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岡田斗司夫の毎日ブロマガ 2017/10/19
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おはよう! 岡田斗司夫です。
今回はDMMオンラインサロンの東京オフ会より、参加者の方から出された質問を紹介します。
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「『機動戦士ガンダム』 の主題歌に込められた意味とは何ですか?」
質問者:
『機動戦士ガンダム』の主題歌について。
主題歌の歌詞と本編の内容があってないように思うのですが、主題歌の意図は何なんでしょうか?
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機動戦士ガンダムの主題歌はレコードで発売されているので、A面B面という言い方をします。
主題歌がA面。
エンディングに流れる曲がB面
主題歌に勇ましいマーチ調の曲を持ってきて、B面にバラード調を持ってくる。
これは当たり前なんですね。
富野さんの作詞というのは、A面B面を“組”で考える。
『イデオン』の時もA面で勇ましい曲をやって、B面で自分の本音っぽいのをやる。
『ガンダム』の時のB面は「アムロ振り向かないで」という、アムロに焦点をあてた曲なんです。
A面の「巨大な敵を 討てよ 討てよ 討てよ♪」という歌詞は、「悪を討て」でも「ジオンを討て」でもないんです。
“”巨大な敵”とは、“状況”全部が自分を殺そうとしているということです。
「君は生きのびることができるのか」というのがアニメ全体のテーマ。
時代とか社会とかが自分たちを殺そうとしている時に、生き残ることができるのか、と。
つまり、内容と違ったオープニングを作っているつもりはないと思います。
『無敵超人ザンボット3』の時は、サンライズ企画室と言う人たちが作詞をやっていたんです。
だけど、『無敵鋼人ダイターン3』とか『ガンダム』の頃から、富野さんは積極的に作詞をやり始めた。
そして自分の名前、ペンネームを出すようになってきた。
エンディングで本音を言って、オープニングでスポンサーの機嫌をとるようでありつつ、ちょっと本音を言う、という時代ですね。
『戦闘メカザブングル』とか『聖戦士ダンバイン』くらいから、主題歌でも本音を言うという時代が始まって中期富野由悠季の時代が始まるというわけです。
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