ちょっと妙なお話になってしまい恐縮ですが、長旅に出る時には「お猫様の餌は、必ず某メーカーの物をあげてください」とか、「家にある本は全て姪っ子に譲ります」など、必ず遺書(?)っぽい手紙を家族に渡す習慣が筆者にはあります。
周りの人に聞いてみると、まだまだ若い皆さんでも遺書を書くまではいかないまでも、意外と「自分にもしもの事があったら…」と考える事はあるそうです。
そんなもしもの事がないのが一番ですが、何が起こるか分からないのがこの世の中。
もしも地上の命を終える時が来たら、その時はどこを安眠の地として選びたいのかは、きっとそれぞれ違う事でしょう。
オーガニックな埋葬法
イタリア人デザイナーの Anna Citelli さんと Raoul Bretzel さんは、『The Capsula Mundi』と名付けたプロジェクトを立ち上げました。この興味深いプロジェクトは、簡単に言うと「墓石の代わりに木を植えよう!」というものです。
私たちの体が木の栄養分になる、とってもエコな埋葬アイデア!
生命が尽きた私たちの体を専用のカプセルに入れ、それを地中に埋めます。その後、苗木をちょうどその上に植えて後はその木が成長するのを見守るだけ。地球に優しく、また遺族も『木』になった愛する人の世話をする事ができます。
これ↓が現状。
これ↓が未来の霊園の姿カモ。
賛否両論あると思いますが、このアイデアいかがでしょうか?
いずれ地球全体が森だらけ、と言うかジャングルになりそうですネ。
個人的には素晴らしいアイデアだと思うんですが、残念ながら現在イタリアではこのような埋葬法は禁止されているそうです。
日本でも今現在は法律で規制されていますが、将来このプロジェクトのようなお墓が許された暁には、「もしもの時は木のお墓で…」って書いて長旅に出ることにします。
参照元:Bored Panda