トム・ハンクスは、今度の伝記映画で、子供向けTV番組『Mister Rogers' Neighborhood』の人気司会者だった"ミスター・ロジャース"を演じることが明らかとなった。


エンタメニュースサイト『Variety』のスクープ記事によると、トム・ハンクスは『You Are My Friend』(原題)でフレッド・ロジャース役として出演することにサインしたという。同映画は、フレッド・ロジャースとジャーナリストのトム・ジュノーとの友情を描く。1998年にジュノーがロジャースの人物紹介を『エスクァイア』誌に寄稿したのだが、これが同映画の構想のきっかけとなった。

この知らせに対して、ジュノー本人は、以下の様にツイートしている。

It is finally happening, and in the best of ways: a movie, very loosely based on the article I wrote for @Esquire 20 years ago, with Tom Hanks as Fred Rogers, two innovative screenwriters from "Transparency" scripting, and Marielle Heller directing. Well-timed, for this moment. https://t.co/JWsOCmL6XB - Tom Junod (@TomJunod) 2018年1月29日

「ついに実現する。しかも最高の方法で。私が20年前に『エスクァイア』誌に寄稿した記事が大まかなベースとなった映画だ。フレッド・ロジャースをトム・ハンクスが演じ、脚本は、「トランスペアレント」を手掛けた革新的なシナリオライター2人、そして監督はマリエル・ヘラーが務める。時宜を得た」

『Variety』によれば、この映画は、「...皮肉屋のジャーナリストが、人気の番組ホストに関する人物紹介を書くという仕事を渋々受け入れ、人生に対する見方を変えていく」姿を描くという。

人間国宝でもあり、フレッド・ロジャースとして完璧なキャスティングのトム・ハンクスに加え、素晴らしい製作チームも『You Are My Friend』を支える。監督のマリエル・ヘラーは、監督デビュー作品である2015年の映画『ミニー・ゲッツの秘密』で絶賛されている。そんなヘラー監督は、『You Are My Friend』で再びメガホンを取ることに「心が躍っている」ようだ。

ヘラー監督は、「この脚本にすごく感動した。優しさというメッセージと人間の心の探求が描かれている。母親としてフレッド・ロジャースの教えに感銘を受け、人間として彼のライフワークに圧倒された。彼のストーリーを皆さんにお伝えすることや、思慮深くて、賢い人たちとこの映画を一緒に作っていくことが待ちきれない。この映画は私にとって本当に、私たちの亀裂した文化の解毒剤のように感じている」と声明で述べている。『You Are My Friend』(原題)の公開予定日はまだ発表されていないが、私たちも待ちきれない。

■参照リンク
http://www.moviefone.com/

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RSS情報:https://news.aol.jp/2018/02/02/tom-hanks-mister-rogers-biopic-you-are-my-friend/