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日本格闘技界の礎を築いたレジェンド、中井祐樹先生@yuki_nakai1970 が日常を綴る新連載! 今回は10月15日から31日までの東奔西走ぶりをお届けします!
10月15日 木曜日 晴れ ルールを超越する。
午前クラス。フックガードパスをやる。ルールを超えて有効、という意味でいまだに至高の技法だと思う。いまだに、かつて教えた選手たちが活用している。
まずひっくり返されないからトップキープが重要なMMAやサブミッション・レスリングにも生きる。柔道やサンボのように亀にさせてはいけない競技にもしかり、レスリングのように背中をマットにつけさせるにも大事な示唆を含んでいる。
何度も言うけど格闘技はすべて相互に生かせる、という点で「同じ」なんだよ。
午後からは治療。十二指腸があまり良くないとのこと、アドバイスをいただく。腰や膝はほぼ大丈夫、次回は三週後になりました。身体が資本、一生ガンガン闘うために。感謝感謝。夜は「赤い迷路」の続きを見て撃沈。ごきげんよう。
10月16日 金曜日 雨 試合前じゃないなら無理せず時間無制限。
朝はEVERY LITTLE THINGを聴きながら。このグループを聴くと1997年、ロサンゼルスのフリーウェイを試合会場まで送っていただいたUSA修斗の中村頼永先生の車の中を思い出す。
毎回かかっててさ、覚えちゃったのよ異国で(笑)。流派は違うのにtrfだとかglobeも連想しちゃうよね。
昼柔術。ASJJFマスターズオープンやBLUE DESTINYの参加者が居たので5分刻みの自由稽古にてスタート。続いて3分に変わり、更には久しぶりの2WAY方式に移行。
久々だから説明、必要かな。時間無制限で一本か12ポイント先取(3&4ポイントは加算、2ポイントは加算せずやられた時には減点する)でやるか、1ラウンド3分ごとに相手・ルール・スタート位置などの変化をつけて行う、基本的練習方法の代表格を指す。試合2週間を切った人はこれは免除、自由稽古で構いません。2010年代も後半のこのご時世、これをそろそろ取り入れてみて下さい。
それでも今年は昼練でこれを採用することは極めて少なかった。というのは理由がいくつか考えられて、常に試合を目前に控えた人がいたことが多かったし、また地球および関東温暖化やその他諸事情により人数が例年よりコンパクトになったことがあるだろう。またしばらくいろいろやっていきますよ!
10月17日 土曜日 雨 オヤジの一番長い日
今日は朝から地元小学校でのレクリエーション行事・わくわくフェスタのお手伝いをオヤジ会メンバーとして。
焼きそばを数百人分焼くってんで結構マジでビビってたんだけど学校行ってみたらあるお母様に
「腕相撲の手が足りないので中井さんいかがですか?」
との話が。その方がかえって助かる!! 調理は不安しかないもんで…スミマセン。
というわけで実力に応じて4つブースがわかれていて最強のセクションを任されました(苦笑)。お母さん方より、お情けで負けなくて良いとのこと。やった、やった。
100人くらいとやって90勝10敗くらいだったかな。何回も挑まれたり、ルールがわからず逆に(自分が負ける方向に)引っ張ってくる子もいたりして爆笑のなかいくつか根負け。いやはや楽しかった!
