☆山本宜久17000字ロングインタビュー、ジャンボ鶴田物語、地下格闘技インタビュー、他コラムが掲載!! 入会すれば今すぐに読める12月度更新記事一覧
http://ch.nicovideo.jp/dropkick/blomaga/201412
アスリートに付き物なのが引退後の「第二の人生」「セカンドライフ」。格闘家だとジムの経営者やインストラクターとして後進を育成したり、普通のサラリーマンになる例が多いでしょうか。
その中でも注目したのが飲食店経営。懐かしいところでは、PRIDE全盛期に大相撲から『武士道』のリングに上がった玉海力のちゃんこ屋や、高田延彦統括本部長がプロデュースした「モンゴリアン・チョップ」など、意外と転身例があります。
最近では元格闘家(現役もいますが)が実際に腕を振るって、試合以上に観客の舌を震わせる名料理人・名プロデューサーが台頭。ボリューム満点の豪快なメニューだけでなく、繊細な味付けに思わず舌を巻く事もしばしばあります。これは掘り下げないわけにはいかないでしょう。
そこで今回の「オレンジ色の手帖」は格闘家が腕を振るう名店、激ウマグルメを一網打尽にしていきたいと思います。
まず1軒目の名店は吉祥寺にあるタイ料理店「クゥーチャイ」。自ら厨房に入るのは新日本キックボクシングで活躍した深津飛成さんです。
深津さんは日本フライ級とバンタム級で王者に就いた輝かしい実績の持ち主。ダウンを奪われても前に出る魂のこもった試合でファンを魅了してきました。その熱い試合には勝村周一朗をはじめ多くの格闘家が心酔するほどです。
そんな深津さんの作るタイ料理。それはもう試合ばりに熱い!
まず楽しんでほしいのが「香り」。深津さんも「吉祥寺で一番香るタイ料理店」を自負しているように、料理ごとにパクチーやジャスミンなど、特徴的な香りがゴングと同時にラッシュをかけてきます。
タイ料理店はかなり巡りましたが、その中でも極めて独創的。他のどこにもない香りと雰囲気が立ち込めています。
さらに際立つのが素材の良さ。土下座して仕入れたという50日鶏を使用したガイヤーン(タイ風鶏もも肉の焼鳥)はプリプリした絶妙の歯応えから鶏肉の旨味がジュワッと溢れ出ます。
そしてマグロの刺身よりも保菌率が低い無菌豚「芳寿豚」を使ったムーマナオ(タイ風豚しゃぶ)も絶品。軽く炙ってニンニク、唐辛子、パクチーでお刺身感覚でいただくと幸せという言葉しか出てきません。
こんな豪華なタイ料理をリーズナブルなお値段で味わえるのはクゥーチャイだけでしょう!熱い男の香るタイ料理、ぜひお試しください。