Omasuki Fightの北米MMA抄訳コラム――今回は2015年のUFCタイトル戦線振り返り後編!
前回に引き続き、今回も2015年のUFC各階級のタイトル戦線を振り返り、2016年の動向を展望してみよう。新年早々から覇権争いが始動する。ウエルター級とバンタム級の動向から紹介しておこう。観戦のお供にどうぞ。
【ウエルター級】
7月のUFC189では、2015年のファイトオブザイヤーにあげる人も多い白熱の好勝負、「ロビー・ローラー vs. ローリー・マクドナルド」が行われ、ローラーがタイトルを防衛した。実はそれ以降、ウエルター級の動きは休止状態で、ダミアン・マイアやキム・ドンヒュンが格下相手に快勝した程度の出来事しか起きていない。12月21日更新の公式ランキングで2位のタイロン・ウッドリーと3位のジョニー・ヘンドリックスの、事実上の次期挑戦者決定戦が11月のUFC192で予定されていたが、ヘンドリックスが減量による脱水症状で試合をドタキャン。その際には激怒したダナ・ホワイトが、「もう次期挑戦者はウッドリーに決めた」などと、どこか投げやりにも聞こえる発言をしていたものだ。その発言がまだ生きているのであれば、いよいよ今週末に迫ったUFC 195「ローラー vs. カーロス・コンディット」の勝者に挑むのはウッドリーということになる(実際、他にめぼしい選手がいないのだ)。この階級では現有勢力のつばぜり合いというよりは、むしろ2大巨頭、GSPとニック・ディアスが復帰して、再びさまざまな抗争劇に火が付けてくれるのを待っている状態というべきかもしれない。
この続きと、WJ屋形船、中村祥之、RENAの大晦日、中邑WWE、プロレス点と線、金原弘光インタビュー、中井祐樹日記などが読めるお得な「13万字詰め合わせセット」はコチラ
この記事は過去記事の為、今入会しても読めません。ニコニコポイントでご購入下さい。