売れに売れた2020年でした。コロナの影響で開催も心配されておりましたが、いざ蓋をあけてみれば過去最高の売上を記録致しました。
2017年に感じた「脚が四本あれば売れる」その感覚を更に上回る、「ウマという名がつけば売れる」そんな感覚です。
もう本当に、なんでもかんでも売れちゃいますし、価格もバブルでした。
とはいえ上場馬の質が上がったのも事実。さすがにオータムセールまで残っていた馬は何枚か格が落ちた馬もたくさんおりましたが、間違いなく質は良くなっています。繁殖セールも活況で、大手グループのパリッとした血統が日高へ流れ、当歳&1歳市場も活況に。更に生産者が徐々に庭先からセリ売買へ移行し売れる馬づくりへ高い意識を持つようになりました。
そういった背景が素晴らしい結果に結びついたと間違えなく言えます。
ただ、
ここでいう、質というのは、所謂「売れる馬」で「稼ぐ馬」とは≒なのです。