海の向こうのアメリカで明らかになったころ。雇用統計がなくても株価は動けたという事実。
確かに売買高は3市場で50億株と商いは薄い。それでも、あれだけ踊り騒ぎ回る雇用統計など歯牙にもかけずに淡々と株価は動いた。
毎月のバカ騒ぎがいかに蟷螂みたいなものかということが露呈した格好。考えてみれば昔は雇用統計などで大騒ぎはしなかった。
FXが登場してから、指標のない連中が持ち出したバカ騒ぎの以下に多いことか。無駄があるのも市場の特徴ではあるのだろうが・・・。
当然のことながら、必ずしも「効率的市場仮説」は有効とはなっていない印象が残る。
ほとんど無視された先週のISM製造業PMIだって似たようなもの。
必要な時に必要なものが下りてくるのは飛行機の酸素マスクくらいでいいのかも知れない。
日経平均株価は75日線(14028円)を下抜けそうになって下げ止まり。
25日線(14270円)の回復が待たれるところ。
「勝手雲」の下限14002円も多少は意識された格好。
フツーの雲はあるから黒くねじれているが、勝手雲は白いまま。
どちらのトレンドが出るのか興味深い。
仏・凱旋門賞でキズナが勝ってくれていたら、25日線などアッと言う間に抜き去っただろうか。
「ROE10%以上、時価総額100兆円以上という基準で銘柄検索をかけてみたら、451銘柄が選び出されました」と市場関係者。
公的年金の運用がROE重視になるならばそれもアリだろう。
時価総額順にランキングすると、ソフトバンク、JT19.9%、三井住友FGの順。JT(2914)や三井住友(8316)は素敵な響き。
TYO(4358)は東証2部へ。ナノキャリア(4571)はプレスリリース。
「NC-6004 ナノプラチンアジアPhase I/II 試験の試験結果を日本癌学会学術総会で発表」。
東大の片岡教授がノーベル賞を受賞したらすごいのだが・・・。アンジェス(4563)もプレス。
「コラテジェン?(HGF 遺伝子治療薬)の第1/2 相臨床試験を開始~ リンパ浮腫を対象とした世界初の遺伝子治療を日本で開始 ~」。アチコチ好材料。
動兆なのはバイオのリプロセル(4978)。