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おはよう! 岡田斗司夫です。
メルマガ読者の方から、多数質問をいただいています。
かたっぱしから答えてみましょう。
「母が余命3ヶ月でも何も感じない」
まっつんさん/30歳/会社員/ブロマガ会員
普通であれば、悲しむべき出来事なのでしょうが、母の告白を聞いても特に何も感じませんでしたし、母に対して特別に何かしようとも思いません。
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こういうときは僕自身の話をするしかないね。
僕も、父親と母親、両方を癌で亡くしたんですね。
でも、死んだって知らせが届いた時は、正直、それほどショックじゃなかったんです。
大人になると親の死っていうのも、”死んでしまったことへのショック”じゃあないんですよね。
じゃあ、"親が本当にいなくなった"ことについて、どのタイミングでショック受けるのか?
僕も意外な時に来たんですよ。
たしか、テレビ収録の楽屋で待ってる時に、フッと「ああ、そうだ。お父さん死んだんだ」って頭によぎって、そこで30秒くらい「あぁ……」となったことがある。
その時、「親の死が何年かしてから来る」というのはコレかってわかったんですけど。
なんか、いわゆる“絵になるようなショック”は来なかったんですよね。
死んだときに、涙が止まらないってこともなかったですし、父親が死んで、2,3日して遺品を見て、急に涙がボロボロっていうのもなくって。
本当になんでもない日常の仕事の合間のところで、「あぁ……」という喪失感みたいなのが来たことはあったんですけど。
(次号へ続く)
もちろん、親の死にショックを受ける人もいるけれど、世の中にはそうでない人もいます。
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