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【11月第4週】為替が101円台
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【11月第4週】為替が101円台

2013-11-25 11:58
    為替相場と株式市場の微妙な絡み。黒田日銀総裁の「政策余地」発言で101円台。「円安株高」論がまた台頭してきた。興味深かったのは大和のコメント。「過去1年のドル円相場では日米実質金利差の1%拡大で3円弱の円安効果がある。米国株PERの1倍上昇で8円ほどの円安効果があった」との指摘。ということは米国企業の業績向上は円安効果につながることになる。一方で、外国人投資家は11月第2週に日本株を1兆1720億円の買い越し。4月第2週の1兆5865億円以来の水準。一方で個人投資家は1兆1526億円の売り越し。これは1982年7月以降最大の売り越し幅。相変わらずの構図だが、ココの立会外分売の急増傾向も加わる。株主数の増加が狙いという建前の一方で証券優遇税制打ち切りの影響は大きい。どうして証券優遇税制がいけないのかはいまだに疑問。

    いよいよ裁定買い残も増加傾向。
    11月15日時点で前週比4156億円増加して3兆8661億円で5月20日以来の水準。2月の6兆円事件に比べれば決して「高水準」ではなかろう。NT倍率は12.31倍。ITバブル時の2000年以来の水準となった。ということは、常識的には225ウリのTOPIXカイのツーショットが奏功する筈だが・・・

    騰落レシオは109%とソコソコ。25日移動平均からはプラス5.3%でやや限界水準。しかし200日線からのプラス13%は5月の47%までマダマダ。裁定買い残6兆円で日経平均18000円というのが相場なのだが・・・。11月月足陽線基準は14201円。これは完全にクリア。11月SQ値14013円は遥か下。12月メジャーSQ値9720円→3月12072円→6月12668円→9月14323円。2300円高→700円高→1700円高というのが結果。となると12月SQ値16000円台を狙いに行っていても不思議ではなかろう。まずは5月22日の今年終値ベース高値15627円。そして23日のザラバ高値15942円という手順だろうか。

    金曜の日経朝刊を見ていたら・・・。商品面に「上昇」の見出しが多い。まずは首都圏の中古マンションは10ヵ月ぶりの高水準。それでも「割安感」だという。そしてアジア市場の鉄スクラップは13%上昇。タマゴの値段は3週間で2割高。タマゴの価格が上がると株高というアノマリーもある。

    個別では、中古マンションのインテリックス(8940)。26日が分割の権利付き最終。そして国際物流大手の日新(9066)。同社は国際物流大手で自動車・自動車部品・電機等が中核。ボージョレなども扱っている。PBR0.69倍は単に知られていないだけの割安感となっている。C&R(4763)やエイジア(2352)、インフォテリア(3853)の株価も動兆。
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