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UFC日本大会に見えた「ジャパニーズMMAの逆襲」■大沢ケンジ
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UFC日本大会に見えた「ジャパニーズMMAの逆襲」■大沢ケンジ

2014-09-26 09:43
    和術彗舟會HEARTS総帥・大沢ケンジの格闘技解説コーナー。今回のテーマは「9・20UFC日本大会」です!



    ――今回はUFC日本大会についていろいろとおうかがいします!

    大沢 自分は会場で観たんですけど、かなり熱気がありましたねぇ。UFCの会場だとお客さんも外国人っぽく振る舞いますよね。「ヒュ〜〜!」みたいな(笑)。日本の格闘技興行の比べると楽しんでる雰囲気が表に出てましたよね。

    ――UWFの昔から、試合をおとなしく見るという風習がまだ残ってるんですかね(笑)。

    大沢 日本人は見たものが面白かったら楽しむんですけど、外国人は楽しむために来てるから、つまんなかろうが騒ぐんですよねぇ。あの盛り上がりを感じると、なんかこう……もうちょっと現役をやっていれば良かったなあって(しみじみと)。

    ――引退をうらやむくらいの盛り上がり(笑)。

    大沢 もっと真剣にやっていればUFCに行けたんじゃないかなって。くやしい思いが強いですよねえ。まあ、こうして格闘技ジムをやっているかぎりはこういう気持ちは出てくるんでしょうけど。やっぱり金(原正徳)ちゃんが勝ったことでよけいにそう思いましたね。

    ――金原選手はUFCデビュー戦でバンタム級ランカーのアレックス・カサレスに判定勝ちを収めました。

    大沢 金ちゃんって、すっごい強いんですよ、練習でも。「これはちょっと勝てないなあ」と感じることがあって、それは自分が引退を決めた要素のひとつでもあるんですよ。その金ちゃんがいつになってもUFCに出られない。「このまま埋もれていくのかな……」というムードもある中で、今回やっと出場を果たして、ランキング10位の選手を1、2ラウンド圧倒して。2ラウンドの途中に拳を骨折したから3ラウンドは守りに入りましたけど。それでも余裕を持って戦ったわけじゃないですか。日本のトップなんだからランキング10位くらいはぶっ飛ばせるわけですよね。 
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