※リーテックとはReal Estate Technologyの略で、直訳すると「不動産テクノロジー」です。 不動産事業にIT技術を活用することを意味しています。

今週も引き続きOYOについての記事を書かせていただきます。なおこちら情報は過去のものからご紹介させていただいております。

OYOいよいよヨーロッパにも触手を伸ばす】

OYOがついにヨーロッパに進出するようです。ドイツ発のデジタルメディア企業Axel Springerの運営する@Leisure Groupの買収を発表しました。Axel Springerの発表によりますと、OYOはおよそ18000万ユーロにて同社株式51%を取得、段階を踏んで全株式の取得手続きを完了させる予定だということです。@Leisure Groupとはヨーロッパを中心に、空き家のマネージメントサービス「Belvilla」、「DanCenter」、「Danland」並びにオンラインマーケットプレイス「Traum-Ferienwohnungen」を運営する会社で、同社HPによれば、今現在で世界74か国に46000人以上の家主をサポートする体制を整えているといいます。プレスリリースよりますと、同社の昨年売り上げが2400万ユーロに到達しており、また世界118の国から280万人の利用者を記録したとしています。以下筆者コメント、インドから始まったOYOですが中国、日本、そしていよいよヨーロッパに進出するとのことです。アジアを中心にビジネスをおこなってきたためヨーロッパでどこまでスケールできるかは疑問ですが、こういった地場に強い会社を買収しスケールしていくやり方はかなり良いのではないかと思います。それにしてもスピード感がすさまじいですね。これもバックにソフトバンクビジョンファンドがついていて資金を供給してくれているおかげですね。

OYOのライバル?Treeboが香港のファンドより大型資金調達】

インドのオンラインビジネスホテルチェーン Treebo がシリーズ C ラウンドで3,400万ドルの資金調達を行ったとのことです。香港に拠点を置くヘッジファンドの Ward Ferry Management Karst Peak Capital が新規投資家として参加し、同ラウンドをリードしたそうです。既存投資家としては、SAIF Partners Matrix Partners IndiaBertelsmann India Investments などが参加し、これら既存投資家は過去2回のラウンドで総額2,300万ドルをすでに投資しています。Treebo Oyo Rooms のライバル会社といわれており、OYOはこれまでに日本の巨大企業ソフトバンクから約2億ドルを調達しています。※過去記事 以下筆者コメント、TreeboOYO社と違い完全に自社でホテルの運営をすべて引き受けてフランチャイズのような仕組みで運営代行をするビジネスモデルだそうで、OYO社に比べるとスピード感は遅くなるが質は高く保てるのではないかと思います。あるビジネスが大当たりすると必ず類似の企業ができてきますが、最後はお客目線を貫いた会社が勝つのではないかと思います。



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OYOが入居者を増やすために新たに二つの試みを始める】

OYO LIFEは昨年12月より、入居者向けに短期集中型プログラム「OYO LIFE CAMP」を開講すると発表しました。また117()より、起業家養成プログラム「OYO大学 Global Incubator Camp」第1期生の募集を開始したとのこと。12月に開講する「OYO LIFE CAMP」はOYO LIFEに住みながら参加できる短期集中型プログラムで、講座は短期間での英語力アップを目指す「英語講座」、最先端のプログラミングスキルを身につける「プログラミング講座」、フリーランスとして働くことを目指す「フリーランス養成講座」、Youtuberなどインフルエンサーとして活躍の場を広げる「インフルエンサー講座」が開講予定です。また、起業家養成プログラム「OYO大学 Global Incubator Camp」は3ヶ月間で全12回の講義を開き、講義では「OYO LIFE」マネジメント層を中心として著名な投資家も講師として参加、プログラム期間中は「OYO LIFE」のマネジメント層がメンターとなり、受講者のフォローアップを行います。以下筆者コメント、賃貸の中でそこに住むこと、以上も以下もなかったものが今回新たに、プラスアルファの付加価値をつけることによって入居者に住みたいと思わせることができるというのは素晴らしい取り組みだと思います。一期生の成功が鍵となると思いますので是非成功してほしいですね。

                  ※ニュースピックス記事より引用

【今週の筆者まとめ】

今週も引き続きOYOについて書かせていただきました。今週はOYOLIFEの取り組みが特に面白いと感じました。スピードを重視している中で正直立地に関して中々集客が難しい物件も仕入れいると思いますがそれをこういった取り組みでカバーしていけたら入居率も上がっていくのではないかと思います。