Omasuki Fightの北米MMA抄訳コラム――今回のテーマはファイターが心肺停止に陥ったベラトールのビッグマッチあれこれ……




ベラトール、キンボ・スライス出場大会

再びの好視聴率獲得も、舞台裏では紙一重の大惨事発生!

 

ベラトールがおおよそ四半期毎に開催している”テントポール・イベント”(メジャー大会)、ベラトール149が現地時間2月19日、テキサス州ヒューストンで開催された。今回も実に様々な出来事があった。この大会の要点をお届けしよう。


【なぜか大会前に下ネタ祭り】


今大会メインカードで、リントン・ヴァッセルとのタイトル戦線生き残りマッチで敗退してしまったエマニュエル・ニュートン、試合前に昨年9月にフィル・デイビスに敗れた試合を振り返り、「試合の3~4時間前にアホらしいセックス(スチューピッド・セックス)をしてしまったことが敗因の1つ」だと述べた。そのせいで試合中の辛抱強さや”エッジ”がなくなってしまったのだという。


今大会出場選手ではないが、原人キャラで人気のデビッド・リケルズもなぜかこの機に乗じて、前回のマイケル・チャンドラー戦敗戦のショックから立ち直るために、「たくさん泣き、暴力的なまでにマスターベーションを繰り返した」と明かした。


大会前記者会見でキンボ・スライスは、ダダ5000のまったりとしたおしゃべりを、「このアホ野郎」という怒号で突然さえぎり、立ち上がってダダの股間を指さし、次のような挑発をおこなった。


「貴様、ここでいま、パンツを下ろして、貴様のサイズを見せてみろ。俺様のナッツもここで見せてやる。だから貴様のナッツも見せてみろ。どうせベイビーナッツなんだろう。貴様はベイビーナッツだ。俺様のナッツの方がうんとデカい。どうだ、怖いか!」


こんな恐怖のどん底のはずの大荒れ記者会見を部屋の隅で見ていたキンボ・スライスの娘さんは、ひきつけを起こすのではないかと思われるほど大爆笑していたという。

この記事の続きと、中村祥之、中井りん、光GENJI山本淳一、北岡悟、追悼ケビン・ランデルマン、大沢ケンジ×礒野元などが読めるお得な詰め合わせセットはコチラ