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きつねになりたい朝の話を書く。
朝起きて最初に食べるものはバナナであることが多い。
なぜか。
バナナは裏切らないからだ。
バナナはバナナとしてシンプル。
どんなバナナでも想像し得る範囲内のバナナとしてそこにある。カリウムも豊富で消化にもいい。
演目によっても変わってくるが、
本番期間中は、バナナの2時間後くらいに軽食を食べたりする。
この軽食は温かいきつねそばであることが多い。
きつねそばも裏切らない。どんなきつねそばも想像するきつねそばとして眼前に現れる。
なぜ、こんな話を書いているかというと、とある「そば」を食べながら気づいた事があるからだ。
それは、想像したものが想像したものとして現れる価値について、だ。
ある日の本番前、きつねそばを食べようと店に入るといつもは売り切れている名物の限定そばがまだ販売中であった。
クチコミなどでも評価が高かったし、その店の名物というパワーワードや、まわりのサラリーマンの皆様もおいしそうに食べているのでその仲間入りしたいという気持ちから、気づいたらその食券を握りしめていた
そのそばの正体は「よもぎ天そば」である。
「よもぎってその辺に生えてる雑草でしょ?」という、かつて野山を駆け回って、シロツメクサの王冠を被っていたワイルドプリンセス(プリンス)な読者の方も多いとは思うが、この店のよもぎはよもぎ農園で育った由緒正しき新鮮なよもぎだそうだ。
よもぎ天そばが眼前に着丼すると、シロツメクサの王冠よろしく、新鮮なよもぎが束となった天ぷらが、お椀からはみ出んばかりにそばの上に乗っていた。
 

パーソナルスペースというものがある。
他人に近づかれると不快や不安を感じる「自分を取り囲む見えない空間」のことだ。
ざっくりとしか知らなかったが、調べてみると



    • 密接距離(0〜45cm)
      身体が触れ合うほどの距離。恋人や家族など、特に親しい人に許される空間。
    • 個体距離(45cm〜1.2m)
      手を伸ばせば相手に届く距離。友人や同僚など、親しい人とリラックスして会話するのに適切。
    • 社会距離(1.2m〜3.5m)
      相手に手が届かない距離。仕事の商談や初対面の人と会話する際に、お互いに警戒せず安心していられる距離。
    • 公衆距離(3.5m以上)
      講演会や式典など、大勢の人に向けて話すときや、公的な空間で保たれる距離。



という事らしい。
演劇を作る上でも、この距離感を活用することは舞台上で非常に効果的である。
例えば権威のある人を作りたければ、多勢と距離を離し、居る位置を高くすれば、自然と偉く見える。ビジュアル的に公衆距離が見えるからだ。
舞台上のパーソナルスペースは、丁寧に誰にでも分かる形で調整される。



何が言いたいかというと



シアタークリエの楽屋が狭いという事である。
楽屋の鏡前に座ると、隣の人の肩まで27センチくらいしかない。
もうこれは先に述べた近接距離の範囲である。



 
日常のちょっとした試練と向き合った話をここに記す。


前々から気がかりだった事を解消した話しだ。

何を隠そう、髪の話だ。

安心してほしい。
髪の量が減ってきたという話ではない。
でも、そんな話もいつかする様になるのかもしれない。
そんな時までこのコラムをやっているかはわからないが、どんなハゲしい文章を書けるのか自分でも楽しみだ。


それはそれとして、今回は、主にヘアサロンの話という事になる。


まず、知っておいてほしいのは、皆さんご存知の
とあるロングランの作品に出演すると、役柄的に半年以上ヘアサロンに通わない事になる。


作品の初日直前のとあるオフの日に、丸一日かけてブリーチされて、また次の日、丸一日かけて銀色を入れてもらう。


その後は、定期的に公演の合間を利用してヘアメイクさんがリタッチと伸びた部分のカットをしてくれて、千秋楽後もお直しをしてくれる。


という訳で、長期にわたりヘアサロンから足が遠のく。


ここで問題になるのが、その作品が終わった後、どうやって元のヘアサロンに復帰するか、である。


まず、前提として、その通っているヘアサロンには、僕がなんの仕事をしているか明かしていない。
 
続 エイヒレ畑で捕まえて

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大樹

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