Omasuki Fightの北米MMA抄訳コラム。今回は大きく低迷するUFCの国内PPV件数、地上波中継視聴率の低下、スター選手不足……UFCが置かれた現状について!


2014年上半期、米国でのUFCの事業成績は大きく低下した。

まず収入の屋台骨、PPV売上が大きく落ちている。昨年2013年上半期にUFCではPPVを6大会開催、その売上件数は合計278万件、1大会当たりの平均は463,000件、売上額は合計で1,624万ドル、大会当たり270万ドルであった。これに対し、今年2014年上半期のPPV6大会の売上件数は合計154万件、平均257,000件(前年同期比45%減)、売上合計額は1,099万ドル、大会当たり平均183万ドル(前年同期比32%減)である。

GSP不在のいま、対戦相手に関わらず、出場すれば50万件をさばけるという選手はUFCにいなくなった。ロンダ・ラウジーはいまのところ35万件程度の数字を持っていると評価されているが、もう一段階数字を伸ばすためには、対戦相手に恵まれる必要があるとみられている。