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残す勇気、ありますか?
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おはよう! 岡田斗司夫です。
今日はレコダイ最大の難所「残す」について。
僕のダイエット法は「ガマンせずに食べる」です。
ケーキでもアイスでもチョコでもハンバーガーでも、本当に食べたかったらぜひ食べるべし。
ガマンするよりも「美味しい!」と叫びながら食べた方が絶対に幸せです。
でも、そのかわりに「本当に美味しい分」しか食べちゃダメ。
そして本当に美味しいのは、実は最初の2~3口です。
ということは・・・
残りは「お残し」することになります。
これ、以前にダイエット本で書いたとき、非難ゴウゴウでした。
「こんなこと言う奴は許せない!」という【正義漢】がネットにあふれ出しました。
それほど「残す」というのはタブーなんです。
たぶん、そういう人たちはダイエットに関してこんなマッチョな意見を持ってるはずです。
「残すぐらいなら食べるな!ガマンしろ!」
「食べて、そのぶん動けばいいだけ!運動しろ!」
「どんなに痩せようと、食べ物を捨てるような奴はサイテー!」
でもね、こういう意見は「ダイエットで苦しんでる人」にはまるで役に立たないんです。
「食べるな・ガマンしろ」というのは、彼らを抑圧するだけ。
「運動しろ」と言っても、それができないから肥満に苦しんでいます。肥満は遺伝病だ、という理解や共感がまるでない。
食べ物の分量は「売り手や提供側の都合」です。カフェで出されたケーキ一人前が、万人にとっての「食べたい分量」であるはずがない。
ようするに「ダイエットしたい人が、残すことに罪悪感を抱いている」ということを利用して、上から目線で勝手な断罪しちゃってくれてるわけです。
もちろん、こういう人たちはあなたがダイエットに失敗しても,絶対に慰めてくれません。
「けっきょく運動すればいいだけだよ。ガハハ」とか笑うだけです。
ここまで書いても、たぶん何も変わりません。
読者が15,000人もいるこのメルマガで「残しましょう」と書いたら、今日の夜には「岡田斗司夫、許すまじ!」という意見やツイートがあふれるんだろうなぁ。
それでも、僕は書かずにはいられません。
食べたいものを食べなさい。
ただし、本当に食べたい分量だけ食べて、残りは「お残し」しなさい。
じゃあ、また明日。バイバイ!
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コメント
コメントを書くきっと非難をする人たちはこの記事を見て「そういうことではない」と思うんだろう。
正にその通りで、岡田斗司夫はズレにズレている。これでもかってくらいズレている。
ただし、ダイエットを成功させるという一点において彼は微塵もズレていない。
ここが岡田斗司夫のすごいところで、見習うべきところであり非難したいところでもある。
恐らく本人はズレを認識しているんだろうと思うとさらに腹が立つが、
それでもターゲットに向ける言葉をぶれさせない為にさっくりと切って捨てる潔さはすごい。
ぼくはありますよ。
もっとも、食べ過ぎて太ってしまうひとは、食べることに快楽を感じているとか、食べることでストレス発散してるとか、栄養を摂ること以外に目的を持っているのだと思います。ぼくはそれが悪いことだとは思いません。
たとえば、ぼくはほとんど外食をしないのですが、月に1〜3回、マクドナルドへ行きます。これは、ストレス発散を狙ったものです。ビックマックを食べると、何かをやり遂げた気分になります。胃はもたれてしまうけど、むしゃくしゃした気分が晴れてスッキリします。
食べることでなんとか自我を保ちながら肥満に悩んでいるひとが目の前に現れたら、ぼくは言葉を失うと思います。そして、「辛いですね」と声をかけます。
>>3
本当におもしろい人物ですよね。おもしろいを体現してしまっているというか。
きっと、「岡田斗司夫がおもしろい」のではなく、「おもしろい=岡田斗司夫」なのです。
岡田斗司夫は形容詞で良いと思います。
この記事で書いてることは、健康のための立場から言えば100%正しいんですよ。
道徳観や古い社会通念で残さず食べろ、とか言われるんですけど、胃袋さんに言わせてみればえらい迷惑な話ですよ。
体が求めていないのに食べるのは、自分の胃袋をゴミ箱にしてるようなものですからね。
同じ理由で、食べたいものや美味しいと思うものを食べないのは、胃袋さんにとっては負担になるばかりですからね。
頭で考えて食べると、結局食べ物に食べられてしまうんですよ。
食べ物は食べないとね。
>>7
胃袋が求めているものを食べていれば健康になるってのは、ちょっと厳しくないですか。食べたいものや美味しいものを食べて生きてきたために太ってしまったひともいるわけですから。
太って困ってるひとに、「頭で考えず胃袋に従って食え」と言っても太ったままで問題解決になりません。
>>8
ちょっと厳しい書き方だったかもしれませんね。
ただ、この考え方が当てはまる人がいるのも事実です。
そうでない人は自分のやり方を模索したら良いんじゃないでしょうか。
こんな考え方もあると考えてもらえればありがたいです。
「健康の立場から言えば100%正しい」は訂正します。
「私の考える健康観から言えば100%正しい」です。
すみません、「私の考える健康観から言えば100%同意」に訂正します。
>>6
実は僕も岡田斗司夫さんは大好きですが、流石にそこまで言えませんww
個人的には彼ほど憎めない捻た理論家はいないと思っています。
>>11
うーん、そうですか。
もう随分むかしですが、精神科医の斎藤環がオタクの部屋をテーマにした作品を発表したことがあります。当時の斎藤環は、ビデオニュースというインターネット放送局の番組で、「岡田斗司夫がおもしろいと言ってくれたから良かった」といいました。ぼくはこのときに、岡田斗司夫は形容詞なのだと確信しましたね。
岡田斗司夫ほど憎めない捻た理論家はいない、というのは正しいと思います。もっというと、彼はもしかしたら未来から来たロボットなのかもしれません。そのうち、「ミンナゴメン.オレ,ニンゲンノココロナイ.ロボットダカラ」とカミングアウトするかもしれませんよ。
残すのはそのときはもったいないけど、次からの反省の意味では「残す気持ち悪さ」を感じるのもありなのかもと思うな。
また、粗食小食を奨めた江戸時代の観相家、水野南北は「招待されたらたくさん食べ物が出てくる、そういう時は食べざるを得ないですよね?」
という問いかけに「残しなさい。それが誠の徳だ。」と答えている。