Dropkick
UFC165 怪物ジョーンズの苦戦■大沢ケンジ
9月21日の土曜日(日本時間22日/日曜日)にカナダのトロントで行われたUFC165に、現在MMAでパウンドフォーパウンドと言われるジョン・ジョーンズがアレクサンダー・グスタフソンを相手に6度目の王座防衛をかけてタイトルマッチが行われた。
今回の試合を通して、怪物ジョン・ジョーンズのとてつもない、神懸かった強さの幻想のようなものが剥がれかかったが、ジョーンズの精神的な強さも見ることができる試合だった。
まずは、ジョーンズの「UFCのタイトルを5度防衛している」という事実は、とても凄い事なのだとご理解いただきたい。
例えば、ボクシングの世界王者のタイトルマッチは、指名試合以外はほとんどが王者側のプロモーターが挑戦者を選べるので、防衛回数を重ねていても王者が戦いやすい相手を選んでいる場合もあり、防衛回数を重ねていても、ジョーンズのそれと安易に比べる事ができない。また、ボクシングには世界のトップ
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