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「【捨てられないTシャツ・シリーズ】 水木しげる妖怪のバックベアード、パクリの系譜」
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「妖怪大戦争」の回だったかな。
なんのことか本当にわからなくってさぁ。
「妖怪大戦争」って回なんだけど、西洋妖怪 対 東洋妖怪で、チーム戦みたいに戦う話です。
すごいよね、水木しげる。
子供の頃から「『伊賀の影丸』って、なんか変だな」って思ってたんだけど(笑)
「なぜ忍者がそんな正々堂々と、名前を書いた巻物をお互いに交換して戦うんだ?」と思ったんだよ。
やっぱりあれも横山光輝先生が開発したんだよね。
夕方にビル街に出現する妖怪で、その巨大な1つ目で睨まれると、強烈な眩暈を起こし、ビルの屋上などにいるとそのまま眩暈で落ちてしまう、という。
自殺をさせるとか、催眠術があるとか、いろんな説があります。
ただニューヨークとかシカゴとかそういう摩天楼のある都市にこういう妖怪がいるのは、ビジョンとして面白いなって思うんだよね。
写真家の内藤正敏さんが『アサヒカメラ』11964年4月号に「新宿幻景キメラ」という写真を発表しました。
これ、コラージュなんですよ。
新宿の上の方に、目ん玉のついた、妖怪っぽいものがいます。
この枝の伸び方が、めっちゃくちゃそっくりだよね。
内藤正敏さんはバックベアードを見て、後に「水木しげるが無断で借用したのでは?」と文句を言ったりしています。
無断で借用しただけでなく、ガムとかのおまけカードにも使っていて、「水木しげるが儲けてやがる。それはないだろう」と、文句を言ったと。
盗作だと訴えたわけではないです。
文句を言ったわけです。
その後、自分の写真が新宿のミニコミ誌の表紙になった時も、「こんなことがあるのに、水木しげるは何も言ってこない」みたいなことも書いてたりしてました。
オディロン・ルドンっていうアーティスト、知ってるかな?
フランスの19世紀から20世紀初めのフランスの幻想作家です。彼の代表作は、キュクロプスっていうこういう幻想絵画。
で、こっからが僕の知らなかった話。
「ふたば☆ちゃんねる」で、こういうコラージュでよく使われたらしいです。
「このロリコンどもめ!」って、ロリコンを叱り飛ばす親父キャラですか。
親父かはわかんないけど、そういうキャラとして有名になったという話。
ぜんぜん知らなかったけど、こんなことにいつの間にかなってたんですね。
いやサイズがっていうよりは、バックベアードが、要するにロリコンのサインになっちゃったわけだからさ。
俺がこれを着て行ったら、ロリコンを怒るオヤジっていうポジションになっちゃうわけだよね(笑)。
こんなに好きなのに!
次号につづく。
「え?!それってどういうこと?」「そこのところ、もっと詳しく知りたい!」という人は、どんどん、質問してみて下さい。
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コメント
コメントを書く5名とか10名とかずつ出して戦うリーグ戦と名前の巻物を最初にやったのは山田風太郎じゃないかな…
伊賀の影丸も風魔の小次郎もこれを模してるのかと。