまりやらないようにしていて、とくに組み技での対人練習には気をつける。それはケガをしないためで、10日を過ぎると動きを覚える練習や体重を落とすための練習になってくる。いまはほとんど動きの確認と汗を出すための練習がメインになっている。

今回の試合は1年5ヵ月ぶりの試合なので、実際に相手と向き合った緊張感がどれくらいなのか、いまの自分が試合でどれくらい動けるのか、試合勘の事など、不安をあげたらキリがないのだが、そこは試合までの練習の中で解消してきたつもりだし、ここ何年かは1年に何試合もしていなかったので試合勘は、その試合ペースのままだと思うので、あまり心配しなくてよいと思う。

対戦相手がリオン武選手で、修斗の元世界チャンピオンだし、数々の強豪選手を倒してきた恐ろしい打撃を持っているので、すごく厳しい試合になる覚悟はしている。久々の試合だけれども、負けることが許されないサバイバルマッチで、この試合に負けると自分が日本のバンタム級のトップ選手ではないという烙印が押されるであろう大事な試合だ。もう36歳のおじさんだが、世界と勝負したいという夢はまったく薄れていないので今回も勝ちに拘って戦っていこうと思います。

皆さん、応援宜しくお願いします。

今年最後のコラムになると思いますので、ご挨拶を!

2012年はいろいろとお世話になりました。(大沢ケンジ)