オヤジ会メンツはそのまま夕方から打ち上げだったようだがナカイはK-1ジム・チームドラゴン・パラエストラ町田に颯爽と向かいましたぞ。これもわが人生よ。
10月18日 日曜日 晴れ 伝統と再構築
今日は初めて観戦の早慶対抗柔道戦。今年慶應義塾の指導を月イチ5回シリーズでやらせてもらった関係で楽しみにしていた伝統の一戦。第67回というから七帝よりも古い。
それもそのはず慶應義塾柔道部の前身・柔術部(!)はその設立は講道館より古く、創成期の柔道はこの二校から有力者が多数出ているのだ。あの前田光世も早稲田だしね。
試合は20人vs20人、講道館ルールによる抜き戦。下半身を触れることが許される「旧式」ルールが採用される今どきは貴重な機会である。実際掬い投げや肩車などが有効に使われていた。
思ったのが勝ったあと次の相手に引き分けるのがとても難しい、ということ。引き込みが許され、かつ「待て」の少ない七帝はこれに比べればずいぶん引き分けやすいルールであると言える。
言い換えれば抜いて分けることのできる選手をどれだけ作れるかに成否がかかっている。もし私の指導が来年も依頼されたら考えを少なからず改めなければならないだろう。
夜はパンクラス酒井社長、アライブ鈴木代表と会合。ぶっちゃけJMMAFのことで。私がMMA界にできることは果たして何だ、ということを考え直さなければならない。
悩ましいことは多々あるが迷うよりワクワクしてる方が良い。ともかく、いろいろ話せて良かった。少しだけ考えてみるつもり。
帰り途中下車してエンジョイしてこうかと思ったら寝てたようで終点だった。ガッデム!
10月19日 月曜日 晴れ 原点、そして旅立ち
ツイストの再結成ライヴを聴きながらの朝。今はなき日清パワーステーションでのGIG。何度でも言うが俺の心の師匠は世良公則さんだ。Facebookノート「拝啓 世良公則さま」参照されたし。
チャリでの通勤(?)。爽快だ。北新井公園で休憩後稽古に入る。今日も6分にて開始、続いて3分、さらには時間無制限ないしは3分ごと変化の2WAY方式へ。これじゃ、嫌でも強くなってしまいますよ!
少年部。下からの十字固め、皆うまくいったね~。家でお父さんにならかけていい、って言っちゃったよ。
夜は中島太一ら。中島、セルフプロデュース後の第一戦が決まりそう。まさか、あの国!
ハイ、若いヤツには旅をさせます。俺も旅に出るかなー、知らない街にさ。なんて考えちゃうくらい、ヤバい国の名前聞いちゃったね。
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10月15日 木曜日 晴れ ルールを超越する。
午前クラス。フックガードパスをやる。ルールを超えて有効、という意味でいまだに至高の技法だと思う。いまだに、かつて教えた選手たちが活用している。
まずひっくり返されないからトップキープが重要なMMAやサブミッション・レスリングにも生きる。柔道やサンボのように亀にさせてはいけない競技にもしかり、レスリングのように背中をマットにつけさせるにも大事な示唆を含んでいる。
何度も言うけど格闘技はすべて相互に生かせる、という点で「同じ」なんだよ。
午後からは治療。十二指腸があまり良くないとのこと、アドバイスをいただく。腰や膝はほぼ大丈夫、次回は三週後になりました。身体が資本、一生ガンガン闘うために。感謝感謝。夜は「赤い迷路」の続きを見て撃沈。ごきげんよう。
10月16日 金曜日 雨 試合前じゃないなら無理せず時間無制限。
朝はEVERY LITTLE THINGを聴きながら。このグループを聴くと1997年、ロサンゼルスのフリーウェイを試合会場まで送っていただいたUSA修斗の中村頼永先生の車の中を思い出す。
毎回かかっててさ、覚えちゃったのよ異国で(笑)。流派は違うのにtrfだとかglobeも連想しちゃうよね。
昼柔術。ASJJFマスターズオープンやBLUE DESTINYの参加者が居たので5分刻みの自由稽古にてスタート。続いて3分に変わり、更には久しぶりの2WAY方式に移行。
久々だから説明、必要かな。時間無制限で一本か12ポイント先取(3&4ポイントは加算、2ポイントは加算せずやられた時には減点する)でやるか、1ラウンド3分ごとに相手・ルール・スタート位置などの変化をつけて行う、基本的練習方法の代表格を指す。試合2週間を切った人はこれは免除、自由稽古で構いません。2010年代も後半のこのご時世、これをそろそろ取り入れてみて下さい。
それでも今年は昼練でこれを採用することは極めて少なかった。というのは理由がいくつか考えられて、常に試合を目前に控えた人がいたことが多かったし、また地球および関東温暖化やその他諸事情により人数が例年よりコンパクトになったことがあるだろう。またしばらくいろいろやっていきますよ!
