格闘技Tシャツ発見伝■MMAオレンジ色の手帖＜File⑧＞

格闘技ブログ「MMA THE ORANGE」の管理人オレンジがディープなエピソードをお届けする「MMAオレンジ色の手帖」！　File⑧は「格闘技Tシャツ」のアレコレです！


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【Dropkick10月度の更新記事】
読み応えたっぷりの中野巽耀、桜田一男、高瀬大樹ロングインタビュー、
大反響の「阿修羅・原 物語」など多数掲載！ 　http://ch.nicovideo.jp/dropkick/blomaga/201410
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最近の連載では食ネタを連発していましたが満腹感を癒すために少し休戦。このへんで変化球を投げておきましょう。

 

格闘技観戦の楽しみと言えば、試合に会場メシ。そして、忘れてならないのが物販コーナーでお目にかかれる格闘技グッズです。Tシャツを中心にパーカー、タオル等、出場する選手や大会記念の商品を見て回るのもまた一興。一昔前だと格闘技然とした「いかつい」「体育会系」なデザインが多かったですが、いまでは有名アパレルブランドと比較しても遜色がない高いクオリティとユニークなデザインが目立ってきました。

 

実は何を隠そう私も大のTシャツ好き。観戦の際についつい手が伸びてしまい、いまでは非格闘技系Tシャツも含めて100枚以上はあるでしょうか。自宅はもはや倉庫と化しています。そこで今回は、大変僭越ながら今注目の格闘技系のアパレルメーカー、オススメのアイテムをピックアップしていきたいと思います。

 

 

まず、絶対に外せないのが皆さんもよくご存知の「reversal」でしょう。柔道衣、空手衣、武道具等の製造・販売の老舗「ISAMI」がスタートさせたアパレルブランド。格闘技をベースにしながら、異業種のブランドやアーティストと積極的に交流を重ねて独創的な商品をリリースしています。格闘技の会場に足を運ぶと、ファンや選手のreversalグッズの所持率の高いこと高いこと。もはや会場の5割以上の方たちは身に着けているのではないかというほどの絶大な支持を誇っています。そのデザイン性の高さは多方面で反響を呼び、人気バンド「UVERworld」のヴォーカルTAKUYA∞がライブでパーカーを着用。さらに中央大学ラグビー部がユニホームに起用するほど。もはや格闘技の枠に留まらないムーブメントになっていると言っても過言ではないでしょう。

季節毎にたくさんの商品がリリースされていますが、オススメしたいのがバッグ類。リュックサックにトートバッグ、ワンショルダー等、特に充実しています。ここまでオリジナルのバッグを次々に生み出しているブランドは一般的にもなかなかないのではないでしょうか。数年前にスマッシュヒットしたキックミットをモチーフにしたワンショルダーバッグを始め、柔術衣の生地を使用した触り心地抜群のトートバッグや定番の「rvddw」のログが入った高級感のあるドラムバッグ等、そのラインナップは実に多彩でユニーク。きっとお気に入りの逸品が見つかるはずです。

 

バッグの他にも財布や眼鏡、スマホケース、マグカップ、クリアファイル等々、生活全般をカバーしているので一切合財をオールreversalで固めるなんてことも充分可能です。ちなみに販売後に追加生産しない商品も多いようなので気に入った商品があれば迷っている暇はありません。前進あるのみです。

 

 

さて、次に取り上げるのは、いまやUFC再上陸に向けて着実に勝ち星を重ねている宇野薫がディレクションを務めるUCS（UNO CAOL SHOWTEN）。横浜・桜木町にあった路面店は惜しまれつつも閉店しましたが、オンラインショップでの営業はまだまだ元気一杯。宇野選手らしい清潔感があって、時に大胆なデザインのアイテムを定期的にリリースしています。そんなUCSの中でオススメなのがやはりTシャツ。

雑誌「オリーブ」で「星の王子様」として特集され、「カオルコ」と呼ばれる女性ファンが集まっていた十数年前から、ポップなデザインに定評がありましたが、最近では宇野選手が試合をする毎に発売される出場記念Tシャツはより一層洗練されてきました。先日のVTJ.6ではロゴマークを1枚づつ手刷りして、配置と配色がそれぞれ微妙に異なる斬新なTシャツをリリースしたかと思えば、佐藤ルミナ引退興行ではルミナの名言「THIS IS　SHOOTO」をモチーフにしたTシャツを発売。その時々のテーマに合わせて趣向を凝らしたTシャツが試合の際の恒例行事になっています。

 

大抵の場合、会場で先行販売後にオンラインショップで販売を開始しますが、会場だと1000円以上も安く購入できることも多いのは見逃せません。

また、年に数回は都内のレンタルスペースで店頭販売を行うこともあるので、こちらも要チェック。宇野選手自らが店頭に立つことはもちろん、フレンドリーな接客でおなじみの宇野選手の母上にお目にかかる事も……。気になる方は定期的にホームページをチェックしてみてください。

 

 

その他にも、佐藤ルミナ、藤井恵、パンクラスライト級王者ISAOをサポートして、スタイリッシュなデザインのTシャツをリリースしているINSPIRIT（インスピリット）や大阪に拠点を置くマーシャルワールドジャパンが展開するブランドALMA（漆谷康宏、久米鷹介をサポート）も大注目ですが、アパレル勢を向こうに回して勢いがあるのでパンクラスです。

以前は1種類のみだったロゴTシャツも白の他にピンクや黄色、グレー等、カラーバリエーションも充実。元々、bodogTシャツ（日本格闘技界を振り回してくれましたね）や近藤有己フィギュアを販売する遊び心を持ち合わせていましたが、やり手の酒井正和氏が代表に就任して以来、アグレッシブさに拍車がかかりました。ケージ導入に合わせてデカゴンTシャツを販売したり、サッカーの横浜FCとの提携を記念したコラボTシャツやエース川村亮の誕生日に誕生日記念Tシャツをぶつけてくるなど商品開発に余念がありません。さすが群雄割拠のエナジードリンク業界に「パンクラスエナジー」を引っさげて参入するだけの事はあります。今後もアグレッシブな商品展開に期待して良さそうです。

そんなこんなで、注目の格闘技アパレルを紹介してきましたが、格闘技の香りや雰囲気のするTシャツに抵抗感がある方は意外と多いようです。また、勢いで買ってはみたものの、派手過ぎて一度も着ずにタンスの奥に眠っているなんて経験はないでしょうか？

 

最後にそんなとき時の対処方法を1つご紹介しましょう。Tシャツの上から地味め（出来れば黒or紺が◎）のカーディガンを羽織ってみてください。ユニクロや無印良品で売っている無地で地味なもので構いません。もうシンプルであればある程なお良し！中から見える派手なTシャツが十二分に活きてきます。ごちゃごちゃしたバックプリント隠しにもなって一石二鳥。もちろん、羽織るものはパーカーでも構いませんが、シックなカーディガンの方が野趣溢れる格闘技との対比が鮮明になって余計に映えるはず。これなら黄色や水色の派手なTシャツも無難に着こなせます。服装に困ったときには格闘技Tシャツ+カーディガン、騙されたと思ってお試しあれ。

 

さて、今回のMMAオレンジ色の手帖はここまで。会場でTシャツにカーディガン姿でディファカレーを食べている男がいたら十中八九私なので、ぜひ声をかけてみてください。よろしくお願いします。（オレンジ）


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