Omasuki Fightの北米MMA抄訳コラム――今回のテーマは「ミルコ・クロコップ親子で日本登場!?」
11月10日、ミルコ・クルコップ(41)が自らの公式サイトで、UFCソウル大会で予定されていたアンソニー・ハミルトン戦を負傷欠場することを発表、あわせてこのまま引退することを表明した。負傷箇所は肩。「いろんな薬のカクテル」を飲んだがまったくよくならず、年齢的にもこれから復活するのはもう無理だ、などとしている。
これまで合計で9回の手術を受けたというミルコは、この夏、アキレス腱の炎症に苦しみ、ドイツの専門病院に足繁く通っていたものの、ドイツまで行く飛行機に座っているだけで「ヒザがひどく痛んだ」とか、「肩だけでなく腰も悪くて、MRIを撮るたびに、必ずどこかが悪化していた」など、体調不良に苦しんでいたことを明かしている。
ミルコの生涯戦績は、MMAで31勝11敗2NC、キックボクシングで23勝4敗だった。
ミルコが自ら引退を発表した翌日の11月11日、UFCから発表があり、ミルコ・クロコップにアンチドーピングポリシー違反があったため、2年間の出場停止に処したことを明らかにした。UFCがUSADAと提携し、新アンチドーピングポリシーを導入してから、これが出場停止処分の第1号となった。
USADAの薬物検査官がザグレブにいたミルコの元を尋ね、抜き打ち検査を実施したのは、ミルコがHGH(ヒト成長ホルモン)を使った6日後の11月4日のことだった。検査終了後、ミルコは直ちにUFCに連絡を取り、肩のケガの治療目的でHGHを使ったことを告白した。HGHは禁止物質であるため、UFCではこの件をUSADAに連絡、USADAから問いただされたミルコは11月9日にHGHを使った旨を再度告白した。
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