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岡田斗司夫の毎日ブロマガ 2018/05/26
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今日は【岡田斗司夫アーカイブ】から選りすぐり 2015/10/11放送の『ニコ生ゼミ』
のハイライトをお届けします。


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 仕事ができる人とはどんな技能を持った人?


 「仕事ができる人とは具体的にどんな技能を持った人でしょうか。自分で工夫して、自発性がありみたいなことはよく言われます。そういう人って、だいたい自分勝手な人じゃありませんか」

 って書いてありますけど。

 仕事ができる人は、自分勝手になりがちだと思いますよ。


 そうじゃなくて、周りに合わせて、人当たりもよくて、仕事もできる人もいるんです。

 だけど、その場合は “仕事ができる人” って思われてないんですよね。


 仕事が出来る人っていうのは、「そいつのおかげで明らかに仕事ができてるっていう事を周りが分かってる人」、いわゆるワンマンタイプの人と、「そいつがいるおかげで全員の生産性が上がってる、だからチームとしては仕事が出来てる、でも そのチーム内ではその人のおかげだと誰も気がつかないタイプの人」がいると思うんですよ。

 僕は、仕事のできる人の中には、案外 後者のタイプが日本に多いと思うんですよ。


 つまり、みんなの間の調整役になって、その人 個人としては仕事が出来ているように見えない。
 
 でも実は その人がいるおかげで上手く回ってるという人がいる。


 アメリカみたいな組織構造だったら、すごい出来るやつを上にもってくるから、仕事ができるやつは自分勝手になっている。

 だけど、日本はあまり そうじゃない組織が多かったんですね。


 だから自動車の設計とか、そういうのでも例外的な、桜井さんみたいな例外的な人はいるんですけど、“チームとしての力” とみんな言うのはそこらへんなんですよ。

 今は、盛る文化。
 前々回の原田曜平さんとの対談でも話したんですけど、日本というのは今、盛る文化。

 自分のことを盛ったり、自分が体験してきたことを盛ったりとか、過剰に面白く言ったり、明るく言ったり、楽しくしたりする文化っていうのがあると思うんですね。

 なので、そういう自分勝手な人が出てきやすくなってると思います。
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