4月25日カナダで行なわれるUFC186 で堀口恭司がデメトリアス・ジョンソンの持つフライ級王座に挑戦することになった。堀口恭司はUFCデビュー以来現在4連勝中。デメトリアス・ジョンソンは5度の防衛に成功しているスーパーチャンプだ。これまで日本人の王座挑戦経験者は山本喧一(vsパット・ミレティッチ)、近藤有己(vsティト・オーティス)、桜井マッハ速人(vsマット・ヒューズ)、宇野薫(vsBJペン)、岡見勇信(vsアンデウソン・シウバ)の5人。いずれも王座獲得に失敗しており、悲願の日本人王者誕生が期待されている。というわけで、今年最大の大一番となるビッグカード決定の舞台ウラを、山本KID徳郁やストラッサー起一、そして堀口恭司のマネジメント業務を担当する石井史彦氏にうかがいました!


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――石井さん! つい先ほど堀口恭司選手のUFCフライ級王座挑戦が電撃発表されました!

石井 ああ、ついに発表されましたか……。

――ハハハハハハ! 

石井 決まっちゃいましたか(笑)。

――決まっちゃいました(笑)。このカードはいつ頃、決定したんですか?

石井 話が来たのは2月4日ですね。

――1週間前!(この取材は2月10日に収録) そこから交渉したんですか?

石井 交渉もないもないですよ。マッチメイカーのシェーン・シェルビーからのメールも簡単なもんでしたけど。「UFC186モントリオール」「フライ級タイトルマッチ デメトリアス・ジョンソンvs堀口恭司」だけ。

――なんだか走り書きのメモみたいですね(笑)。

石井 こちらは「Yes sir!」で即答ですけど。

――即答! 堀口選手には確認してないんですか?

石井
 聞いていないですよ。だってチャンピオンになるためにUFCで来たんですよ? 異論はないじゃないですか。それに堀口選手は与えられた試合をやるというスタンスですし。それでも今回の決定はちょっと驚いてましたけど(笑)。

――それでも「ちょっと」だけですか(笑)。

石井 そもそも堀口選手には「タイトルマッチがあるかも」という話はしていたんですよ。これはジョンソンが「堀口と戦うかもしれない」というコメントをするずっと前のことです。

――へえー、そういう読みがあったんですね。