10月17日 土曜日 雨 オヤジの一番長い日
今日は朝から地元小学校でのレクリエーション行事・わくわくフェスタのお手伝いをオヤジ会メンバーとして。
焼きそばを数百人分焼くってんで結構マジでビビってたんだけど学校行ってみたらあるお母様に
「腕相撲の手が足りないので中井さんいかがですか?」
との話が。その方がかえって助かる!! 調理は不安しかないもんで…スミマセン。
というわけで実力に応じて4つブースがわかれていて最強のセクションを任されました(苦笑)。お母さん方より、お情けで負けなくて良いとのこと。やった、やった。
100人くらいとやって90勝10敗くらいだったかな。何回も挑まれたり、ルールがわからず逆に(自分が負ける方向に)引っ張ってくる子もいたりして爆笑のなかいくつか根負け。いやはや楽しかった!
オヤジ会メンツはそのまま夕方から打ち上げだったようだがナカイはK-1ジム・チームドラゴン・パラエストラ町田に颯爽と向かいましたぞ。これもわが人生よ。
10月18日 日曜日 晴れ 伝統と再構築
今日は初めて観戦の早慶対抗柔道戦。今年慶應義塾の指導を月イチ5回シリーズでやらせてもらった関係で楽しみにしていた伝統の一戦。第67回というから七帝よりも古い。
それもそのはず慶應義塾柔道部の前身・柔術部(!)はその設立は講道館より古く、創成期の柔道はこの二校から有力者が多数出ているのだ。あの前田光世も早稲田だしね。
試合は20人vs20人、講道館ルールによる抜き戦。下半身を触れることが許される「旧式」ルールが採用される今どきは貴重な機会である。実際掬い投げや肩車などが有効に使われていた。
思ったのが勝ったあと次の相手に引き分けるのがとても難しい、ということ。引き込みが許され、かつ「待て」の少ない七帝はこれに比べればずいぶん引き分けやすいルールであると言える。
言い換えれば抜いて分けることのできる選手をどれだけ作れるかに成否がかかっている。もし私の指導が来年も依頼されたら考えを少なからず改めなければならないだろう。
夜はパンクラス酒井社長、アライブ鈴木代表と会合。ぶっちゃけJMMAFのことで。私がMMA界にできることは果たして何だ、ということを考え直さなければならない。
悩ましいことは多々あるが迷うよりワクワクしてる方が良い。ともかく、いろいろ話せて良かった。少しだけ考えてみるつもり。
帰り途中下車してエンジョイしてこうかと思ったら寝てたようで終点だった。ガッデム!
10月19日 月曜日 晴れ 原点、そして旅立ち
ツイストの再結成ライヴを聴きながらの朝。今はなき日清パワーステーションでのGIG。何度でも言うが俺の心の師匠は世良公則さんだ。Facebookノート「拝啓 世良公則さま」参照されたし。
チャリでの通勤(?)。爽快だ。北新井公園で休憩後稽古に入る。今日も6分にて開始、続いて3分、さらには時間無制限ないしは3分ごと変化の2WAY方式へ。これじゃ、嫌でも強くなってしまいますよ!
少年部。下からの十字固め、皆うまくいったね~。家でお父さんにならかけていい、って言っちゃったよ。
夜は中島太一ら。中島、セルフプロデュース後の第一戦が決まりそう。まさか、あの国!
ハイ、若いヤツには旅をさせます。俺も旅に出るかなー、知らない街にさ。なんて考えちゃうくらい、ヤバい国の名前聞いちゃったね。
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