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「『BANANA FISH』の『ANOTHER STORY』に書いた岡田斗司夫の解説は幻になるかも?!」
前回からの続き
「『BANANA FISH』をBLと呼ぶな!」とか。
制作者側に対して、「BLっぽく作るな!」とか。
『BANANA FISH』、ストーリーは、わりと男性向きハードボイルド。
映画『バリー・シール』と同じ1980年代が舞台で、麻薬戦争の話になってる。
でも男性視聴者から、「なんだ、腐女子向けか」「BLか」と言われるかもしれない。
言われるに決まってる。
言われた!ムキーっ!!
という感じで、一部のお姉さんたちが騒いでる。
舞台は、ベトナム戦争の後遺症と、麻薬戦争に悩むアメリカ。
その中でも、アメリカの軍部とかCIAとかがすでに無力になっていて、無能に成り果てていた頃。
麻薬戦争で起こすカルテルとかマフィアが、そういう政府の官僚に任せておいてもしょうがないからと言って、その上を行こうとする。
スゴイよね、吉田秋生。
それを、その時代に描いてる訳だから、滅茶苦茶スゴイです。
面識もなんも全然なかったから、ビックリした。
ほんとにもう、ありがたく書かせて頂いた文章です。
解説というより、まるまるコラム一本、自分でもおもしろいと思えるエッセイを書いたんだよ。
そしたら結構受けて、編集の人から「吉田先生も喜んでいた」っていうふうに言われて、すごい嬉しかった。
『BANANA FISH』の本編はKindleになってるんだけども、文庫版だけの『ANOTHER STORY』の方はなってない。
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